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コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

 

 

現在のアメリカの大学の状況を把握する上で有用な一書です。他にも情報を得た上でアメリカの大学を捉える必要があると思いますが、学費の高騰問題やテニュア制度、優秀な学生を得るための施策など今後の日本の大学を考える上でのいいインプットになると思います。

 

 

一人あたりGDPをその国の生産性と定義し、日本がGDPとしては世界第3位ながら一人あたりGDPが27位となっている原因や背景を論じられている書籍です。

 

著者は元ゴールドマンサックスで現在は日本の文化財を管理される会社に勤められており、下記の書籍を書かれた方です。いかに日本を観光立国とするか、非常に興味深い示唆を頂きました。

 

 

本書でも日本の生産性27位ということにある意味で開き直って、アメリカを追随するのではなく、20位台の国をロールモデルとすべしなどおもしろい発想が書かれています。

 

私もシンガポール留学を終えてから10年強。どこか日本に慣れてしまった感もありますが、今一度この国で生きていくために何が必要化を考えるキッカケとなりました。

 

 

人脈、ネットワーキングと聞くと毛嫌いをされる方もいらっしゃるかと思いますが、良質な人脈というのは沢山のいい経験価値を享受でき、時に思いもしなかったようなイベントに出会えたりします。

 

本書は「抜擢される人」というキャリア開発でもある意味特殊なキャリアイベント対象者にフォーカスした本です。私自身もこの10数年働く中で、抜擢される人/そうでない人の特徴があるように感じていました。本書ではその特徴を筆者の経験を元に書かれています。下記の人脈スパライルモデルがその特徴を上手くまとめてくれています。

 

【人脈スパライルモデルの5つのステップ】

① 自分にタグをつける

− 「購買支援」の発想で、自分のタグと相手の大義名分をうまく合致させる

− 自らの貢献は周囲に過不足なくアピールし、タグの「リマインド効果」を狙う

− 異業種交流会など他流試合で、自分のタグの「受け」を検証、テストマーケティングする

 

② コンテンツを作る

− コンテンツとは、タグの信憑性を裏付けるエピソード(実績事例)

− やりたいことに個室すぎず、まずは「相手の望むこと」に取り組んで、コンテンツの礎となる実績を作る

− 「実力=能力✕実績✕意欲」

− ビジネスの心肺機能を発達させるには、「脳に汗をかくくらい頭を使う」「ビジネス上の修羅場を経験する」「自分の名前で仕事をする」ことが早道

 

③ 仲間を広げる

− 「勉強会」は仲間を広げ、コミュニケーション能力を高める絶好のチャンスになる

− 勉強会を開催する時のポイントは、

・ 幹事を引き受ける

・ ⑧名程度のクローズドな会合にする

④ 自分情報を流通させる

⑤ チャンスを積極的に取りに行く

− 舞台に上がった後は、そこでの役割に徹して最後までやり抜かないと、次なるチャンスが巡ってこない。

 

 

元伊藤忠社長、中国大使だった丹羽さんの書籍です。

SDGsで扱うような人口・大気汚染・水・食糧問題から、それが原因で起こる難民やテロの問題など地球的問題群について商社ビジネスに関わられた立場から書かれています。

 

おもしろかったエピソードとして、SCMの問題で、アメリカ産の産業機器が東南アジアのある国での収穫期に壊れてしまい、代替パーツの注文をしたところ納期は3ヶ月との回答。それでは収穫期が終わってしまうため、現地で人を雇って対応したとの話がありました。デジタルの世の中になった時にこれはどう解くのか。例えば予防保全のようなIoT✕ビッグデータ分析が一つの解となるでしょう。

 

社会の課題をいかに解いていくのか、負の連鎖をいかになくすのかを考える上で有益な一書でした。

 

 

欧州サッカーにスポットを当てた主にサッカーのフォーメーションにおける戦術論です。

 

① 最適解を導き出すハイブリッド式マネージメント

② 戦術の先進性がそのまま順位に反映される

③ 現代に甦らせた140年前のフットボール

 

など非常に面白いトピックがありました。

組織作りには伝統と革新両方が必要なのではないかと思っています。戦術も一緒で奇をてらいすぎず、一方でユニーク性=先進性は持ちつつ、いかに最適な戦術を導き出せるか。

 

サッカーなどのスポーツから学べることもたくさんあると思います。

 

APIとはApplication Programming Interfaceの略です。システムやソフトフェア同士をつないでいく機能と捉えるとわかりやすいでしょうか。ここ最近は行政や金融のシステムがAPIを公開し、例えば地方自体のハザードマップのデータを取れるようにして新しいサービスを提供できるようにするなど、新しいビジネスやサービスが生まれています。

 

本書ではAPI革命と銘打って、農業や物流、金融での事例紹介を中心に書かれています。我々ITを本業とする者から見ると、APIという発想自体は新しくないのですが、これだけAPIが公開されてくると、その機能群を知り、以下に束ねてサービスを創る発想、いかに管理をするかという視点を持てるかが重要と思っています。

 

 

日経新聞の自身の読み方が合っているのか確認をしてみたく手に取った本です。私は紙媒体の日経新聞は火〜木でしか読んでいませんでしたが、読了後いろいろ反省をさせられました。

 

1. World Marketsから市場の動きを予測する

2.  GDP・業種別・物価。金融の動きなどを見る

3. 月曜日の日経新聞を読む習慣をつける

4. 1の情報を含めて気になった情報は手帳にメモをする癖をつける

5.  仮説-検証のスタイルで読む

 

といったところが学びでした。

 

 

世界では人口爆発が課題となっていますが、日本では少子高齢化社会が進み、人口減という課題が間もなくやってきます。本書は2018年以降人口減によりどういう問題が発生するかを年表形式で書かれており、その処方箋も書いています。

 

2030年には団塊世代の高齢化で、東京郊外にもゴーストタウンが広がる

同年、ITを担う人材が最大79万人不足し、社会基盤に混乱が生じる

2115年総人口が5000万人まで減る など

 

そして著者は日本を救う10の処方箋として下記をあげています。

 

◆日本を救う10の処方箋
1.「高齢者」を削減

2.24時間社会からの脱却
3.非居住エリアを明確化

4.都道府県を飛び地合併
5.国際分業の徹底

6.「匠の技」を活用
7.国費学生制度で人材育成

8.中高年の地方移住推進
9.セカンド市民制度を創設

10.第3子以降に1000万円給付

 

いずれにせよマクロで考えていくことが重要だと感じました。私のチーム人口構造が壊れており、いかにシニアから若手へのバトンタッチをしっかり行っていくかが大事です。この人口構造の課題をしっかりと考えていきたいと思います。

 

 

非常に興味深い一冊でした。

主に軍事に基づく歴史的背景から、戦略と技術の関係性を紐解いた書籍です。

現在デジタルという言葉がビジネスで持てはやされていますが、正にデジタル技術が戦略を覆そうといしてる今日において本書はその本質を理解する一冊となるのではないでしょうか。

 

本書には書かれていませんが、織田信長の1575年の長篠の戦いでの鉄砲隊の導入も、ある意味で同じ文脈で掴めるものではないかともいます。技術をいかに活用するのか人間に寄りますが、その技術への柔軟性というのは変革をする上で非常に重要であることは歴史が示しています。

 

本書ではいくつかの教訓が書かれていますが、その中で私が共感したものを備忘録的に書いておきます。マネジメント的な立場としては、いかにイノベーションを起こすための組織・人作りの風土を作るかがキーだと考えます。

 

将来の可能性を秘めた萌芽段階の技術を見つけ、育てたものが勝つ(P80)
新技術の強みを一早く理解したものが戦いを制する(P121)
機能への理解が深い者が、既存技術を活かし戦いを制する(P177)
自由な技術者と組織が新戦略を実現可能にする(P247)