徒然なるままに -26ページ目

映画「重力ピエロ」観ました(致命的なネタバレ含む注意)

109シネマズ川崎で、映画「重力ピエロ」を観てきました。
土曜午前。
それなりの大きさのシアターに、それなりの観客が入っていた。

ミステリーの謎解きに遺伝子を用いる、ミステリーに家族ドラマを絡ませるなど、面白い試みをしている作品。
作品中のいくつかのシーンに共通項(ハルが二階から落ちてくる、嘘をつくときの癖、など)を持たせているのもまた上手い。(しかし共通項が多すぎて、ちょっとしつこいかもしれない)

また、ラストの、ハチミツの器械のアナログの音が良い感じ。

バットというのは、男性器の象徴ともとれるかもしれない。婦女暴行犯に対してバットで対抗する、というのは、もしかしたらそうした隠喩めいた意味が隠されているのだろうか。

ただ、放火事件の犯人が冒頭近くですぐに分かってしまうなど、ミステリーとしては正直微妙。
この作品は、ミステリーとしてより、家族ドラマとして楽しむべき類の作品だと思う。

確かに、作りとしては上手いけれど、感動できるかどうか、という点については、私はどうも感動はできなかった。
伊坂作品の映像化作品を観るのは今回が三回目。この作品は、今までの作品と比べるとずっと良いとは思うけれど、かといって感動できる優れた作品かと言うと若干首を捻ってしまう。やはり私には伊坂作品は向いていない、ということだろうか。

分かりやすい敵の設定に、多少辟易。
婦女暴行や子供同士のイジメ(そこに相手の母親も絡んでくる)など、敵の設定がベタで分かり易すぎる。そういうの、他の既出作品で既に何回も見ている。

ミステリーの謎解きにストーカー女を使うというのはどうなんだろう、正直微妙。
監視カメラだとかストーカーだとかによって謎解きをするのは、あまりにも簡単で分かりやすく、ミステリーとしては二流や三流ではないかと思う。

放火のシーンで、例の婦女暴行犯が初登場したシーン。ここはミスリードを狙ったのだろうけれど、主人公に対して関連性の薄い人物を犯人にしても物語としての面白味が全くない。婦女暴行犯が放火事件の犯人だったら、あまりに当たり前すぎて何の驚きもない。放火事件が起こる前後の登場人物も少なく、疑うべき対象の人物があまりに少なすぎる。そのため犯人の候補が実質的に弟君一人に絞られてしまうのだ。それが故に、犯人が分かっても何の面白味も感じられない。

家族の一員が何らかの事件を起こしてしまう、というのは、数十年前のどこかの家族ドラマで観た気がする。
「ミステリー+家族」という構成については、「犬神家の一族」があまりにも有名。
だから、当作品は、斬新さや新鮮さ、という点においても、やはり微妙と言わざるを得ない。

私が思うに、伊坂作品はミステリーとしての謎解きの面白さに欠けた作品が多い印象。ミステリーとしてよりも、単なるドラマとして楽しむべきものなのだと思う。


とりあえず、なにか悲劇をでっち上げて、「悲しいでしょう。さあ泣け!」と言われても、それだけじゃ泣けないでしょう。と私は思うんだけど。
それでも泣いてくれる人がいるというのは、果たして良いことなのかどうなのか。
恐らく、客の物語を見る目がないと、出来上がる作品というのも自ずと質が低いものが量産されることになるのではないかと私は思う。
面白いものは面白い、つまらないものはつまらないとハッキリ言う事によって、つまらないものは淘汰され、クリエイターに対するプレッシャーを与えることができ、ひいてはより良いものが作られていく、と私は思うのだけれど。どうだろうか?



ちなみに、私は、「ピエロ」という言葉から、直感的に、道化師によって踊らされる人間、というイメージを持ったのだけれど、この作品の内容とは少し違う内容だった。

現状に苦しみもがく人間達。ピエロの手の上で転がされるだけの人生。つまり“踊らされる存在”。ピエロは“道化”によって人々に夢や希望を与え、期待させるだけ期待させて、最終的には人々を不幸のどん底に叩きつけるのだ。
それにも関わらず、人々は、未だに夢や希望にすがり続けようとする。所詮自分たちは何者かによって踊らされる存在に過ぎないというのに。

ということを連想してみた。しかし所詮この作品とは関係のない話だったね。


以下、5段階評価。

■重力ピエロ
ジャンル:邦画家族ドラマ/ミステリー
ストーリー:★★★
キャラクター:★★★
意外性:★★
癒し:★★★★
音楽:★★★★
総合:★★★

映画「チョコレート・ファイター」観ました(一部ネタバレ含む注意)

チネチッタで、映画「チョコレート・ファイター」を観てきました。
土曜昼。
かなりの大きさのシアターに、それなりの観客が入っていた。

ストーリーはかなり微妙。分かりやすい勧善懲悪。しかしアクションシーンにただただ圧倒される。
一昔前の香港アクションを髣髴とさせるアクション。壁よじ登りアクションなど見ごたえ感がある。
少女が活躍するアクション映画は、他にも「少林少女」や「キル・ビル」などがあり、アニメやマンガでは美少女バトル物は無数に存在するけれど、ここまで体を張ったアクションをしている作品というのはなかなか存在しないのではないだろうか。

映像自体もかなり斬新。「キル・ビル」を連想させる意味不明のアニメシーンの挿入は、斬新以外の何物でもない。

CGやアニメだと、こうしたアクションは“出来て当然”で何の面白味もないけれど、実写でここまでのアクションができるということに、ただただ圧倒される。
そして、本編終了後のメイキング映像がまたすごい。怪我人が続出。主人公の少女が顔面にダメージを負って寝込んでいるシーンなどに、役者魂を感じる。日本では、女優の顔にダメージを与えるなんてなかなか出来ることではないので、こういった体を張った作品というものはなかなか作れないのかもしれない。

こうした、ほんものの少女アクションを見せてくれる作品がこれからも出てきてくれれば、観客の一人としてすごく嬉しいなぁ、と思う。


以下、5段階評価。数字化すると凡庸になってしまうけれど、数字に表れない良い部分がたくさんある作品だと思います。

■チョコレート・ファイター
ジャンル:アジア映画/アクション
ストーリー:★
キャラクター:★★★★
意外性:★
癒し:★★★
音楽:★★
総合:★★★

アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」新ED「止マレ!」

アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」新エンディングテーマ「止マレ!」です。
良い感じの曲♪

ヤマカンさんが抜けたこともあるのか、さすがに今回のEDはダンスではありませんでしたね。でも映像的には良い感じ★

涼宮ハルヒの憂鬱 【新ED】 「止マレ!」



アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」は、ついに新作映像がキタ♪
先週は再放送で失望感がかなり強かったのだけれど、ようやく新作映像キタ♪わーい♪

今回の話は、タイムトラベルものの話で、
「消失」のエピソードもタイムトラベルものなので、
「消失」のエピソードの伏線も兼ねているのかな、と推測してみる。
「消失」のアニメ化を待望する人はかなり多いと思うので、今後にかなり期待しています★


なお、ED曲の発売日(8月26日)から推測すると、今回のハルヒは1クールではなく、2クールで確定ということだろうか?

涼宮ハルヒの憂鬱 新ED「止マレ!」TVCM [HD]


■関連記事
アニメ「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」OP (2009-04-25 08:59:48)

テレビの視聴率ランキングと録画について

ヤフーニュースより。
低視聴率にあえぐ中居「婚カツ!」 なんと録画ランキングでは大人気

私も、基本的にはテレビ番組は生で観るより録画の方が多い。
録画だと倍速再生で見れるので時間が浮くし、個人的な印象として、倍速再生の速いテンポの方が楽に観れるのだ。(通常速の遅いテンポを苦痛に感じることも多い)


視聴率に、録画分が含まれていないというのは少々意外に感じる。
個人的には、視聴率に録画分を含めても良い気がするけれど。

仕事を抱えている人や家を空けることが多い人など、なかなか生でテレビを観られない人も多いと思うので。

テレビ業界の人には、いろいろな意味で、生が好きな人が多い、ということだろうか。

映画「消されたヘッドライン」観ました(致命的なネタバレ含む注意)

チネチッタで、映画「消されたヘッドライン」を観てきました。
金曜夜。
時間帯のせいか、観客はそれほど多くはなかった。
もしかしたら新型インフルの影響もあるのかもしれない。

誰が正義で誰が悪なのか、
何が正義で何が悪なのかについて考えさせられる作品。
要するに全員悪者ということか?

自らの欲望や権益のために、他人を犠牲にしたり殺したりする。
もしくは金で雇われ、情報を手に入れるために、仕事で男と寝る女。
他人の善意を利用して自らの権益拡大に利用する男。

メディアは親会社やスポンサーの都合で、それらに対する不正を断罪する記事が潰されたりする。
民間軍事企業は、人殺しによって大金持ちになる。
政治家は、他人の善意を利用して自らの権益拡大に利用する。(殺し屋、情報隠匿係)

謎解きの展開は、いったん解決した、と見せかけて実は……、という展開はお見事。
ただ、不正を断罪するというストーリーや、展開がコロコロ転がっていくスリリングな展開というものは、パターンとしてありふれていて、新鮮味に欠けるところが残念なところ。
正直、この手の話は過去にいくつも見ていて、すっかり見飽きてしまった。

逆に言えば、この作品はある程度パターンに沿った作りをしているので、パターンを勉強したい人には良い題材と言えるかもしれない。例えば、映画を観て、そのプロットをノートなどに書き下ろしてみると、いろいろと分析もできて、良い勉強になるかもしれない。
(もちろんそのためには、映画を集中して観て、バッチリ記憶しておく、という事が必要になるけれど。まあ、忘れたらまた観れば良いだけの話だけどね)

作品のラスト近くの、政治家夫妻がインタビューを受けに新聞社にやって来るシーンだとか、いくつかのシーンでご都合主義に思える展開がいくつかあった。
また、愛人と民間軍事企業との関係について主人公の新聞記者のインタビューに答える男がインタビューに応じる展開についても、インタビューに応じることになる動機がやや弱い感じがした。
物語の流れがスムーズに進むのでつい見落としてしまいがちなポイントではあるけれど、作品を詳しく分析してみると、やや微妙な点がいくつかあったかな、という印象。
ミステリーというジャンルは、プロットの論理的な骨組みが命だと私は思うのだけれど、こうした微妙な点がいくつかあると、その骨組み自体が怪しくなってしまうので、こうした微妙な点については極力見直したほうが良かったのではないかと私としては思うところだけれど。

他の見どころとしては、英語のセリフが面白い。
例えば、“You're welcome.”と“Thank you.”の話す順番が逆になっていたり、オバマ大統領を連想させるような“Yes, we can.”というセリフがあったり。某政治家が語る「時にはパフォーマンス型の政治家が必要なときもある」というセリフは恐らくオバマ大統領を指しているのではないかと。
また、BGMについても、個人的にはとても好きなメロディ。物語を盛り上げるのに効果を発揮している。(もちろん作品や音楽については各人の好みの問題が大きいけれどね)


以下、5段階評価。

■消されたヘッドライン
ジャンル:洋画ミステリー/サスペンス
ストーリー:★★★
キャラクター:★★★★
意外性:★★★★
癒し:★★★
音楽:★★★★★
総合:★★★

日テレ宮崎宣子アナがフリー転身

【映画】個人的な備忘録(11)

深夜から今朝にかけて、続けざまに映画を5本観た。
以下は、あくまで個人的な備忘録であり、
それ以上でも以下でもありません。
甘口なのか辛口なのかどうなのか。


■バッテリー
ジャンル:邦画ドラマ/スポーツ
ストーリー:★★
キャラクター:★★
意外性:★
癒し:★★
音楽:★★
総合:★★
備考:
なにかパターンに縛られている感じがした。
この手の話は少年漫画で見慣れている。
ベタな設定や展開のオンパレードで、どうも微妙な印象。
パターンという枠から飛び出るような「何か」があれば、より良かったと思うんだけど。


■フラガール
ジャンル:邦画ドラマ
ストーリー:★★
キャラクター:★★
意外性:★
癒し:★★★
音楽:★★★
総合:★★
備考:
コメディ要素が楽しい。
炭鉱とハワイアンセンターという題材は面白いが、内容は基本的にベタ。


■プラダを着た悪魔
ジャンル:洋画ドラマ/コメディ
ストーリー:★★★
キャラクター:★★★★
意外性:★★
癒し:★★★★
音楽:★★★★
総合:★★★★
備考:
よくある女の子の成長物語。
コメディ要素が楽しい。
なにかに真剣に打ち込んでいる女の子は、とても素敵だな、と思います。


■MR.&MRS. スミス
ジャンル:洋画アクション/ドラマ/コメディ
ストーリー:★
キャラクター:★★
意外性:★
癒し:★★
音楽:★
総合:★★
備考:
どっかで観たことあるような設定や展開のオンパレードに退屈。
アメリカ映画にありがちな火薬を使った派手なアクションシーンは面白かった。


■ALWAYS 三丁目の夕日
ジャンル:邦画ドラマ
ストーリー:★★★
キャラクター:★★★
意外性:★★
癒し:★★★★
音楽:★★★
総合:★★★
備考:
レトロな感じ。ROBOT制作のCGが良い感じ。

今朝、JR川崎駅の駅前通りを歩いてみたけれど、

今朝、JR川崎駅の駅前通りを歩いてみたけれど、マスクを着けている人はほとんどいなかった。
装着率はだいたい3%くらい。

感染者の一人は、川崎駅すぐ近くの市立川崎病院に入院しているらしいのだけれど。
そんなものなのかな?

新型インフル、東京・川崎の女子高生2人感染 NY帰り - 朝日新聞

【映画】個人的な備忘録(10)

以下は、あくまで個人的な備忘録であり、
それ以上でも以下でもありません。
甘口なのか辛口なのかどうなのか。


■虹の女神 Rainbow song
ジャンル:邦画/恋愛映画
ストーリー:★★★
キャラクター:★★★
意外性:★★★
癒し:★★★★
音楽:★★★
総合:★★★★
備考:
ヒロインが死んで物語が終わるというベタなストーリー展開ではあったけれど、良い感じの作品。
全体的に、なんとなくアドリブのような雰囲気。「ハルフウェイ」に似た雰囲気を感じた。
物語のラストとして、「死」に頼る物語がやたらと多い気がするけれど、「死」というもので物語を締めくくるのは、人の心を惹きつけやすく、ラストにはもってこい、ということだろうか。ベタで安易に脚本を作れるわりには人の心を惹きつけやすい、ということかもしれない。


■WASABI
ジャンル:洋画アクション/ドラマ
ストーリー:★
キャラクター:★★
意外性:★★
癒し:★★
音楽:★★
総合:★
備考:
日本を舞台にしているけれど、どうも微妙な感じ。
外国人が日本を舞台にした物語を作ると、どうも微妙な印象を感じる、ということが多い気がする。
アクションシーンやコメディ要素など楽しめる部分もあるが、“微妙な部分”が目立ってしまい、素直に楽しむことができなかった。

キャンセル被害43億円=修学旅行など新型インフルで-近畿旅館業界

ヤフーニュースより。
キャンセル被害43億円=修学旅行など新型インフルで-近畿旅館業界

前から予測されていたことだけれど、新型インフルによって、実際に経済に対する悪影響が出てきているようだ。
これにより、潰れる旅館とかも出てくるのだろうか。