日本人の場合、チキンナゲット＝マックナゲット。
スーパーの食肉加工品売り場で見かけるチキンナゲットも、やっぱりマックナゲット風のものです。
チキンナゲットレシピと日本語で検索すると、殆どが胸肉をすり身にして、もしくは胸ミンチを使って作るレシピばかり。
反対に英語で検索すると、すり身やひき肉を使うものはほとんどありません。
胸肉って海外では鶏のもっとも高価な部位なんですよ。
わざわざその高級部位をつぶしてチキンナゲットを作ったりしません。
海外ではシンプルに一口サイズのチキンカツが、チキンナゲットなんです。
これぞチキンナゲット
かく言う私も、やっぱりすり身やミンチの肉だねを成形したものの方が、よりチキンナゲットらしくて好きなもんですから、作ると言えばそればかり。
すり身で作るレシピは「こちら」です。
ですが、今回は英語で検索したら登場するチキンナゲットのように、シンプルに切り分けた胸肉にパン粉の衣をつけて揚げてみました。
胸肉２枚、計４６０ｇ程度ありました。
皮を剥ぎ、チキンナゲットのサイズに切り分けます。
ポリ袋に小麦粉大さじ３程度と塩、ブラックペッパー、切り分けた胸肉を入れ、袋の口をしっかり握ってよくフリフリします。
パン粉の衣の準備。
２カップほどのパン粉に、オニオンパウダー、ガーリックパウダー、パプリカ、ドライローズマリー各小さじ１加えてよく混ぜ合わせます。
Ｌサイズの卵１個に牛乳大さじ２くらいを加えてよく溶き、ポリ袋から１つずつ取り出した胸肉をディップしパン粉の衣をつけます。
衣はつけた後、フォイルで包んで最低３０分くらい冷蔵庫で寝かせます。
あとは１ｃｍくらいの厚みに熱した油で揚げ焼き。
２６ｃｍのフライパンで２回に分けて揚げ焼きました。
１回目が揚げ終わったら、網で油の汚れを取り除くと良いですよ。
昨日はチキンナゲットとスイートコーンのガリバタ焼き、それにグリーンサラダだけの予定だったのですが、夕飯前になんとなく気が向いてフレンチオニオンスープも作っちゃいました。
タスカジの金曜隔週定期さん宅で一度作ったら、高級ホテルで昔食べたのと同じ味がしたと喜んでくださって、以降、３回連続作ったオニオンスープです。
飴色を超えほとんど焦げに近いところまでよく炒めたたまねぎは、甘くほろ苦く、パリのシャンゼリゼのカフェで啜った味がします。
チキンナゲットのソースは適当にケチャップやビネガー、タバスコを混ぜ混ぜしたチリソース。
ピリ辛なソースがローズマリー香るナゲットによく合うんです。
マックナゲットにしても、スーパーで売っているチキンナゲットにしても、低コストで大量生産するためには人間の手は使えず、機械でプロセスしてすり身にするしかないんでしょうね。
そのすり身を成形したチキンナゲットこそがチキンナゲットと思い込んでいるから、日本人、せっかく形ある胸肉を時間かけて叩いて、叩いて、すり身にしてチキンナゲットを作ります。
大丈夫です、そんな手間なことしなくても。
シンプルに一口サイズに切り分けた胸肉に衣をつけて揚げるだけでも、めっさ美味しいチキンナゲットが作れました。
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