社長になったら、まず何をする? | 組織変革成功講座
プロ野球も早いもので大詰めを迎えています。

優勝の行方はほぼ決まった感じですが、

昔と違ってそれでも野球への関心がそれなりに続くのは、

クライマックス・シリーズの存在でしょうね。


私の地元名古屋では、3位の広島カープとの直接対決を

天王山、なんて言ってますから。


借金10のチームと14のチームで(2013年9月9日現在)

天王山もないだろうと思うんですけどね・・・。


私が応援する中日ドランゴンズは、やっぱり以前の弱いドラゴンズに

戻ってしまって、何ともさみしい限りです。

高木監督になった時にこうなるだろうと予想はしていたんですが・・・。

http://ameblo.jp/consul-k-ui/entry-11222701635.html


しかし、監督が代わるとこれほどまでにチームの雰囲気って

変わるものなんですね。

落合元監督のカラーが濃すぎたというのはあるかもしれませんが。


そこで、思うのは、

「プロ選手のレベルでも、

トップ(リーダー)の影響をこれほどまでに受けるんだ」

ってこと。


プロと言われる人のレベルであれば、トップ(リーダー)が誰であれ、

自分のモチベーションもコントロールして、

自分の力を最大限に出すことができる気もするんですが、

プロであってもなかなかそうはいかないってことなんでしょうね。


いわんや、一般的な社会人であれば、上司が誰かによって、

パフォーマンスが変わるのは、当然かもしれません。


さて、前置きが長くなってしまいましたが、

落合監督はやっぱり偉大だったってことで、

今回は、久しぶりに落合ネタを書いてみたいと思います。


NHKの番組で「会社の星」という番組があるのをご存知でしょうか?

それがどんな番組なのかはさておき、

その「会社の星」に今年の7月10日、17日と2週にわたり、

落合博満氏が出演していました。


管理者である人たちがスタジオに集まり、

部下のモチベーションの上げ方や、組織の作り方、

部下の育て方などなどを落合博満氏に質問をして、

それに落合氏が答えるという構成。


こんな質問が挙げられていました。


「力の違う部下を平等に扱い育てるにはどうしたらいいのか?」


「『今のありのままでいいのよ』なんて言われて育てられた、

ゆとり世代のやる気を上げるにはどうしたらいいのか?」


「やるべきことを勉強せずに、成長しようとしない部下に

どう対処したらいいのか?」

などなど。

これらの質問一つ一つに落合流の

回答がなされて、なるほどなぁと思わされること多々ありました。

7月10日(前半)
http://www.nhk.or.jp/kaisha/archives/130710/index.html

7月17日(後半)
http://www.nhk.or.jp/kaisha/archives/130717/index.html



その中で、個人的に一番印象に残ったのは、次の質問に対する回答。

「落合さんが、もし起業され、社長になられたらまず何から始めますか?」


私が「なんだろうな?」と考える暇もないほどの即答でした。


落合氏の回答は以下の通り。


『あぁ、俺自分でできない能力を持ってる人間を集めてくる。

できることだったら自分でやればいい。

できないことだったら連れてくるしかないから。

それを知ったかぶりしたら周りが迷惑する。

だから人集めからじゃない?

で、社長になったら社員のために働きなさい。』


このこと、私自身にとってもかなりの戒めになりました。

どちらかというと、私、ついつい何でも

自分でやりたがったりするきらいがあるんで。


HPの作成でも、まったく専門家でもないのに、

自分でまず作ってみたくなってしまったり。

で、結局、労多くして功少なし、なわけです。

だって、専門家じゃないだから、当たり前といえば当たり前ですよね。


社長に限らず、

自分ができること(得意なこと)とできないこと(苦手なこと)を

判別し、できないこと(苦手なこと)は人の任せるというスタンスは

非常に重要なことなんだろうと思います。

もちろん、苦手を克服するというのも大事なんでしょうけど、

それは、リーダーになる前のことなのではないでしょうか?