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PERU day by day改めKansai day by day

17年住んだペルーから帰国してスペイン語の全国通訳案内士デビューしました。インスタグラムシェアしながら、日常生活や日本の面白いところを紹介していきます。
趣味はランニングとペルーの国民舞踊、マリネラ・ノルテーニャ。

ペルーでは犯罪の増加に伴い、
警察官の教育、警察署の設備・備品の充実が叫ばれている。


El Comercio紙2月28日の記事の抜粋
国民の安全を守り、犯罪調査を行う腕必な設備備品を備えていない警察署が多い。


ペルーには警察署が1444軒ある。
以下は絶対的に設備・備品をを備えていない警察署の軒数を示ている
(2013年度情報統計局調査)。
(項目のものを備えていない警察署の軒数)
電気 18軒
水道 170軒
下水道 129軒
機能しているコンピューター61軒
犯罪マップ 451軒
機能している電話 829軒
データベースへのアクセス
司法当局のデータベース 1267軒
ペルー国家警察の告発データベース 1175軒
不動産登記簿のデータベースへ 483軒
無線システム 970軒


電話が通じていないって・・


数字には出ていないが、
パトカーはあってもガソリンがないっていうのも実際はあるのです。

もちろん設備・備品だけの問題だけでなく、
-軽犯罪・未成年犯罪者に甘い法律
-司法当局の腐敗
-教育が不十分な警官
など
いろいろな問題がペルーの犯罪の温床になっているのです。


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El Comercio紙2月21日の記事より

県別、人口10万人あたりの殺人事件件数
トゥンベス 25.9件
マードレ・デ・ディオス 17.6件
ラ・リベルタド 15.6件
カジャオ 13.4件
リマ・メトロポリタナ 12.6件
サン・マルティン 10.3件
アンカシュ 10件
アマソナス 7.6件
ピウラ 7.1件
カハマルカ 6.3件

マードレ・デ・ディオス県を除き、リマから北部にある県ばかり。
トゥンベスはカジャオ憲法特別区を除くと県としてはもっとも面積が小さい)_4669.20平方キロメートル。
カジャオは146.98平方キロメートル
10キロメートル四方強ににほぼ10件の殺人事件があるっていうこと??

リマメトロポリタン地区は2672平方キロメートル。安全な地区と危険な地区の差が大きいのでなんとも言えない。

カジャオでは今年に入って2月20日までの51日間にすでに21名が殺されている。
警察の諜報関係者によると、カジャオには犯罪グループが多く存在し、、建設をめぐるショバ代、麻薬密輸出などをめぐって争いを繰り返している。



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チリの毎夏恒例のビニャ・デル・マル音楽祭のフォルクローレ部門で
ペルーのサルサ・クリオジャ音楽フュージョングループの
コサ・ヌエストラ(Cosa Nuestra)の
アレックス・ラミレスが最優秀歌手賞を受賞しました。
(アレックス・ラミレスって元野球選手とは関係ないですよー!)



サルサとクリオジャ音楽のフュージョンです。



ペルーは最近ではダマリスが同音楽祭の同部門で受賞しています。
彼女の場合はペルーの民族音楽あらゆるジャンルのフュージョンでしたが・・


このときはぶったまげました。
目からウロコが落ちるというか・・。
アンデス、アフリカ系、ポップ系すべての音楽を融合したようなパフォーマンスに感動しました。

でもねぇ・・受賞後がだめなんですよ。
ダマリスもコサ・ヌエストラもこの音楽祭のためにステージパフォーマンスに精力を使い果たして・・。ペルー国内のライブでなかなか同じレベルのステージができない・・。
ダマリスは尻すぼみ・・。

朝のフォルクローレ番組で司会を行っている程度・・。

コサ・ヌエストラは今回のステージで
アフリカ系のフェステホのバックダンサーがなければ、
サルサという感じしかしません。

目をつぶって歌だけ聴いていると、まさにサルサ。
うーん、彼もこの音楽祭だけにとどまるかな・・。

それにしてもこの音楽祭、フォルクローレ部門はペルー強いな・・。


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サルサ・クリオーヤ - ラ・ルンバ・フィナル
カーニバルとは復活祭の49日前の日曜日をさす。
ただ、この復活祭は「春分の後最初の満月の直前の日曜日」
となるため、復活祭は移動祝祭日となり
よって、カーニバルも毎年日付が変わる。

日本語に訳すと謝肉祭・・。
たぶん日本でもカトリックのお祭を謝肉祭という人は
ほとんどいないのではないか・・

私はサンサーンスの「動物の・・」しか思い起こさない。

ペルーの山岳地帯では、スペイン人征服後に
カトリックの教義、聖人・聖母・キリスト・祭が
先住民の文化と適応するように独自に解釈されていった。

聖母マリア=慈母神パチャママ
コルプス・クリスティ祭=インティライミ祭

そしてカーニバルは収穫と豊穣と水の祭りとなった。
ちょうど収穫の時期でもあるので・・。
先住民の言葉ケチュア語でプクヤイとも呼ばれる。

水の祭のせいか、水の掛け合いがあちらこちらで行われたりする。
困ったものだ・・。

カーニバルには前夜祭(vispera)がないせいか、
直前の木曜日をコマードレ祭と呼ばれる女性の祭
その一週間前の木曜をコパードレ祭と呼ばれる男性の祭にして
お祝いをする。
さらに、



このような人形がつるし上げられる。
女性の人形はコマードレ祭に男性の人形はコパードレ祭につるしあ挙げられる。

近所の教会のコパードレ祭では
水掛とともに使われる、泡スプレーも売られていた。



そしてカーニバルは・・恋愛をテーマにした踊りが踊られる。
このあたり、豊穣と関係アリ・・。

さらに水掛・・
クスコでは市役所が率先して、踊りのパレードを行っており、
アルマス広場ではクスコ市長はじめ、役人たちの目の前で水掛が行われる。

私は水を賭けられるのがいやで、祭の写真はない・・。

さらに一週間後にカチャルパリ(お別れ)と呼ばれる祭がある。

カーニバルで食べ損なったプチェーロという料理を
食べたくて、水をかけられる危険を知りながらでかけた・・

ワンチャク区主催の祭。
またパレードをやっているが、水や泡が怖くて
料理屋台へ一直線。



カーニバル料理はイモ類と野菜と羊肉の煮込み料理のプチェーロ。
これにスープがついてくる。



ちょうど羊の頭が入っていて、歯が並んでいるのがしっかり見える。
グエー!

目玉部分も入っていたのだけど、写真にはとらず、食べた。

本来はこんなにえぐくないんですが・・。


踊りの写真を撮ろうとしたら、泡スプレーをかけられ、
断念。

料理以外はまったく好きになれない祭だ・・。


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実際、法によって
「先住民言語の使用、発展回復、促進、普及が求められおり、
その実施が全国で義務付けられています」
というがこの法律が厳密に施行されているとは限らない。
これはペルーのいかなる法律にもあたることです。

一体、公道での飲酒が禁止されていることを知っている国民、
警察官が何人いるのだろう・・。
いや法で禁止されていることがわかっていても、
飲酒しているものを逮捕できる警官が何人いるのだろう!

ジャングルの奥地の学校では教師の不足のために
先祖代々受け継いできた言語で教育を受けることもままならないし、
医師に症状を伝えようにも医師がジャングルの言語を知らないこともある。

これは先住民言語使用数がもっとも多いリマでも同様だ。
東京23区の面積の4倍を超える大きさのリマメトロポリタン地区には
山岳地帯、ジャングル地帯からスペイン語がままならない人々も
たくさん移住してきている。

ベルリン映画祭で金熊賞をを受賞した
「悲しみのミルク」の舞台になったマンチャイも
リマメトロポリタン地区の一部だが、
センデロルミノソのテロから逃れてきたアヤクチョ周辺の人々が
移住してできたスラム街だ。



先住民の言語の中でもケチュア語はペルーでは公用語のひとつである。
かつてインカ帝国の主要言語だった。
アンデス山岳地帯の先コロンビア期の遺跡の大半はこのケチュア語で名がつけられている。

また、今でも地名やホテルやレストランの名がケチュア語でつけられることがある。

クスコのようにインカ帝国の首都であったため、このケチュア語が今でも市民権を得ている。
たとえ、家族がケチュア語でコミュニケートをとっていなかったとしても、
日常会話の中でケチュア語のボキャブラリーがあらわれ、
ジョークを言う。
スペイン語しか話せなかったものが、外国語を学ぶように
先住民の言語を学ぶのは普通。
クスコ市民の中ではある程度のボキャブラリーがないと、教養が低いとみなされかねない。

また外国人がクスコでケチュア語を学ぶケースも多い。
かくいう私もそうだ・・。

しかし、クスコ県は広大で日本で言うなら近畿地方と九州地方を合わせた程度の大きさになる。
ジャングル地帯ではケチュアではなく、マチゲンガと呼ばれる言語が話される。
しかし、先だっての母国語の日(International mother language day)
を記念するクスコでのイベントでは無視されてしまった。
国連が推進する母国語の日の本来の意味をないがしろにし、
ケチュア語を押し付けようとしているかのように思えた。

「偉大なインカの言葉だから。ペルー全体でしゃべられないといけない」
それがクスコ人の主張である。

ペルーの先住民言語の中で、ケチュア語は
世界における英語のような位置を占めているような印象を受けた。

先住民言語の中でも階級があり、差別があるのだ・・

今回の母国語の日にあらためて思ったしだいである。



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