何年もの間、在中国日本大使館のほぼ全てのメルマガに目を通していますが、本日、少なくともここ7、8年で最も深刻と思われるメールが届いたので拡散します。
このメルマガは通常、大使館の休館や、大規模デモ、テロ、犯罪発生などの治安の不安、大気汚染、鳥インフルエンザのヒトへの感染などを警告していますが、今回は、たんなる鳥インフルエンザのヒトへの感染ではなく、ヒトーヒト感染が生じていることを警告しています。本文では触れられていませんが、悪くすればパンデミックにつながる恐れがあります。
支那では鳥インフルエンザのヒトへの感染は年がら年中起きていて、メルマガでは通常「ヒトーヒト感染は確認されていません」という一文が入ります。今回はこれまでとは違って、「限定的ながら」、鳥インフルエンザA(H7N9)について「(これまでは)ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されていません。」などの文言があり、紛らわしい書き方になっていますが、「ヒトーヒト感染が生じていることが否定できない」という警告です。
外務省は警告を行うときは、恐れずにはっきりとした警告を出すべきです。
以下、コピペです。
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●1月23日、世界保健機関(WHO)は、中国において鳥インフルエンザA(H7N9)の限定的なヒト-ヒト感染が生じているとして、世界各国に対し警戒を呼びかけています。
●1月27日(金)から2月2日(木)の春節期間中は、人の移動が活発になり、リスクが高まる可能性もあります。渡航・滞在する際は、こまめに手を洗う、生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避けるなど、予防に心がけて下さい。
●中国国内では、2017年1月前半期だけで111例のヒト感染例が報告されており、昨年の同時期よりも早いスピードで増加しています。
中国にお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在中国日本国大使館
中国、香港及びマカオにおける鳥インフルエンザA(H7N9)について、外務省では、以下のとおり感染症スポット情報を更新しましたのでお知らせいたします。中国に渡航、滞在される方におかれては参考にしてください。
外務省海外安全HPはこちら →
http://www.anzen.mofa.go.jp/
中国、香港及びマカオにおける鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染例発生(家禽との直接接触には御注意ください。)(その11)
1.中国、香港及びマカオにおける鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例
(1)1月23日、チャンWHO事務局長は、2016年11月以降、世界の広い地域で家禽・野鳥における高病原性鳥インフルエンザが急速に流行拡大していることに警戒を呼びかけるとともに、中国では、2013年以降鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染例が1,000例を超え(これらの致死率は38.5%)、直近の例では、限定的なヒト-ヒト感染が生じていることも否定できないとして、世界各国に対し迅速な対応を呼びかけています。
(2)1月22日付けの香港衛生署衛生防護センターの発表によれば、中国国内では、2017年1月前半期だけで111例のヒト感染例が報告されています。
(3)中国の国家衛生・計画生育委員会(NHFPC)が発表した2016年11月22日~同年12月29日の間のヒト感染例は106例(うち死亡20例)です。
感染者の発生地域は、江蘇省(52例)、浙江省(21例)、安徽省(14例)、広東省(14例)、上海市(2例)、福建省(2例)、湖南省(1例)となっており、感染者の多くに家禽との接触があったとのことです。
2016年の1月以降の中国国内における発生状況は以下のとおりです。
2016年1月 感染者報告数28例 うち死亡5人
2月 感染者報告数29例 うち死亡15人
3月 感染者報告数17例 うち死亡 7人
4月 感染者報告数11例 うち死亡 7人
(略)
11月 感染者報告数 6例 うち死亡 0人
12月 感染者報告数106例 うち死亡20人
(4)2016年12月以降、香港で4例(うち死亡1例)、マカオで2例のヒト感染が報告されています。
(5)なお1月1日から25日までに湖南省で13例(うち死亡5例)、河南省で死亡3例、湖北省で1例が確認されています。
(6)つきましては、中国、香港及びマカオへの渡航を予定している方又は既に滞在中の方は、在中国日本国大使館及び各総領事館のホームページなどから最新の関連情報を入手し、以下2.を参考に十分な感染予防に努めてください。
2.鳥インフルエンザA(H7N9)について
(1)症状
これまで海外で報告された情報によると、多くの患者に発熱や咳、息切れ等の症状が見られたことに加え、重症の肺炎に発展し、中には死に至るケースが見られました。ただし、この病気の詳細はまだ分かっていません。
(2)感染源
現時点において感染源は不明ですが、鳥インフルエンザにかかった鳥の羽や粉末状になったフンを吸い込んだり、その鳥のフンや内臓に触れてウイルスに汚染された手から鼻へウイルスが入るなど、人の体内に大量のウイルスが入ってしまった場合に、ごくまれに感染すると考えられています。
ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されていません。
(3)予防
鳥インフルエンザA(H7N9)に対する一般的な予防策は以下のとおりです。
●休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
●手指等の衛生保持に心掛ける。
●咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
●温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
●高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。
また、鳥インフルエンザA(H7N9)の特徴及び上記に追加する具体的予防策は以下のとおりです。
●生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
●死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
●鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
●手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
●外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
(4)発生地域からの帰国時・帰国後の対応
帰国時に発熱、咳、のどの痛みなどの症状がある場合には、検疫所の健康相談室に申し出てください。また、帰国後10日以内にこれらの症状が出た場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診し、発生地域に渡航・滞在していたことを伝えてください。
3.海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は,大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
(
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
(参考情報)内閣官房(新型インフルエンザ等対策)
http://www.cas.go.jp/jp/influenza/about_h7n9.html
鳥インフルエンザ(H7N9)について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9.html
中国国家衛生・計画生育委員会
http://www.nhfpc.gov.cn/
香港衛生署衛生防護センター
http://www.chp.gov.hk/en/guideline1_year/29/134/332.html
マカオ特別行政区政府衛生局
http://www.ssm.gov.mo/portal/
WHO:Avian influenza A(H7N9) virus
http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/influenza_h7n9/en/
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(大使館等の問い合わせ窓口は省略)