フルメタルジャケット | ベルのブログ

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観た映画や、読んだ小説などの感想を勝手気ままに書いてます。

ワタクシ、生国は

国定忠治と同じなんですけど

 

 

 

短大時代は

横須賀に1人暮らししてました。

 

 

 

 

 

そーです。

 

 

 

横須賀といったら

 

「ポニーテールはふり向かない」

の舞台。

 

 

 

 

伊藤かずえや芽衣子たちがいた海辺の街。

芽衣子ったら、ドラムスティックで

不良共を引っ叩いてたなぁー。

 

 

 

一瞬、さそりの眼が出てたなー。

かっこよったなー。

 

 

 

 

 

 

あ、そーだ!

 

 

横須賀は

百恵ちゃんの地元でもありますね。

 

 

 

 

 

貼っときます。一応。

急な坂道多かったなぁー。海見えたなぁー。

 

 

 

 

横須賀には

米軍基地があったり

海上自衛隊の基地もあったりしました。

 

 

 

 

海軍カレーなんてのもあったり。

おいしかったです。

 

 

 

 

 

ワタシが短大卒業の頃は

就職・超・超・超氷河期でしたので

 

 

 

働き口が見つからなくて

思わず

大沢家政婦協会へ応募するとこでした。

 

 

 

大沢家政婦協会のお話しは→コチラ

 

 

 

自分んちの家事もテキトーなのに

 

他所サマんちの家事なんて

できやしないな。

 

と、思い直し 家政婦の道は

早々に諦めましたけど。

 

 

 

 

 

 

そこで思い切って

海上自衛隊に応募してみたんです。

 

 

 

 

なんかぁー

 

学校の掲示板でぇー

 

たまたま自衛隊のぉー

 

応募ポスターを見つけちゃってぇー。

 

 

 

 

公務員じゃん☆

と、軽い気持ちで応募したら…

 

 

 

合格しちゃいました。

(ノ∀`)テヘヘ

 

 

 

 

 

制服の採寸も終わり

後は入隊を待つだけとなった時に

 

 

 

うっかり

 

「フルメタルジャケット」を観ちゃって

自衛隊へ入るの辞退しました。

 

 

 

 

 

 

そんなわけで本日は

 

 

 

私の心をバッキバキに折った

「フルメタルジャケット」でっす!!

 

 

あらすじは

 

戦争によって開花される

人間の狂気を描いたお話し。

 

 

 

 

この映画は

前半と後半の2部構成です。

 

 

 

 

 

前半は

 

海兵隊へ志願した若者たちの

訓練所でのお話し。

 

 

 

 

後半は

 

訓練所を卒業した若者たちが

ベトナムで戦うお話し。

 

 

 

 

 

 

前半の訓練所のとこが

ものすごいインパクト強くて

 

正直

 

初見は前半部しか

記憶に残ってなかった…。

 

 

 

 

ベトナム戦争へ行くことを志願した

若者たちは

 

海兵隊訓練所で

厳しい訓練を受けます。

 

 

頭を丸坊主に刈って

訓練所に入所。

 

 

 

 

 

初日に指導役の軍曹がご挨拶。

鬼教官のハートマン軍曹。

 

 

 

 

のっけから

 

 

「話しかけられた時以外は口をきくな!」

 

「口でクソを垂れる前と後に

“サー”とつけろ!わかったかウジ虫ども!!」

 

 

 

 

出会い頭に

 

 

ウジ虫呼ばわりっ!

ヒィェ∑(゚ロ゚ノ)ノ

 

 

 

 

 

さらに軍曹は

 

ウジ虫野郎たちに

言って聞かせます。

 

 

 

「貴様らは人間ではない!

両生類のクソをかき集めた価値しかない!」

 

 

両生類のクソ…。

生き物ですらない!

 

 

 

 

「俺は厳しいが公平だ!

人種差別は許さん!

ユダ豚、黒豚、イタ豚を見下さん!!

みんな公平に価値がないっ!!」

 

 

 

ユダ豚、黒豚、イタ豚…。

公平に罵倒です。

 

 

 

さすがは軍曹殿!

 

 

 

 

 

 

ハートマン軍曹の

フルスロットルな罵詈雑言で

お出迎えされる訓練生たち。

 

 

 

 

 

 

 

 

訓練生たちが

「サー!イェッサー!」

と、返事すると

 

 

「ふざけるなっ!大声出せ!!

タマ落としたかっ!!!」

 

 

 

 

 

もぉ、この先の訓練は

ステキな予感しかしない。

 

 

 

 

 

 

ノリノリの軍曹は

 

訓練生たちに次々と

マーベラスな愛称をつけていきます。

 

 

 

 

 

まずは黒ブ…黒人さんに

「おいスキン顔!名前は?!」

 

 

 

 

スキン顔て!

どんな顔なんでしょーか?!

 

 

 

 

 

「今日からお前は“スノーボール”と呼ぶ!」

スノーボール=白雪丸。

 

 

 

 

白雪丸!!

 

ちょっとカワイイ。

 

 

 

 

 

白雪丸に

 

「黒んぼ定食は出さん!!!」

思いっきり差別用語で大歓迎☆(*゚∀゚*)キャッ

 

 

 

 

 

軍曹の罵倒を

茶化した命知らずのヤツには

 

 

勇気あるコメディアン・おふざけ二等兵。

あだ名を“ジョーカー”に決定!

 

 


 

 

 

 

 

(。´・ω・)ん?

 

 

 

 

 

 

ジョーカー??

ジョーカーって聞くと、どーしてもこの顔が…。

 

 

 

 

 

 

一応

正直に名乗りをあげたので

 

「気に入った!

家に来て妹をファックしていい!!」

 

お褒めの言葉をくれます。

 

 

 

 

 

 

褒めてくれた後で

ジョーカーのお腹にキレッキレの拳を

一発ぶち込み

 

 

 

「スキン小僧がっ!!

じっくりかわいがってやるっ!!!」

やっぱり罵倒。

 

 

 

 

 

スキン小僧て!

どんな小僧なのでしょーか?!

 

 

 

 

 

 

「泣いたり笑ったりできなくしてやる!」

しっかり覚えてもらえたジョーカー。

 

 

 

ジョーカー!

うらやましいぞ☆こいつぅー!

( *´Д`)σ)`Д゚ )

 

 

 

 

 

この映画には

 

ちょっとぽっちゃりしてて

何やってもダメなぶきっちょさんが

出てきます。

 

 

 

落語で言うところの

“与太郎”ポジション。

 

 

与太郎にもちゃんと

ニックネームをつけてくれる軍曹殿。

 

 

 

 

 

 

まずは

罵詈雑言で軽くジャブ。

 

 

 

「お前を見たら嫌になる!

現代美術の醜さだっっ!!!」

現代美術の醜さ?!∑(゚Д゚;) えっ

 

 

 

緊迫した場面なのに

思わず爆笑してしまった。

 

 

 

 

 

与太郎は

フッツーにしてても笑ってる顔なので

 

“ほほえみデブ”と命名。

 

 

 

 

ほほえみデブ!!

 

ネーミングセンス!

 

 

 

 

 

緊張感のないお顔のほほえみデブ。

「気色悪い笑みを消せ!」と怒られます。

 

 

 

 

 

 

ほほえみを消したお顔。

あ、うん…。心意気は伝わってくる…。

 

 

 

 

こんな感じで

冒頭30分ぐらいは

 

ハートマン軍曹の

名言続出シーンです。

 

 

 

 

 

セッションのフレッチャー教授の罵倒が

オブラートに包まれてる!

と、感じるほど。

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日からは

みんな元気に訓練開始!

軍曹殿も一緒にランニング。

 

 

 

 

 

サーがお歌いになる

ランニングの歌が耳に残ります。

 

 

 

 

♪ホーチミン・イズ・サノバビッチ!

の語呂が良すぎて。

 

 

 

歌えるよーに貼っときますね。

ランニングの時にはぜひ☆

 

 

 

 

このランニングシーンを見たとき

 

子供の時に見てた

ファミコンのカセットのCMの元ネタは

 

コレだったのか!!

と、ちょっとアガりました。

 

 

 

 

ファミコンウォーズも貼っておきます。

ちゃんと、ほほえみデブもいる!( ・∀・)イイ!!

 

 

 

 

 

訓練中は

シゴキたおされる、ほほえみデブ。

 

 

 

「早く登れ肉布団!」

 

「ジジイのファックの方がまだ気合入ってる!!」

ジジイのファック!!( ゚Д゚)!!

 

 

一生懸命に訓練してる

ほほえみデブの姿を見て

 

 

思わず心から応援してしまう。

 

「ほほえみデブー!がんばれー!」

ガンバレ!!o(`・д・´)oガンバレ!!

 

 

 

 

 

この障害物

けっこーな高さなんです。

 

 

サーも

命がけで罵倒ですよ。

 

 

 

 

ランニング時のほほえみデブ。

「スキンのまま生まれたクソバカか?デブ!」

 

横にベタ付きして罵倒。

 

 

 

てか

何気にサーがほほえみデブの銃を

もってあげてますからね。

 

 

実はいい人!

 

 

 

 

 

 

お休み前のサーの身だしなみチェック。

「爪を切れ!」に始まり

 

「足が臭い!」

「靴ずれをつぶせ!」

けっこー面倒見のいいサー。

 

 

 

そして、ここでも

やらかしちゃうほほえみデブ。

 

 

 

なんと!

 

 

 

お道具箱の中にドーナツを

隠し持っていたことがバレるデブ。

ヒエッ!∑(OωO;)))

 

 

 

隠すな、隠すな!

ドーナツを!!そんなとこに!!

 

 

 

 

もちろん激おこのサー。

「貴様が見苦しいデブだからだ!デブ!!!」

 

 

 

いい加減やらかし系のデブに

イラついたサーは

 

「デブに罰を与えん!

貴様らに罰を与える!!」

 

 

ほほえみデブの代わりに

周りの人たちに腕立て伏せを命じます。

 

 

 

 

でたぁーー!!!

 

 

 

恐怖の連帯責任!!!

ヒィィィィ∑(゚Д゚ll)

 

 

 

 

みんなが腕立てしてる中で

ドーナツを頬張るほほえみデブ。

 

 

食べるな、食べるな!!

ドーナツを!こんな状況で!

 

 

 

 

 

 

ドーナツ事件以来

 

デブがやらかすと

周りが連帯責任を負うことに。

 

 

 

みんなもムカついちゃったんだろーね。

デブに。

 

 

夜中に襲撃リンチ。

布でくるんだ石鹸でデブのお腹を攻撃!!

 

 

 

苦しむデブ。

みんなの気持ちもわかるけど…カワイソウ…。

 

 

だんだん

周囲から孤立していくデブ。

 

 

 

 

そんな生活が続き

少しずつデブに変化が見られます。

 

 

 

 

 

銃に『シャーリーン』と名前つけてみたり。

愛おしそうに『シャーリーン』に話しかけてみたり。

 

 

あれ?

デブ、大丈夫かなぁ??

 

 

 

周りと観客が心配してる間に…

 

 

 

 

いーい面構えになるデブ。

ニコルソンをしのぐ表情です。

 

 

デブの狂気が開花したところで

前半が終了。

 

 

 

 

 

無事

訓練所を卒業したウジ虫たちは

いよいよ戦地へ―。

 

 

 

 

 

ベトナム戦争へ乗り込むジョーカーたち。

あちこちに狂気が転がってる現場。

 

 

 

 

 

 

後半戦は

劇中で流れる音楽のセンスが光ってます。

 

 

 

米兵に売春の交渉をするベトナムの女の子。

「ナメナメうまいね。たくさんできるね」

 

スカートは

めくりやすいようスリット入り。

 

 

 

このシーンで

 

ナンシー・シナトラの

「にくい貴方」が妙にハマってる。

気だるい歌声と不協和音みたいなギターがイイ。

 

 

 

ナンシーの抑揚のない歌い方と

コールガールのやっつけ仕事な感じが

ピタリとハマってる。

 

 

 

 

戦地に流れる「サーフィンバード」。

ちょっとテンションがアガってしまう。

 

 

 

 

現場にいる兵士たち同様

自分の感覚も

 

少しずつ麻痺するような怖さを

感じちゃいました。

 

 

 

 

エンディングのローリングストーンズ。

「黒くぬれ!」の歌詞が意味深。

 

 

 

戦場で心をぬりつぶしてしまった

兵士たちの意味?!

 

キューブリック!そゆことー?!

と、震えました。

 

 

 

すげいセンスだわー。

 

 

 

 

 

みんなで歌う「ミッキーマウスマーチ」。

狂気が開花した人たちの姿。

って感じで、ココも震えました。

 

 

 

 

 

 

戦争、ダメ!絶対!!!

な気持ちになれる名作です。

 

 

 

 

 

 

まぁー

兎に角 凄まじい映画です。

 

 

 

 

 

 

特に前半部での

サーの罵詈雑言シャワー。

 

 

「あ、私も自衛隊入ったら

ほほえみデブと言われてしまう!」

と、思い入隊を断念しました。

 

 

 

 

でも

だんだんクセになっちゃうんだよなぁ~。

 

ハートマン軍曹の罵詈雑言。

 

 

 

未体験の方は

ぜひ1度体験してみるといいかも。

 

 

 

 

 

 

何気に心に残ってる言葉は

 

「アカの手先のおフェラ豚め!!!」

 

 

 

 

おフェラ豚!!!

 

訳も絶妙で

めちゃくちゃ神訳でした。

 

 

確か、初めは

戸田奈津子さんが訳したけど

 

全然下品じゃないからって

キューブリックに降ろされたとかって。

 

 

 

 

確かにナツコじゃ

おフェラ豚とは訳さないだろーなー。