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COMPASSUS@shanghai

上海老房子生活の中で魅了されたモノ、デザイン
風景、お仕事、旅行など、日々を記録しています。



いよいよ春節が始まりますね。
私達、外国人にとっては2回目のお正月です。(ちょっとだけ得した気分。)

中国では、18日が大晦日で一週間のお正月休みとなります。
上海の街も人も、ウキウキした華やかな雰囲気に。

我が家も少しだけ春節のお飾りを。




手前の赤いロウソクは、中国語の「囍](読み方:シー)という文字を象っています。
「喜」を2つ合わせたこの文字は、読んで字のごとく、めでたいことを表していて、
春節や結婚式でもよく使われます。




窓辺に吊ってあるランタンは、上海に来た頃に、
東台路(トンダイルー)という骨董品通りで購入したモノ。
ベランダに吊りっぱなしで錆びていたのを、今回カラースプレーで白く蘇らせました。

そして中央、今回のディスプレイの主役、青いチャイナ服の缶。
秋に、我が家の老房子(ラオファンズ:上海の古い洋館)の3Fに引っ越してきた、
ドイツ人のモデルのお姉さんからの頂き物。




この缶の中には、KISSのホワイトチョコレートが入っています。
綺麗で明るくて、いつも華やかな彼女らしいプレゼント。

この缶のキッチュなデザインに魅かれて、今回の春節ディスプレイはポップな感じに。




実は、クリスマスのディスプレイのベースをそのまま利用しています。
(クリスマスのディスプレイ記事はこちらから。)

赤いベースはそのままに、ポイントとなるモノを変えるだけで、また違った雰囲気に。

こちらに住んでいると見慣れてしまうチャイナテイストグッズですが、
こうして集めてディスプレイしてみると、なかなか新鮮で楽しいものです。




それでは、中国在住のみなさま、素敵な春節をお過ごし下さいませ。


新年快楽!!!







N邸の最後のご紹介は、メインベッドルームから。

ベッドルームは、シンプルな構成と共に、照明にもこだわりました。

枕元のヘッドボードにあるスイッチで、天井照明、間接照明、読書灯など、
すべての照明を調節出来るように。

ホテルのお部屋のように、ベッドでくつろぎながら、
用途に合わせて光をコントロールすることが可能です。




壁面には、収納力たっぷりのクローゼットを作って。
角のベンチソファーは、着替えやカバンを置く時など、ちょっとした時にも活躍します。




もともとお部屋とベランダは、ガラスの引き戸で間仕切りされていたのを撤去して、
アールでくり抜いた壁をつくり、ベランダ空間と一体化させました。

外側の窓サッシも、外の景色が良く見えるように割り方を考えて入れ直してあります。

このお部屋からの景色は素晴らしく、昼も夜も気持ちのよい眺めです。




ベランダ部分の床はテラコッタタイル、天井は木のルーバーを入れて、
ちょっとだけリゾート感を。




ここのソファーで、昼間はゆっくり一人で読書をしたり、
夜は二人で夜景をバックにお酒を飲んだり、、、、

そんなちょっとした非日常的空間がご自宅にあると、生活がとっても豊かになりますね。





続いてこちらは、小学生のお子様のお部屋。

将来お子様が成長されてご自宅を出た後、このお部屋を別の用途でも使えるように、
造作家具は作らず、すべて置き家具にしてあります。

今後フレキシブルに対応出来るよう、壁面に多めにコンセントを配置し、TV線も入れて。


このように、少し長いスパンでライフスタイルをイメージして、
それぞれのお部屋でメリハリをつけて設計することは、
無駄なコストをかけない為にも大切です。

また同じ面積でも、間取り、動線計画、空間の作り方、照明の使い方などで、
身体で感じるお部屋の大きさ、居心地の良さが変わってきます。


「快適でありながら、心が豊かになる空間作り。」


毎日生活するご自宅だからこそ、
それぞれのご家族の想いを大切に、一緒に空間を創っていきたいと思っております。





前回に引き続きN邸のご紹介、まずはダイニングルームのお写真です。

リビングとダイニングを一体化させて、その奥に対面型のカウンター式キッチンを。

日本のマンションでもよく見られるこの構成が、
中国の一般的なマンションでは意外と少ないようです。





こちらのお写真は、カウンター式のキッチンからリビングを眺めたショット。
キッチンでお料理しながら、ダイニングとリビング全体を見渡せる構成にしました。




キッチンは、ホワイトカラーでまとめてスッキリと。収納も充実させました。
カウンターの高さなど、奥様の身長にバッチリ合わせて作っております。




こちらは、バスルームのお写真です。

中国では、トイレとお風呂が同じ空間にあるのが一般的ですが、
日本式の洗い場のある独立したお風呂場に。

広々とした洗い場とバスタブで、お子様と一緒にゆったりとお風呂を楽しめます。




そして、脱衣所にもなる洗面所をバスルームの隣に設けました。




トイレはこちら。壁にタンクを埋込むタイプでスッキリとした空間に。




トイレ内には手洗いシンクも入れて、来客時も快適に使って頂けます。





こちらは、玄関のお写真です。

中国では玄関とお部屋の床がフラットに続くのが一般的で、
靴を脱ぐ場所が曖昧になってしまうのですが、
上がり框を作って、しっかり玄関スペースを広めに確保しました。




靴箱収納もたっぷりとってあります。




飾り棚も設けて、壁にはお子様が描いた絵を額装して。
自画像とのこと、素晴らしい芸術的センス!


水廻りや玄関など機能的な空間は、細やかな設計が必要となる箇所です。
この物件では、奥様のご要望で、日本のスタイルを基本に設計しました。

ライフスタイルの違いによって、全く作り方が変わってくるところですので、
お客様へのヒアリングをいつも大切にしています。