7月7日、箱根にある県立生命の星・地球博物館で開催されている企画展、ゴンドワナ~岩石が語る大陸の衝突と分裂~を見学して来ました。^^

コロナ禍の影響で、入館は地下駐車場入口から、退館は正面口と分かれいました。

 

企画展は3つのテーマに分かれて展示されていて、最初のコーナーは10億年の大陸移動の履歴というテーマでした。

今から10億年前にロディニア超大陸が誕生した後、7億5千万年前頃から超大陸の分裂が始まり、5億年前にゴンドワナ大陸が誕生したそうです。

その後4億年前にローラシア大陸がゴンドワナ大陸に接近、3億年前にパンゲア超大陸が誕生しました。^^

そして1億5千万年前にパンゲア超大陸は、ローラシア大陸とゴンドワナ大陸に分裂。

ゴンドワナ大陸も西ゴンドワナ大陸(南米、アフリカ、アラビア半島)と東ゴンドワナ大陸(南極、インド、オーストラリア)に分裂し、現在までに至っています。

展示では、それぞれの大陸が誕生した時代の各地の岩石を見ることが出来ます。^^

 

続いてアルフレート.ウェーゲナーが唱えた大陸移動説の根拠となる生物の化石が展示されていました。

まずはゴンドワナ大陸の各地で見つかる裸子植物のグロッソプテリスの標本です。

オーストラリア産の化石は母岩が白色系で化石が赤くて綺麗でしたね。^^

脊椎動物化石では、単弓類のリストロサウルスとメソサウルスが展示されています。

 

2つ目のコーナーはゴンドワナ大陸の岩石がテーマで、日本では中々見られない鉱物が沢山展示されておりますが、門外漢なんでレポはスルーさせて頂きます。^^;

 

最後のコーナーはゴンドワナの生物たちというテーマで、絶滅種から現生種まで、ゴンドワナ大陸地域の生物が展示されています。

三葉虫、シーラカンスなどの魚類、恐竜、翼竜、有袋類他哺乳類の標本が展示されていました。

現生種では、走鳥類・・・走鳥類はゴンドワナ大陸由来の地域でしか現生してないのですが、元はローラシア大陸に居た飛べる鳥が祖先で、現地に渡ってから地上性に進化したらしいです。^^;

ダチョウについては2千万年前に陸伝いでアフリカに渡ったそうです。

アロワナ類やカメレオンはゴンドワナ大陸由来の生物たちです。

他にはトンボや蝶、甲虫などの昆虫類、植物についての展示がありました。^^

 

大変マニアックな企画展ですが、生物の進化や移動を考えるには大陸の誕生と分裂(移動)は重要なので、興味のある方は箱根の温泉に浸かったついででも良いので、旅のコースに加えて頂けたらと思います。^^

 

常設展示の写真もちょっとだけ・・・ ^^

ではまた。^^