9月6日に、梅田芸術劇場メインホールにて、春野寿美礼さんと関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートが行われました。

僕は音楽プロデュース、そしてピアニストとして出演しました。

http://www.umegei.com/schedule/99/index.html

指揮は関フィルの藤岡幸夫さん。前半は関西フィルのオーケストラだけのプログラム。第2部が春野さんとのプログラムだったのですが、三人でおしゃべりをしながらの、暖かい雰囲気のコンサートでした。

今回はOn a Clear Day(ある晴れた日に永遠が見える), 夢破れて(レ ミゼラブル)、私だけに(エリザベート)最後のダンス(エリザベート)、踊り明かそう(マイフェアレディー)と、映画、ミュージカルの有名な作品の他に、このコンサート初披露のオリジナル曲、シグナスの夜(作編曲:五木田岳彦、作詞:Lapis Lazuli)が演奏されました。

春野さんの素晴らしい歌声、迫力な関西フィルと藤岡さんの華麗な指揮、、、
また、このメンバーで、コンサートが出来ればと思います。

次回、写真を掲載します、、、。

冒頭部

この作品の出だしは、東日本大震災で被災された人たち、街などへの悲しみの思いから始まる。
ラドファミレドシラと、単純なダウンスケールは、オーケストラベル(Tubular Chimes)の鐘の音と共に、亡くなられた方々への追悼の思いが込められている。
エオリア旋法(ラから始まるナチュラルマイナー)という、グレゴリア時代や中世の教会旋法を用いている。
ヴァイオリンソロも、同じようにラの音から下降スケールで始まるのだが、これは亡くなられた人々への祈りの気持ちを表すだけでなく、自然界の力の前では、何も出来ないという現実に立ちすくみ、ただ祈り、嘆き悲しむ人間の姿を映し出す。
2011年7月18日に、梅田芸術劇場メインホールにて、関西フィルハーモニー管弦楽団とレクサスが主催した東関東大震災のチャリティーコンサートにて

新作「Cantus Oratio for Violin and Orchestra」(ヴァイオリンとオーケストラのための祈りの歌)が世界初演されました。

指揮は藤岡幸夫さん、ヴァイオリンソロは、「探偵ナイトスクープ」等のテレビ番組で活躍中の松尾依里佳さんの演奏でした。

この作品は、今回の大震災の犠牲となった多くの方々への祈り、深い悲しみからくる、叫び。そして原発事故の不安やこれからの日本への不安の気持ち、しかしまた、日本は、そして日本人は、この多くの苦難を必ず乗り越えて行くはずだと信じる、強い思いなどが作品として描かれています。
今年の5月上旬より作曲を始め、6月上旬に完成しました。

80名ほどのメンバーによるフルオーケストラの創り上げるサウンドは、別格の響きを持っています。
今回はヴァイオリン協奏曲のスタイルでの作品だったので、ソロのヴァイオリンとフルオーケストラとの音量のバランスに、いろいろとアイデアを用いました。しかし、やはり1人対80人の音量です。なかなか、バランスを作るのは大変でした。しかし、指揮者のマエストロ藤岡さんが、細かくオーケストラを調整して、より魅力的な作品として、初演できたと思います。

曲やコンサートの詳細は、また後日書こうと思います、、、、。

コンサート当日は、台風の影響で大雨でしたが、ほぼ満席の会場の中、この意味のある作品が無事に発表できたことを、とても嬉しく思います。

この企画に携わっていただいた、関西フィルのスタッフの方々、梅田芸術劇場の方々、レクサスの方々、藤岡さん、松尾さん、そして、素晴らしい演奏をしていただいた関西フィルのオーケストラメンバーに、心より感謝いたします。
本日、新しいCDが発売されました。

タイトルは「NHK ニュースの音楽2010」

その名の通り、NHKのニュース、報道番組のテーマ曲を早朝から深夜までの順番で、全ての曲が収録されているCDです。1つの時代の象徴ともなる、歴史的なCDです(大げさすぎ??)

僕が長らく担当する、「クローズアップ現代」の現行版がテーマ曲、エンディング曲共に収録されています。実際の放送では、曲のごく一部分しか流れませんので、「なるほど、こんな曲だったのか、、、」
という感じで聴いていただければと思います。

参考情報

http://joshinweb.jp/dp/4988001431909.html

ごきた






先日、3rdアルバム発売から、初めてのエスコルタのコンサート。
オープニング曲は、エスコルタと初めてステージに出た、STBのデビューライブのために作った曲。
このオープニング曲が流れると、懐かしい気持ちと、まだまだこれから、彼らは大きくなってほしいという期待の気持ちがこみ上げてくる。

このコンサートでも、僕の多くの作品が演奏された。
愛の流星群、生まれ変われるなら、明日への足跡をはじめ、メドレーで登場する、数々のファーストアルバムの曲達、Dear My Love、ピエロの涙、信じる者達への歌、そしてグロリアシレナなど、様々なスタイル、そして様々な思いを込めた作品達。オープニングからエンディングまで、自分の作った作品を聴いていると、曲から曲へ、様々な思い、思い出が体の中を通り過ぎて行く。

僕にとって、作曲した作品は、自分の子供のようなものである。
人間の子供とは少し違うかもしれないが、そう、例えば人形のようなもの。
普段は静かに眠っている人形達がコンサートの舞台上で、アーティストが歌い、演奏することにより、心が込められ、心臓が動かされ、血が通い、止まっていたすべての世界が復活して、呼吸をして、生きた人形となる。

そんなことを思いながらも、頭の中は、次はどんな曲を彼らに歌ってもらいたいか、、。
そんなことばかり考えているメラメラ