積読解消・おススメ本 | ベルのブログ

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観た映画や、読んだ小説などの感想を勝手気ままに書いてます。


 

本屋さんに行くと

ついつい買いすぎちゃって

 

けっこー

未読の本がたまってゆき

 

 

いわゆる『積読』が

どんどこ増えてゆく始末。

 

 

 

だのに

 

本屋さんへ行くとつい大量に

本を買ってしまう

ダメなアタシ…。(´-ω-`)シュンシュン

 

 

 

 

電子書籍ならば

カサバラ無くていいのだけれど

 

なぁーんか

スッと頭に入ってこなくて

 

ついつい

紙の本を好んで買っちゃうのです。

 

 

ページを繰る感覚が

なんだか好きなのでしょうね。きっと。

 

 

 

 

ステイホームな今の機会に

 

読んでない本やら

録りためてた映画やらドラマやらを

観るぞぉー!

 

えいえいおー!( ´゚∀゚)ノ ウィー!!

 

 

と、勝どきを上げながら

ガッシガシ消化しております。

 

 

 

 

 

 

映画は

ちょいちょいご紹介しておりますが

 

 

本のことは

ブログ書き始め以来

 

ほっとんど書いてないんじゃない?!

と、気がつきました。∑(o'д'o)ハッ!!

 

 

 

 

 

そんなわけで…

 

 

本日はワタシの好きな本なぞを

ご紹介したいと思うております。

 

 

 

 

しばしお付き合いいただけたら

ギザ嬉しすです☆

ラーン♪(´∀`ヽ)

 

 

 

 

初っ端は

 

 

最近読んでハマった

 

獅子文六氏の「悦ちゃん」

 

 

あらすじは

 

 

おませな10才の悦ちゃんは

売れない作詞家のパパ・ロクさんと2人暮らし。

 

ママは

悦ちゃんが小さい頃に亡くなりました。

 

 

毎日ロクさんやお友達と

愉快に暮らしていた悦ちゃんですが

 

ロクさんの再婚話が持ち上がり

 

悦ちゃんの周囲が

にわかにザワつき始めます。

 

 

新しいママ候補は令嬢カオルさん。

 

 

カオルさんはとびっきりの美人だけど

高慢ちきな女で

悦ちゃんとはウマが合いません。

 

 

そんな時

ひょんなことから

 

 

デパートガアルの

心優しい鏡子さんと出逢う悦ちゃん。

 

 

 

いっぺんで鏡子さんのことを

大好きになった悦ちゃんは

 

「あたしのママになってくれない?」

と、お願いします。

 

そこから巻き起こるバタバタが

とっても楽しいお話し。

 

 

 

登場人物みぃーんな

キャラ立ちしていて愛おしいのですが

 

やっぱり1番は悦ちゃん。

 

 

 

おしゃまな悦ちゃんは

男親に育てられておるので

 

 

「ちぇ!つまんねぇの!」

だの

「マーケットは売れ残りが多いんだぜ」

だのと

 

ステキな言葉遣いをします。

 

 

 

 

唄が上手な悦ちゃんの歌声は

デイトリッヒ調なんですって。

 

 

貼っときますね。デイトリッヒ。

渋いな!悦ちゃん!!

 

 

 

文章が堅苦しくなくて

スイスイ読めちゃう。

 

 

さらに物語も

小気味よく進むので

ページを繰る手を止められなくなります。

 

読み終えたら

胸がほんわかすること受け合いです。

 

 

 

 

 

 

 

お次は

 

阿川弘之氏の「カレーライスの唄」

 

 

あらすじは

 

 

出版社に勤めていた六助。

ある日、会社が倒産してしまい

途方に暮れます。

 

職ナシ、金ナシ、彼女ナシと

ナイナイ尽くしの六助。

 

 

そんな時

 

母親が買っていた株が値上がりして

大金が入って来ます。

 

 

もぉ

他人に使われるのは懲り懲り!

と、考えた六助は

 

株でもうけたお金を資本に

おいしいカレーライスのお店を開こう!

と、思いつきます。

 

 

元同僚の千鶴子と共に

カレー屋さんをオープンしよーと

奮闘するお話し。

 

 

 

六助の八方塞がりな様子に

ハラハラしたり

 

千鶴子との恋の行方に

ドキドキしたりで

 

アッとゆー間に

読み終えちゃえます。

 

 

六助と千鶴子の

お手紙でのすれ違いが

もどかしいやら可愛らしいやら。

 

 

郵便てちょいと時間がかかるから

今のように

スピーディーに事が運ばないのも

ジリジリしながらもおもしろい!

 

 

 

 

そして

ノンキそうな六助ですが

 

父親が戦犯として

処刑されておるという悲しい過去を

持っております。

 

 

失業して時間の余った六助が

お父さんは果たして

 

処刑されるよーなことを

したのか

しなかったのかを

調べるくだりと

 

「戦争は、平凡な人間を

神様のように純粋にもする代わりに

獣のように狂暴にもしてしまいます」

 

という言葉が

何だかとても胸に迫りました。

(´;ω;`)ウッ・・

 

 

 

それと

六助のお父さんの言葉の

 

「隣近所に親切にようしてあげえよ。

知らん人にも親切にせえよ」

 

「みんながひどい貧乏をせずに

仲よう楽しく暮らして行けるようにすることが

それがホントに国を愛するということよ」

 

というのは

作者が伝えたいことなのかもしれない。

なぞと感じました。

 

 

 

戦争の暗い陰を描きながら

それでも

とびっきり楽しいエンタメ小説に

仕上げてある

阿川氏の筆力に敬服するばかり。

 

 

 

兎に角楽しいお話しなので

カレーライス食べながら

読むのをおススメします!

 

 

すっごい食べたくなるから!

カレー。

 

 

 

 

 

 

 

続いて紹介しまするは

 

 

江戸川乱歩氏の「D坂の殺人事件」

 

 

あらすじは

 

 

主人公の『私』が喫茶店で

明智小五郎という

探偵小説好きの男と話している時に

 

お向かいの古本屋で

店の美人の細君が殺される!

とゆー事件発生。

 

 

あらゆる状況証拠から

 

『私』は明智が犯人ではないかと

推理しますが真相は…?!

 

 

 

 

アテクシ

 

推理小説なるものは

脳のおミソが疲れちゃうので

 

普段はあまり読まないのですが

 

何だか急に

「あ!乱歩読んでみたい!!」

 

と、思い立ちまして

手に取った次第です。

 

 

短編集で

1つの事件が短くて( ・∀・)イイ!!

のですが

 

表題作の「D坂の殺人事件」が

1番アタクシの

好みでございました。

 

 

 

 

この「D坂―」を選んだのは

 

乱歩のデビュー作の「二銭銅貨」も

入っていたのと

 

D坂ってゆー

題名に惹かれたからなのです。

 

 

なんか分かんないけど

地名がイニシャル表記だと

妙にワクワクしちゃうのですよ。

 

 

 

どのお話しも真相を知ると

エッ?マジ?!∑(゚Д゚;) 

ってゆー感じなのですが

 

大正時代ならば

かなりセンセーショナルだったのでは?!

と、思ってみたりして。

 

分かんないけど。

 

 

 

作中

“ルンペン”だの

”乞食”だの

といった言葉が使われていて

 

この時代の匂いを肌で感じられて

とてもおもしろかったです。

 

 

“マグネシウム”を

“マグネシューム”表記なのも

なんだかちょっとイイなって。

 

 

 

 

 

 

さぁ、続きましては

 

 

谷崎潤一郎氏の「春琴抄」

 

 

あらすじは

 

 

盲目だけれども

尋常ではないほど美しく

天才的な三味線奏者の春琴と

 

春琴の美しさと天賦の才に

心奪われた奉公人・佐助とが

純愛を貫いたお話し。

 

 

 

こう書きますと

 

 

 

お嬢さまと奉公人の

身分違いの恋を描いた

 

ザ・純文学!!

 

っぽいお話しかと思いますが…

 

 

 

想像の斜め上をゆく純愛です。

2人の場合は。

 

 

純愛調教モノです。

 

 

純愛調教モノです。



 大切な事なので

2回言ってみました。



 

 

何せ春琴ときたら

すんごい気難し屋な上に

激しやすい(キレっぱやな)性格。

 

 

さらに

 

 

のぼせ性なクセに

鬼のよーに冷え性!(`・д・´)キリッ!!

ってゆー

 

最っ強に

めんどくせぇ女なんです。

 

 

 

 

ついでに三味線のこととなると

恐ろしくストイックなので

 

 

佐助が春琴に三味線を

習う際は

 

 

すっごい罵倒されたうえに

ビシバシ殴られちゃう。

 

 

 

 

もぉーね

春琴の性格は

 

 

 

ハートマン軍曹

ヒィィィィ∑(゚Д゚ll)

 

 

フレッチャー教授

ヒィィィィ∑(゚Д゚ll)

 

 

足して

2でかけた感じなのだろうなぁ

と、想像してます。




割らない!かけちゃう!!

倍になっちゃう!

 

 


 

究極のドS気質。

極Sです。春琴は。

 

 

 

対する佐助はとゆーと…

 

 

春琴に

罵倒され打ち据えられて

ヒイヒイ泣きながらも

 

心の中では

喜びにうち震えるМ男くん。

 

 

 

 

春琴の外出時の案内係から

おトイレのお世話

お風呂での三助仕事

 

 

果ては

 

寝屋での

按摩さん兼肉体的ご奉仕

などなど

 

 

嬉々としてご奉公する姿は

まごうことなき極Мなのです!!

(*`Д´)ノバンッ!!(机を叩く)

 

 

 

とってもお似合いの2人ですね。

(´∀`)bグッ!!

 

 

 

そんな女王様の春琴は

ある日

 

カノジョに怨みを持つ

何者からかリベンジを受け

 

 

美しいお顔に

熱湯ぶっかけプレイ

 

とゆー

ハードな刑に処されます。

 

 

春琴が

今までの美貌を失った瞬間

 

佐助は自分の両眼に

縫い針をぶっ刺し

 

 

自ら進んで盲目になります。

ヒィェ∑(゚ロ゚ノ)ノ

 

 

 

失明したことによって

佐助の中の春琴は

 

未来永劫美しい姿のまま。

 

 

 

こうして春琴と佐助は

いつまでも、いつまでも

 

『女王様と奴隷』

として

暮らしていきましたとさ。

 

 

めでたし☆めでたし

オメーーーーー♪( ´∀`b)b♪

 

 

 

 

句読点が無くて

うねるように続く文章に

 

最初は

面食らっちゃうのですが

 

 

読み進めるうちに

そんな

些少なことは全く気にならずに

 

 

耽美的な谷崎ワールドへと

いざなわれてゆきます。

 

 

 

 

アタクシ

純文学なるものは

 

ほっとんど読まないのですが

谷崎は大好きです。

 

 

谷崎の

ドM気質と脚フェチに

もんのすごくシンパシーを

感じるからなのでしょーね。きっと。

 

 

 

 

ちなみにアタクシの

フェティシズムの対象は

 

 

鼻と声でございます。

 

 

 

 

 

 

その両方を兼ね備えるのが

 

 

 

 

 

 

芽衣子なのです。

美しいんだじょ。(ノ∀`*)タハッ

 

 

 

スッと通った高い鼻梁と

ツンツンした鼻頭

 

 

少し高めで

ザラついた質感の

ハスキーヴォイスが堪んない!

 

 

っと

 

 

なんやかんやで無理くり

芽衣子に

結びつけたところで

 

 

 

 

どこからともなく

 

ビロードのよーな唄声が!!

なおみがホタルノヒカリっぽく

流れてきちゃったので…

 

 

 

今回はこれにて

お開きとさせていただきます。

(m´・ω・`)mペコリ

 

 

 

 

 

 

ホントは

 

百合系話しの「卍」とか

 

色事に対して並々ならぬ

情熱を燃やすお爺が出てくる「鍵」とかも

ご紹介したかったのですが…

 

 

また別の機会に。

 

 

 

マッタネーン!!(*゚∀゚*)ノシ))フリフリ