古代の人が名前をどのように捉えていたのか?少し調べたら面白かったので、ざっとまとめてみました。

 

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<古代エジプト>

古代エジプト人は言葉や文字の力というものに非常に重きを置いていた。

特に名前にはその人の全部が封じ込められていると信じていた。

親は子に名前を2つ与えた。そのひとつは本人と母親だけしか知らないもの。名前を悪用されないように呪いに使われないように、その秘密は堅く守られた。

(中略)

人々は名前が力を持つという概念を当たり前のように持っていた。だからファラオが建造物に名前を刻むのは肉体をミイラにして残すが如く己の全存在を残す行為ー永遠に生きようとする試みであったと考えられる。

 

(引用元:古代エジプトうんちく図鑑 芝崎みゆき 画・文)

 

芝崎みゆきさんの上述の本によると、エジプト神話ではイシスがラーの名前を知るために、様々な(腹黒い 笑)手段を講じていたことが描かれているそうです。

ついにラーの名前を知ったイシス(相当、ラーも粘ったらしいが)は、絶大な力を持つようになったらしい。

言霊というか、名前のパワーってすごかったのですね。

昔は、いらん情報とかが少なくて、シンプルなエネルギー交換を名を以て行っていたのかなと想像します。

 

また、ファラオにはいくつも名前があったと言われています(ツタンカーメンは5種類)。

 

ファラオが建造物に名前を残すように、日本でも、お墓に名前を彫ったりしますね。

生年月日、没年月日も掘るけど、

名を残すとはいうけど、生年月日を残すとは言わないなぁ。→そしてスピードワゴン小沢さんのこのツイートが面白い。

 

<古代マヤ・アステカ>

Webで見てもあまり有益な情報に辿り着けずですが(マヤ文字が解明され尽くしていないのもきっとあるのかな)、

 

「ポポル・ヴフ」(マヤの神話)の主要キャラのほとんどが生まれた日付を名前(*)にしていて、これはメキシコ側の国々のポピュラーな命名法であった(マヤにも「6の空」女王の例などがあるが、数例しかない)。

(*)「1の漁師」「7の漁師」「1のホエザル」「1のクモザル」とか。

 

(引用元:古代マヤ・アステカ 不可思議大全 芝崎みゆき 画・文)

芝崎みゆきさんの本って、すごいんだよなぁ・・・ 引用文献が半端ないし、字も含め全て手書き。

 

なんだろ、生まれた日付を名前にするって、例えば1日生まれだから一郎とか、3月に産まれたから弥生とか、そういう感じなのかな?

 

<古代日本>

日本も、エジプト同様、本名は本当に限られた人しか知らなかったようです。

Webで見てみると、このへんが面白かったです。

古事記の神様の名前はなぜ長い?

昔はプロポーズで名前を尋ねていた(名前を答えたらOKという意味)

平安時代の貴族たち本名で名前を呼びあうことはなかった?

 

何冊か、名前に関するきちんとした書籍を読んでみたいですね。

おすすめあれば教えてください。

(日本が一番手抜きで申し訳なしっ 汗)

芝崎みゆきさん、書いてくれないかなぁ・・・

 

いずれにせよ、古代の人々は、日本に限らず、お名前を大切にしていたようですね。

なんかすごいなあ。

他国のことを知る由なんてなかったと思うけど、自然にそうなっていたんですね。

 

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上記で紹介した、芝崎みゆきさんの本

 

 

 

 

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