昨年書いた記事の中で、

今でもよく読まれ、反響のある記事があります。

 

衝撃的な内容を綴っていますが、

算数の重要性が分かる記事になっています。

 

 

 

 

 

昨年の記事では2021年と2022年の

2年分のシミュレーションを掲載しましたので、

2023年のシミュレーションを追記していきます。

 

 

■シミュレーション
豊島岡と浦和明の星の2校を用いて、

教科ごとの得意不得意を反映する形の

合否シミュレーションを作成しています。

 

例えば、国語が苦手なパターンの場合、

 ・国語:不合格者平均点

 ・他3教科:合格者平均点

として、合格最低点を超えるかの確認です。

 

算出ロジックの詳細は、

上記リンクの昨年の記事をご確認ください。

 

 

●例:豊島岡女子学園 2023年 第1回

 

 

 

●例:浦和明の星女子 2023年 第1回

 

 

 

両校とも算数苦手シミュレーションの場合、

他3教科で合格者平均点を得点できても、

結果は「不合格えーん

 

2021年、2022年と同様の結果となりました。

 

算数一点突破のシミュレーションは、

 ・算数:合格者平均+10点

 ・他3教科:不合格者平均点

ですが、結果は明の星は「合格合格

 

豊島岡は0.3点届かず「不合格えーん

ですが、合格最低点に1点以内の差です。

 

 

■総合偏差値だけでなく、教科偏差値も

昨年と同じまとめになってしまいますが、

女子難関校の合格最低点を超えていくには、

4教科の総合偏差値の値だけではなく、

各教科の偏差値構成も重要になると言えます。

 

偏差値64の浦和明の星 第1回入試において、

 ・国語68、算数58、理社68、4科総合66

 ・国語60、算数68、理社60、4科総合63

このような二人の子が受験した場合、

前者は、まさかの不合格があるかもしれませんし、

後者は、逆転合格の確率が高いかもしれません。

 

「算数が大事」というフレーズは耳タコですが、

国語・社会・理科が合格者平均点に達しても、

算数ができないと「不合格」は厳しい現実です。

 

国語の漢字や語句、社会と理科の暗記モノなど、

算数以外もやらなきゃならない課題がありますが、

やっぱり「算数勝負」と結果が示しています。

 

皆さまのご参考になれば、幸いですグラサン