くっきいの目からウロコの、ほのぼの日記 -4ページ目

ディー・エル・イー~その世界征服への道のり 早稲田大学ビジネスプランコンテスト特別講演

どうもみなさんこんにちわ。
自称鷹の爪団広報部員こと横浜のくっきいです。


さて今回はあの秘密結社鷹の爪を製作している株式会社ディー・エル・イー(以下DLE)のCEO椎木隆太氏が早稲田大学ビジネスプランコンテストの特別講演として登壇された模様を聴講してまいりましたのでその報告をさせていただきますよ。






講演のタイトルは
「DLE~その世界征服への道のり~」
椎木社長はソニーに入社後5年ほど海外に駐在。帰国後現ANIPLEXの部門長に就任。ソニー10年ほど勤めた後、起業。
ソニーみたいな大企業でなおかつ同期の中でも早い出世をして順風満帆のような感じがするのに何故、起業したのか?
実は椎木社長はソニーに入る前から起業を考えていて当初は2年くらいで起業する気でいたのが、ソニーで関わってきた仕事があまりにもダイナミックで楽しく気づいたら10年経っていたとか。当時のソニーの影響力は凄かったんですね。
起業をしたいと考えた理由はお金持ちになりたいから。こう考える人も起業家には少なくないですよね。


そして満を持して立ち上げたのがパサニアという会社。最初はコンサルティングをしていたが起業したとたん苦労に見舞われる。ソニーにいた当時はちょっとしたミスくらいは周りが許容してくれていたのが起業したらちょっとしたミスでもクレームやコンサル料を払わないということもあったそう。社員が一人の会社でオフィスも自宅。そんな会社と関係が切れてしまっても痛くも痒くもないというクライアントの感覚が風当たりを厳しくする。


こうして厳しい4年の歳月が過ぎこのままではどうにもならないと業態変更に踏み切る。Flashスタジオを持ってキャラクターの権利ビジネスを展開する今のDLEの元ができる。ただ、この業態変更も簡単にできた訳ではなく、ベンチャーキャピタルが出資してくれたから可能になったのだ。ここで面白いのが出資した理由。出資してもらう際にはプレゼンテーションをしてどんな事業を行うか説明をするが全然椎木社長が言ってることは理解されなかったらしい。ただ、椎木社長が上場してもおかしくない人だなと思ったからだそう。椎木社長が熱い人だったから人の魅力で出資を受けることができたのだ。日本の出資会社はこのような出資をすることはほとんどない。出資を受けたいと思うなら熱い気持ちを持って海外の出資家にあたるのが良いのかもしれない。


あともう1つのポイントは鷹の爪の作者Frogmanとの出会い。彼に出会ってなかったら今のDLEはなかったのではないかと思っています。

マネーを引き寄せる力と優秀なクリエイターを確保することができDLEは飛躍的に発展していきます。


ここでDLEのビジネスモデルを見てみましょう。まず、キャラクターを作ります。そのキャラクターが活躍するショートアニメを作り様々な媒体で流す。認知度が上がったらキャラクターのグッズDVD販売をする。そしてDLEに特徴的なのは様々な企業とのコラボ。キャラクターを使って企業の宣伝をし資金を得るというスタイルです。この企業とのコラボが大きな収入源になっているそう。コラボは企業にとどまらず島根を代表とする地方公共団体とのコラボも今は珍しくないことになっています。


一見他のアニメとなにが違うのかと思いますが一番の違いは安くて早くアニメーションを作れること。Flashを使って作るアニメーションは脚本から作画、声優まで全てを社員が行うスタイルで短いものだと5時間くらいで1本作ってしまうというスピードさ。この安定した利益構造が評価されたためか映像業界では10年ぶりに上場を果たすという快挙を成し遂げた。


上場を果たしてさぞかしほっとしてるのかと思いきや椎木社長はますますモチベーションがあがっていると話す。上場し一生暮らしていけるだけの財産を手にし起業家を目指した頃の目標は達成した。しかし椎木社長はDLEが日本のアニメ業界を引っ張って世界を引っ張っていきたいという新たな野望ができた。今後はアメリカ方面での提携なども画策している様子でまだまだこれからが楽しみな会社です。


波乱万丈の人生を歩んできた椎木社長が考えるベンチャー像は、時代の変化に素早く対応ができること。起業家だけでなくチームが柔軟に対応できることも重要だと話していました。
ベンチャーは一般の人が考えている以上にドロドロでブラックだとも。そんななかでも熱い気持ちを持ち続け、クライアントに対しては感謝と謙虚な気持ちで全力で仕事をしていく。それがベンチャーを生き抜く秘訣のようだ。


また、起業家については以下のように考えている。
今までにないビジネスモデルを創れる人。執念を持てる人。時流を読める人。優秀な人材からの尊敬を獲得し巻き込める人。運でも縁でもいいから勝利をつかめる人。なかなか一口に起業家といっても簡単ではないなと思いますね。


椎木社長の講演会も終盤に差し掛かって椎木社長が大事にしている4つの力を話していただきました。

しばられない力(自由な発想)
つなげる力(様々な業界を越えてつなげていく力)
やりきる力(必要なことはモチベーション、チーム、ファイナンス→ファイナンスをいかに獲得するかが本当に大事とおっしゃってました。)
しなやか力(セレンディピティを活かす柔軟性)

キーワードは柔軟と熱意でしょうかね。
皆、やりたいなとか思っていても実現するだけの熱意がなかったり、進んでも無理だと思っているのに意固地になって変われなかったりすると会社が転覆しかねないですよね。


昨今日本でもスタートアップや起業といったことが流行りになり始めていますが、リスクを負ってもやりたい事を成し遂げてやるぜという気持ちと、常に時流を読む力をつけていくことがこれからの革新を引っ張っていく起業家には必要だと感じました。


最後に椎木社長は今の時流をこのように例えています。

今までは大きな魚が小さな魚を食べる時代から、速い魚が遅い魚を食べる時代になってきていると。つまり小さくても速さで勝負すれば勝機はあるということですね。これから起業されようとしている方々にはとても励みになる言葉だったのではないかと思います。

はい、いかがでしたでしょうか?
45分と短い時間でしたが大変濃く勉強になる内容でした。改めて椎木社長に感謝したいと思います。


ということで椎木社長の特別講演についてのレポはこの辺で。
これからも鷹の爪だけでなくDLEも応援していきたいと思います。
それでは最後にいつもの奴でしめたいと思います。皆様、ご一緒に。


た~か~の~つ~め~  (f @ j @  )f

鷹の爪phoneからの投稿

勝手に鷹の爪学会 第5回参加報告

どうもみなさんこんばんは。自称、鷹の爪団広報部員こと横浜のくっきいです。今回は9月16日に開催されました勝手に鷹の爪学会の参加報告をさせていただきますよ。


講師は中央大学名誉教授の中村達也先生。テーマは「国境を取り払い格差をなくす」は実現できるか その2です。
今回の講義では映画鷹の爪3~鷹の爪.jpは永遠に、からアメリカ合衆国大統領オババの声明の箇所から約30分動画を見てからのスタート。(久しぶりに見て笑った~)動画から読み取れることはアメリカが全ての秩序、アメリカが正義、アメリカが全ての中心ということを描いているシーンでした。
講義の内容はロバート&エドワード・スキデルスキー著の「じゅうぶん豊かで、貧しい社会」を元にまずは日本の経済状況の変遷を見ていくところから始まりました。


日本の経済の位置付けをGDPという指標で見ると、1位アメリカ19.7% 2位中国12.3% 3位日本5.7%と世界第3位の豊かな国です。が、実際私達は豊かで満足といえるか?と言われると素直にはい、と言えないのが現状かと思います。そこで別の指標で見てみることに。一人あたりGDPをみるとアメリカは第8位、中国は第92位、日本は第25位と大分下がります。ちなみに一人あたりGDPの上位国はアラブ、カタール、スイスなどです。下がったとは言っても25位ですからね~やっぱり日本は豊かなんじゃない?とも思ったりしますが別の指標でも見てみましょう。


日本のGDP成長率を見てみると高度成長期と呼ばれる1956年から1973年までは成長率10%くらいであったのが、オイルショック頃の安定成長期である1974年~1990年頃までの成長率は4.2%と下がってきます。バブル崩壊後の1991年以降は平均成長率が0.9%とほとんど横ばいを推移しております。経済状況を表す指標としてGDPが適切な指標で経済状況を常に上げていくことが豊かさにつながるという仮定が成り立つなら日本の豊かさは徐々に低下してきているということになります。でも、世界的にみると第3位という高い水準に位置しており、高い水準にいながら成長していかないのは何故かという疑問が浮かびますがこれには日本的な条件がいくつかあるようです。


①日本の借金が1000兆円を越えている
②高齢化(65歳以上人口が25%以上で年間社会保障費が3兆円ずつ増えている)
③一人あたりGDPはあくまで平均値を示しており国内の格差が拡大している。(例として預貯金がない世帯が3割りを超えている)



ここで立ち戻って考えたいのは日本が豊かになるためにGDPを増やし続けることが重要なことなのか?ということです。演者の中村先生は必ずしもそうではないとおっしゃっていました。これだけ物があふれ人口が減少し始めている日本においてGDPを増やすこと=日本国民の豊かさにはならないと考えているからです。とは言えGDPがマイナスになっても良いか?ということではなく、所得の安定性が増していけば所得の水準を高めすぎる必要はないのかもしれません。


それでは豊かさを実現するためにはどうすれば良いか?先程の本の著者スキデルスキーは7つの目標を掲げています。

健康、安定、尊厳、個人の確立、自然との調和、友情、自由時間

このことは今までのGDP中心で豊かさをはかるのではなく他の視点も加味してみていくべきなのではないかという見方です。それではGDP以外に作られてきた新しい指標をいくつか見てみることにしましょう。


HDI(Human Development Index)人間開発指数:健康平均寿命、教育(識字率)、一人あたりGDPを見た指標 → 日本は7~8位

GPI(Genuine Progress Indicator)真の進歩指標:GDPから犯罪や汚染などに関わる費用を差し引き、家事やボランティア活動などの要素を費用化したものをプラスした指標

GNH(Gross National Happiness)国民総幸福量:ブータン発の幸福度指数。

それぞれの指標ごとに項目が適切か?とか費用換算する計算は妥当なのかなどいろいろと問題点が残る指標ですが、アメリカ主導の資本主義が求めてきたGDPという指標から脱却して資本主義的な成長をすれば豊かになれるという資本主義が作り出す蜃気楼から真のオアシスを求めて歩みを進め出した冒険者がいるのだなと感じました。

以前の学会報告でもありましたが資本主義は人間の進歩のために物凄い原動力となっており今後も評価されるべき経済的な思想ではあると思いますがこれからの社会は今までのままの資本主義を継続するだけでは真の豊かさにたどりつかない可能性があるのではないかと思います。


最後に問題となるのが格差の問題です。今まで述べてきた指標はあくまでも平均をとったものであるため、一人一人の豊かさを求めていくためには格差をなくす必要があると思います。そこで格差をなくすために具体的にどんなことをすれば良いか中村先生に聞いてみました。


まず、先進国と途上国の格差をなくしていくためには先進国はGDPを増やすから分配調整する方向へ、途上国はGDPを増やしていく。

また、日本で格差を産み出さないための政策としてあげられたのが、

・同一労働同一賃金(勤務形態に関わらず)
・所得税率累進課税が下がってきているのを引き下げる。
・社会保障給付を行う(年金、生活保護)
・教育費の補助
・住宅費の補助

等をあげられていました。

平たく言うとお金を稼いでいる富裕層の人にもう少し分配してもらって貧困に苦しんでいる人を助けるということでしょうかね。

あと日本は税金などは低負担で福祉は中程度であるともおっしゃっていました。社会保障やそれぞれの補助を受けるための財源を我々国民が税金として負担をしていかないとただ、困っているからお金をくれという訳にはいかないようです。(日本の借金は増えるばかり)


正直、これらの問題をクリアする(皆が納得して実行する)のは容易ではないと思うんです。資本主義の魅力は頑張った人が報われる(儲かる)というところにある訳でその努力の成果を他の人のために使うというのは資本主義思想だけだと実現するのが難しいですよね。
そして、大体自分の利益を守りたい人達が政治の実権を握っているところで万人を豊かにしようという政策を通すのは難しい地域もあるかと思います。

結果、目先の経済的豊かさを優先して国債の発行はやめず将来世代の借金は膨らんでいく一方で何もしないという日本の現状ができてしまうのではないでしょうか?まずはできるところから始める感じなのかな?同一労働同一賃金とか。富の再分配をする時はその負担を強いられる人達から協力が得られるような方策を考えないとTAX HAVENと呼ばれる国や地域へ富の流出が起こりいつになっても格差はなくならないどころか広がる一方になる世界が待ち受けているのではないかと思います。


いや~難しいですよね。いかがでしたでしょうか?かなり考えさせられる内容となりましたがこれからの日本そして、世界が少しでも格差をなくし人間一人一人、生命一個体一個体が幸せで豊かと感じられるような地球にできるようにしていきたいものです。


ということで今回の勝ってに鷹の爪学会参加報告はこの辺で。最後の〆はいつものやつをご一緒にお願い致します。


た~か~の~つ~め~  (f e  j  e)f

鷹の爪phoneからの投稿

NISAのむらセミナー③

どうもみなさんこんにちわ。自称、鷹の爪団広報部員こと横浜のくっきいです。


はい今回は秘密結社鷹の爪とコラボしたNISAの村でおなじみの野村證券NISAチームが開催した
セミナーに先週金曜日に行ってきましたので報告したいと思いますよ。


今回はNISAチームの粕谷さんが満を持して登場!粕谷さんは古くから鷹の爪のファンだったそうで鷹の爪団とのコラボは願ったり叶ったり。嬉しいですね鷹の爪のファンに知的で素敵な方がいるのは。


さてさて、今回は中級編ということで少々難しいかな~?まずはNISAの基本のおさらいを少し。

【NISAおさらい】
NISA口座を作るチャンスは2014年~2023年までの10年間となってますが今後の政策によっては延長される可能性あり。

NISA口座は年1回、他の金融機関へ変更することが可能。

NISA口座でメリットを享受できないケースとして、投資信託分配金のうち元本払戻金(特別分配金)がある。理由は元々非課税だから。


続いては投資信託について。

【投資信託】
投資信託には代表的な分け方として
インデックスファンド
アクティブファンド
バランス型
の3つがあります。


インデックスファンドは日経平均などの指数の上がり下がりに合わせて投資をするのが特徴でプロの介入が少なく手数料が安め。

アクティブファンドは指数を上回る運用を目指しプロが投資先を決定する。

バランス型は資産配分も含めてプロが行う。運用が良くないと判断したら投資をしない(ステイ)ことや、複数資産への投資をしたりする。プロの関わりが多い分、手数料が高めな傾向がある。


高い利回りを目指した投資信託にするか手堅い投資信託にするかはみなさんの考え方によるかとは思いますが他に投資信託を選ぶ時に見ておくポイントを上げますと

基準価格の騰落率(利回り)
手数料
信託財産留保額
運用管理費用


簡単に言うと儲けを出すためには手数料以下の引かれる金額を利回りが上回る必要があります。とは言うものの利回りが高いものは逆に元本割れしてしまうリスクも高い傾向にあることは理解して投資する必要があります。投資信託はプロに任せるから必ず儲かるのでは?と考えがちですが予期せぬ市場の変動や金融危機などが起きてしまうと元本補償ができないのも投資のリスクになります。


投資信託でもう一つある種類わけとして、定期的に分配金を受けとるものと利益が出た時に分配金を受け取らず再投資するものがあります。
おしなべて見てみると再投資する方が高い利回りが得られるようですか、投資信託が満期になった時や自分が売りたいと思った時に値が下がってしまってると損失しかありませんが定期的に分配金を貰っていれば出た利益を取りこぼさないというメリットもあります。


さらにさらにチェックするポイントをご紹介しますよ。
投資期間というのが設定されている投資信託があります。その投資信託は投資期間が終わると自動的に投資を終了し集まった資産を投資者に分配します。つまり投資期間終了日の価格が利益となるか損失となるかの基準になるわけですね。死ぬまで預けておこうという超長期的運用をしたい人や投資期間より先まで運用することで利益をあげたいと考えている人は注意が必要です。逆に考えると投資終了期間が決まっているのでそこまでの投資運用成績を予測するのは30年以上先まで予測するよりは容易にできるのではないかと思います。


そして最後に忘れてはいけないポイントが為替連動か否かです。
投資信託は為替の影響を受けない日本円で運用するものとそれぞれ海外の通貨で運用するものとがあります。為替変動まで見ないといけなくなるのは大変な反面、うまくはまると利回りの伸びが大きくなるので為替連動も魅力的ではありますよね。ただ、私の経験だと為替変動を見極めるのは大変難しいと思いますので投資が初めての方は為替連動型でない方が良いのではないかと思います。


さあ、ここまで投資信託について説明してきましたがいや~なかなか投資リスクをかける程手持ち資金が無いからな~という方。野村證券では月々5000円から積み立て投資ができるファンドるいとうという商品もありますからチェックしてみて下さい。NISAなんとなくお得そうだけどなかなか始める勇気がない方には手軽に始められるものかと思いますよ。


はい、ということで野村證券のNISAセミナー報告はこれでおしまいとなりますが、こんなブログじゃわからないよ~という方はおそらく1億人くらいいると思います。そんな皆様で投資に興味を持った方は野村證券ホームページや野村證券の各支店で詳しく教えてくれるはずですきっと。また、鷹の爪とコラボしたNISAの村のホームページでもわかりやすくNISAや投資のことを動画で紹介してるので見てみて下さい♪(NISAの村で検索してね)


いかがでしたでしょうか?じっとしていればお金は貯まりますが増えたりはしないので、うまく投資という選択肢も入れていくのも良いのではないかと思います。


はい、それでは今回はこの辺で。最後はいつもの奴をご一緒にお願いしますよ。


た~か~の~つ~め~  (f n ▲ n)f