本日は台湾ネタで。
実は台湾で探しまわったものがあります。
それが豆鼓(トウチ)。
豆鼓といえば中華料理に欠かせない調味料のひとつ。
黒大豆に塩を加えて発酵させ、水分を減らしたもの・・・とウィキペディアさんには書いてあります。
お味噌とかしょうゆとかもろみとか、そんなかんじの風味。
作り方も途中まで似ています。
日本でいろいろな種類のお味噌やしょうゆがあるのだから、現地に行けばいろいろな豆鼓があるのでは??
そんなことを思い、お茶と豆鼓を探す旅をしてしまったコックしろです。こんにちは。
豆鼓を求め朝市を歩いてみたり、スーパーに行ったりしたのですが、そんなに種類がないのです。(とりあえず朝市にはなかった。)
これはもう、現地の人に聞いてみよう!
と、お茶屋さんで聞いてみた私。
伺ったのは、意翔村というお店。(台湾ナビ紹介されてます→☆)
実は閉店ぎりぎりだったので、写真を撮る余裕がなかった
でもとてもおいしいお茶を置いていらっしゃるので、ここはおすすめ。
お茶の鑑定をするときと同じ淹れ方をして飲ませてくださるので、かなり茶葉に自信があるはず。
昔ながらの発酵がしっかりめの烏龍茶が買える貴重なお店です。(蜜香烏龍茶が私のイチオシ。)
こちらのご主人はお料理も得意だそう。
でも「どこかにおいしい豆鼓はないですか?」と聞くと、きょとん。とされてしまいました。
どうやら現地でも豆鼓はそんなにバリエーションがないみたい。
「豆鼓は豆鼓だよー。」とおっしゃってました。
写真の豆鼓は、そのお店でいただいたもの。(お茶屋さんだけど・・・)
白いのはアミノ酸の結晶です。
「何年も置いておくと周りが白っぽくなって、味にも深みが出るんだよ。おいしいから持って行きなさい。」と、袋に入れてくださった。
豆鼓って、賞味期限をあまり気にしなくて良いんだ。とわかった瞬間でした。
本来、真っ黒な豆鼓がこの色になってたら、きっと怖くなって捨ててます
さて、期せずしてひとつゲットしたものの、諦めきれずに探したのがこれ。
MRT忠孝復興駅に直結しているそごうの地下で発見。
みずみずしいのがわかりますか?
乾燥しきっていない豆鼓なんです!
そうなの、こういうのを探してたの
と、迷わずかごに入れました。
こちらの豆鼓はやわらかめで、あらかじめみじん切りしなくても料理中に木べらで潰せます。
そのまま食べても塩辛すぎず、もろみを食べてるみたい。
これをそのままおつまみにしてお酒も飲めちゃいます。
旨みもしっかりあって、使いやすいのでおすすめ。
地下の冷蔵コーナーにありました。
それでも飽き足らず、さらに探しに行ってしまった私。
南門市場(台北ナビ→☆)で発見。
調味料屋さんで、袋に入った乾燥のものと、この瓶詰めの2種類を扱っていました。
これも乾ききってないタイプ
あるやん。あるやん。
こちらも食いつき気味に買ってしまいました。
これで満足したはずだったのですが・・・。
思いもよらないところで出会ってしまった
市場の後にふらっと行った迪化街(問屋さんがたくさん並んでいるところ→☆)にある點子食品(ここ→☆)で、売られていました。
昔ながらの作り方の豆鼓だそう。
市場で買ったものより水分が多い
ということで、ついつい買ってしまう私。
ちなみにこちらのお店、からすみを使った魚子醤がおいしいのでおすすめ。←ごはんに乗せると止まらない系。
エリンギチップスもおいしかったけど、茶梅はおいしかったりおいしくなかったりするので、必ず味見してください。
そんなこんなでこれ。
↓
どんだけ買うねん!!
毎回小さじ1くらいずつしか使わない調味料なので、もはや使い切るには何年かかるんだ? な量。
賞味期限は結構先だから問題はない・・・はず。
本当は食べ比べをしたいのだけど、半生タイプは開けたら冷蔵庫で要保存。
この大きな瓶が冷蔵庫に並ぶのは絶対に避けたい
おとなしく順番に使っていこうと思います。
台湾旅行の際には、ぜひお土産にどうぞ。
とりあえず、麻婆豆腐系には欠かせない。
あるのとないのでは味が全然違います。(レシピ→おうちで本格麻婆豆腐 旬のナスで麻婆茄子を)
豆鼓を使った他のレシピも今度アップしますね。
いろいろなお料理に使えて便利
乾燥した豆鼓でももちろん作れます。
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