これほど日本の絶望を自らの絶望に重ねて、思想的メッセージとして伝えた人はいなかった。保守思想の屋台骨だった。
飄々と「俺は死ぬぞ、俺は死ぬぞ、」と言い続けた。ああ、この人は本当に死ぬ、誰も止めることはできないと、思った。
その日がとうとう来たのだ。
これは一人西部の死、というだけではない。日本の終わりへのカウントダウンが今はじまったのだと、正しく、彼の死を理解できる者が、一体この日本に何人居るだろう。
彼の死は三島を思わせる。
長い間、お疲れ様でした。
あなたの絶望は、僕には伝わっていましたよ。