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COMPASSUS@shanghai

上海老房子生活の中で魅了されたモノ、デザイン
風景、お仕事、旅行など、日々を記録しています。



旅の後半の記録を。

のんびり3泊したチャアムから、TAXIで30分ほど南下してホアヒンへ到着。
こちらで宿泊したのは、「Veranda Lodge Hotel」。




緑に溢れたこじんまりしたホテルでした。

色鮮やかなチャアムの街から来たので、
到着時は、あまりのナチュラルさとアットホーム感に、ぼーっとしてしまう私と、
いつものリゾートホテルとは違う趣に、隣でワクワク興奮している夫が。




さっそく敷地内を探検。

いたるところに、気持ち良く枝を伸ばす植物たち。
適当だけど、こなれた雰囲気を醸し出す舗装。

何気ない場所も、絵になります。




小さいですが、庭の緑に囲まれたプールも。




奥に見える屋外用のRest room の白い壁には、素敵な壁画が。

手前は、小鳥さんの巣箱。

久しぶりに感じる手作りの温かさ。




ここのホテルには、小さな動物たち用の手作りの小屋が所々にあって、
なんだか一緒に暮らしているようでした。

オウムや、ウサギや、モモンガ(おそらく)、カメにお魚、などなど。 

いつも爽やかに挨拶してくれる飼育員のお兄さん。

ふと、小学生だった頃のことを、懐かしく思い出しました。
植物や動物と今よりもっと近しかった頃を。




庭の大きな樹々の下には、人間用のバンガローが何軒か。




私達のお部屋は、低層の建物の2Fに。

タイらしい、可愛いデザインのタイルが目を楽しませてくれます。




オレンジの壁がフレッシュなベッドルームと、



グリーン調の爽やかなリビングルーム。

欧米サイズの大きなソファーの上で、夜はローカルTV番組をBGMにのんびりと。

バスタブが無いのが残念でしたが、ベランダも2つあって、
ミニキッチンもついているので、中期滞在の方にも手頃な宿泊先として良さそうな感じです。





このホテルに決めた一番の魅力は、やっぱりプライベートビーチがあること。

海とプールで水浴びをして、砂浜に設置されたリクライニングチェアで読書か昼寝、
この繰り返しで日中を過ごす幸せ。




ビーチ前に建つ、ホテルのカフェレストラン。
モダンナチュラルなデザイン。




海に向かって設置された窓が、折りたたみ式で開放されるので、
室内に居ても、海と空を存分に感じることが出来ます。




テラスにも気持ちの良いテーブル席が。





毎朝、このレストランで、朝の海を眺めながら頂く朝食はリゾートならでは。


しっかり創り込まれた大型高級ホテルもいいけれど、
オーナーのセンスが垣間見える、こういう、こじんまりしたホテルもまた魅力的。

肩の力が抜けた、風通しの良い感覚。

空と海と砂浜と、植物と動物たち、小学生の夏休みを思い出しました。








青い空に、色とりどりの建物。
チャアムの街は、どこもかしこもカラフルに彩られていて、まさに色の洪水でした。




外国の香りのきついチューイングキャンディーやバブルガムを連想させる建物達。

こんなに自由に、気ままに、派手なペンキの色を合わせてしまう、
その潔さと気楽さに、なんだか景色を見ているだけで楽しくなって。




タイの神様も、やっぱりカラフルなのがお好きのようです。





チャアムビーチは、バンコクから近いせいか、タイの一般の方も良く遊びに来られるようで、
お休みの日は、このド派手なバス、(しかもクラブミュージッック付き!)に乗って来て、
一日リゾートを楽しまれていました。

バスはどれも違うデザインで、どれも同じくらいド派手で、バスが通る度に、
どうしても目を奪われてしまいました。




砂浜には、おびただしい数のアジアンパラソルが。
日本で言うところの海の家が、このパラソルの下になるようです。




砂浜の右側に見えるのが、この青いパラソルで作られた屋根。

チャアムビーチは、タイ人の他に、欧米人の老夫婦がたくさんいらっしゃいました。
寒い冬から逃れて、このビーチでのんびり長期滞在されているそうです。

1ヶ月から、長い方だと4ヶ月程滞在するそうで、
長期滞在用のホテルやコンドミニアムもたくさんありました。

水着姿ですっかり日に焼けて、幸せそうなおじいさんとおばあさん。

そんな老後もいいなぁとしみじみ思ったり。




ホテルの自転車をレンタルして、ちょっとだけ近所を散策。
ビーチ沿いの通りを外れると、すぐに田舎ののどかな景色に。




やっぱり一戸建ての住宅も色とりどりでした。
青と白に塗り分けられた可愛らしいロートアイアンの門扉。




道の途中で見つけたお寺。
灰色のモルタル壁と真っ赤に塗られた扉のコントラストが美しく、印象的でした。




いたるところに咲き乱れていたブーゲンビリア。

青い空と眩しいマゼンタ色の花々、こんなカラフルな自然の中で暮らしているからこその
美意識なんだろうなぁと。




毎日、色々なお店で食べた大好きなトムヤンクン。
ココナッツミルク有りや無し、お店によって味が全く違って面白かったです。

甘さと酸っぱさと、そして辛さと。

旅の前半で、もうすでに目も口も刺激でいっぱいに。



やっぱり旅は面白い、と感じる日々でした。





今年の春節休みは、6泊8日でタイリゾートへ。

2度目のタイ旅行。
前回は2010年にクラビに行きましたが、
今年は、バンコクの南西約170キロメートルに位置するペッチャブリー県の
チャアムとホアヒンへ。




上海からバンコクまで飛行機で5時間、スワンナプーム国際空港からシャトルバスで3時間程、
気楽に行けるリゾート地です。
トランジットが必要ないので、飛行機に疲れてしまう私にはとても楽でした。

まずは、チャアムで3泊したホテル「Tara Mantra Cha-Am Resort」のご紹介です。
南北に長く延びるチャアムビーチ沿いに建つモダンカジュアルなホテル。





ここのホテルの一番の魅力は、ステップフロア式の3段プール。

こちらの写真は、3階のプールからのショット。
海へ向かって構成された細長いプールに入ると、まるで海と空の間に居るような気分に。




こちらは、2階のプールです。
右から、客室、植栽、プール、通路、アルコーブと、細長い空間を上手に構成されています。

プールは意外と深さもあって気持ちよく泳げました。
ビーチチェアや、ルーバー下のベンチソファーも程よく配置され、ゆったり寛ぐことも。




2階のプール部分と客室棟の間は、サンクンガーデンに。
それほど大きくないホテルですが、なかなかダイナミックな空間構成にワクワクします。

プールの下は、設備室になっているようでした。




2階のプールから、1階のプールへ落ちる滝。

この水の音が、プール空間の素敵な演出になっていました。
ぐっとリゾート感が出ますよね。




お部屋のインテリアはいたってシンプル。
40平米以上あり、ベランダもあるので、広々と快適に過すことができました。




感心したのは、廊下にある設備室の扉のデザイン。
各部屋ごとの扉に、この一輪挿し付きの装飾が連続して設置されていました。

設備室の扉は、なかなかデザインするのに困るところですが、
リゾートの雰囲気を壊すこと無く、さりげなくデザインされていて勉強になります。




また、一般的な材料ですが、裸足に気持ち良く、滑りづらく、水に強い素材で、
センス良く仕上げています。

目地の取り方、エッジの作り方など、南国リゾートらしい独特のデザインが目を魅きます。




屋上からのショット。
長細いこのホテルの空間構成が良く解ります。向こう側にはチャアム・ビーチが。

屋内と屋外が気持ちよく繋がっている南国のリゾートホテル。

厚い服も脱いで、靴も脱いで、どんどん身軽になって。

風通しの良さと、この開放感に、
時間に追われる日々に馴染んだ身体が、少しずつ癒されていきました。