【読書】抜擢される人の人脈力―早回しで成長する人のセオリー | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

 

 

人脈、ネットワーキングと聞くと毛嫌いをされる方もいらっしゃるかと思いますが、良質な人脈というのは沢山のいい経験価値を享受でき、時に思いもしなかったようなイベントに出会えたりします。

 

本書は「抜擢される人」というキャリア開発でもある意味特殊なキャリアイベント対象者にフォーカスした本です。私自身もこの10数年働く中で、抜擢される人/そうでない人の特徴があるように感じていました。本書ではその特徴を筆者の経験を元に書かれています。下記の人脈スパライルモデルがその特徴を上手くまとめてくれています。

 

【人脈スパライルモデルの5つのステップ】

① 自分にタグをつける

− 「購買支援」の発想で、自分のタグと相手の大義名分をうまく合致させる

− 自らの貢献は周囲に過不足なくアピールし、タグの「リマインド効果」を狙う

− 異業種交流会など他流試合で、自分のタグの「受け」を検証、テストマーケティングする

 

② コンテンツを作る

− コンテンツとは、タグの信憑性を裏付けるエピソード(実績事例)

− やりたいことに個室すぎず、まずは「相手の望むこと」に取り組んで、コンテンツの礎となる実績を作る

− 「実力=能力✕実績✕意欲」

− ビジネスの心肺機能を発達させるには、「脳に汗をかくくらい頭を使う」「ビジネス上の修羅場を経験する」「自分の名前で仕事をする」ことが早道

 

③ 仲間を広げる

− 「勉強会」は仲間を広げ、コミュニケーション能力を高める絶好のチャンスになる

− 勉強会を開催する時のポイントは、

・ 幹事を引き受ける

・ ⑧名程度のクローズドな会合にする

④ 自分情報を流通させる

⑤ チャンスを積極的に取りに行く

− 舞台に上がった後は、そこでの役割に徹して最後までやり抜かないと、次なるチャンスが巡ってこない。