「彼を知り、己を知れば、百戦殆うからず」
「彼」=「中学入試」の情報収集を思い立ち、
いくつかの学校の入学試験情報を調べてみました。
各学校の入学試験情報を調べるにあたって、
個人的に重要項目だと考えるのは次の3点です。
・教科別の出題傾向
・教科別の配点(配点比率)
・合格最低点(必要得点率)
今回は「合格最低点」についての前編。
■3つ目の平均点
多くの学校では受験結果を公表しており、
・受験者人数
・合格者人数
・合格最低点
・教科別受験者平均点
・教科別合格者平均点
これらの情報が開示されていることと思います。
(女子御三家は非開示ですが)
「合格最低点をどのようにして超えるか?」
を検討していくにあたって、
教科別得点シミュレーションを考えてみます。
教科別得点シミュレーションをするにあたり、
KKGGが必ず算出している項目があります。
3つ目の平均点である、
「教科別不合格者平均点」の算出です。
これによって3つの平均点が分かる状態となり、
得点シミュレーションがより現実的になります
■受験結果情報の可視化
受験結果を公表している学校のうち、
豊島岡女子学園と浦和明の星女子を
具体例として取り上げてみたいと思います。
(だって女子御三家は・・・ 2回目)
●例:豊島岡女子学園 2022年 第1回
●例:浦和明の星女子 2022年 第1回
両校とも受験者平均点と合格者平均点は
ホームページ上で公表されていますが、
不合格者平均点は公表されていません。
しかしながら、不合格者平均点を加えると
シミュレーションが現実味を帯びてきます
両校ともに第1回入試分を選びましたので、
受験者全体の約半数が合格者となる回です。
合格者が極めて少ない回では無いのですが、
合格者平均と不合格者平均の乖離・・・
特に算数の乖離は・・・
長くなりましたので、
具体的なシミュレーションなどについては
次回の後編で綴っていきたいと思います。