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COMPASSUS@shanghai

上海老房子生活の中で魅了されたモノ、デザイン
風景、お仕事、旅行など、日々を記録しています。



N邸は、上海市内の高層マンションの一室になります。

上海人の旦那様と日本人の奥様、小学生のお子様の3人ご家族で、
このマンションの購入を機に、全面改装を依頼して頂きました。




床面積が約100㎡で、元々の間取りも2LDKでしたが、中国的な空間構成だったため、
水廻りの位置からお部屋の構成まで全面的に見直すことに。

奥様からは、「日本のマンションのような構成に改装して、快適な暮らしがしたい」との
ご要望でした。

構造壁以外は全て撤去し、配管、空調も一部移動し、新しい間取りの2LDKへ。




こちらが、改装後のリビングです。

もともとのリビングより、天井も高く、面積も大きくとりました。
床は、全室床暖房を入れて、上海の寒い冬も快適に過ごすことが出来ます。




奥様のご希望で、ナチュラルテイストのインテリアに。
革製のソファーは、旦那様のこだわりで。

竣工後、生活が落ち着かれてから撮影させて頂いたのですが、
センスの良い奥様の小物コーディネートで、より温かく素敵な空間になっておりました。




こちらは、改装前のリビングの一角。

小さなベランダになっていたのですが、内側のガラス扉を撤去して、
外側の窓サッシも新しく入れ直し、全く違う空間へ。




こちらが、改装後です。

モダンな琉球畳を使って小上がりを作り、
机は壁側で固定させ、足元をすっきり快適にさせています。
もちろん畳の下は収納になっております。

小さくても畳の部屋があるとほっとするのは、やはり日本人ならでは。
気持ちの良い日差しが入り、奥様お気に入りの空間に。




改装後に、奥様から、「家の居心地が良くて、すっかり家に居る時間が増えました。」と
おっしゃって頂き、とても嬉しかったです。

それぞれのご家族のライフスタイルに合った、
毎日を快適に、そして気持ち良く過せるインテリアデザイン、
これからも探求していきたいと思います。