ロンドンで働いていた頃、オフィスの隣がアジアンレストランで、その店にランチを食べに行くと、必ずラクサとナシゴレンをオーダーしていました。
ナシゴレン、大好きなんですが、自宅ではほとんど作りません。
マレー料理特有の調味料を使う点でハードルが高く、ご飯を炒めると言うと、オーソドックスに炒飯になってしまいます。
昨日は何年振りかにそのハードルの高いナシゴレンを作りました。
マレー調味料は代替品や業スー商品の利用で。
そして、ちょっと一般とは違う作り方で作ってみたのです。
炊き込みナシゴレン
最近ではチャーハンを炒めるってことを殆どしなくなってしまった私。
ひと工夫すると、まるで炒めたように炊けるので、もっぱら炊き込みチャーハンばかり。
そのひと工夫をナシゴレンにも活用し炊き込んでみたんです。
結果、炒めるよりも美味しいナシゴレンが作れました。
私が施すひと工夫とは、「米は洗わず炒め浸水せず即炊く」です。
こうすると、ほんまに炊いたチャーハンかいっ！な、炒めた時と殆ど変わらないいい感じにパラパラ感のある炊き込みチャーハンになるんです。
この炊き込みナシゴレンは今後も絶対にリピしたいので、今日のブログは私の備忘録としてレシピを残しておくことにします。
さて、冒頭でマレー特有の調味料に触れました、１つはケチャップマニス。
黒蜜のような風味の甘口の醤油です。
カルディなどでは手ごろな価格で、しかも小さい瓶入りで売っています。
が、いくら小さくても、そうそうしょっちゅうマレー料理を作らないので、賞味期限までに使い切るのはちょっとしんどい。
実際、私も数年前に１本買いましたが、たった数回使っただけで満期となり、残りは捨てる羽目に。
ケチャップマニスはわざわざ購入しなくても、自宅で限りなく近い味のものが作れます！
醤油２、モラセス２、水１を合わせ、レンジで煮たてるだけ。
モラセスの代わりに黒蜜でもかまわないと思います。
黒蜜は業スーで１００円ちょっとで売っていますよ。
もう１つナシゴレンに使うマレー調味料はサンバル。
これは業スーでインドネシア産のが１９８円で売っています。
サンバルはスリラチャなどと同様にホットソース作りに使えるので、ケチャップマニスのようにマレー料理を作らない限り賞味期限までに使い切れないと言う問題もありません。
それではフライパンで炊くナシゴレンのレシピです。
ちなみに私はちょっと分厚めで太目の錦糸卵を加えていますが、これに関しては目玉焼きや炒り卵などお好みの調理法の卵で。
＜材料 ３人分＞
（合わせ調味料と炊飯用の水）
ケチャップマニスまたは上の代替調味料．．．大さじ１
薄口醤油．．．大さじ１強
オイスターソース．．．小さじ１
水．．．手順１を参照
トマトペースト．．．大さじ１
サンバル．．．小さじ１（なければ豆板醤で）
味の素．．．適宜（絶対NGでなければ使用することをオススメ）
ブラックペッパー．．．たっぷり
塩．．．必要に応じて
エビ．．．１０～１２尾
鶏胸肉．．．１００ｇ
サラダ油．．．適宜
たまねぎ、みじん切り．．．小１個
ニンニク、みじん切り．．．１～２かけ
鷹の爪、種ごとつぶす．．．１～２本
人参、５ｍｍ幅のスティック状に．．．１／２本
無洗米．．．１．５合
インゲン、２～３ｃｍ幅に切り分ける．．．１０本程度
錦糸卵．．．溶き卵１個分
刻みネギ．．．大さじ２～３
＜作り方＞
１．計量カップにケチャップマニス、薄口醤油、オイスターソースを入れ、水を３００ｍｌのメモリまで注ぎ入れる。
トマトペースト、サンバル、味の素、ブラックペッパーを加えよく混ぜる。
トマトペーストとサンバルは調味料と共に先に加えてしまうと、水分不足で米が硬いまま炊きあがるので、必ず水を加えた後に加えます。
２．エビは殻をむき、背に１本包丁で切れ目を入れて背ワタを抜く。
塩でもみ洗いし、ペーパーで水分をしっかりふき取る。
鶏胸肉は皮を剥ぎ食べやすい大きさに角切り。
３．２０ｃｍ程度の深めのフライパンにサラダ油を熱しエビを炒める。
こんがり色づいて中まで火が通ったら一旦皿に取り出す。
４．同じフライパンで胸肉を炒める。
ほぼ赤みがなくなったら、たまねぎ、ニンニク、鷹の爪、人参を加え数分炒める。
５．３に米を加え、米全体に油がしっかりコーティングされるまで１分強常時混ぜながら炒める。
６．５に１とインゲンを加え、ぐつぐつ煮えてきたら火を弱めて蓋をし、水分がなくなるで炊飯する。
７．ご飯が炊きあがったら即、錦糸卵と刻みネギを加え、炒めたエビを表面に並べ、蓋をして１０分程度蒸らす。
炊きあがったナシゴレンがこれです。
ご飯は全然べちゃべちゃしていません！
まるで炒めたよう、いや炒めたよりもいい感じに仕上がっていました。
昨日はこれをチキンサテと共にいただきました。
なぜかスープだけスパニッシュでガスパッチョ。
旦那のお弁当用に作ったスープのおこぼれなので、致したかありません。
ナシゴレンをあまり作らない理由はマレー特有の調味料だけではなく、旦那があまり喜ばないってのもあります。
が、昨日はめさ美味しいと言い、３回おかわりしていました。
甘すぎず塩辛過ぎず、ピリッと辛くて最高のナシゴレン。
ロンドンでよく食べていたナシゴレンはもっと甘かったです。
甘口のが好きな方は、砂糖を小さじ１くらい加えても良いかもです。
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