イベント時、古事記の神様の話をしている時によく聞かれることがあります。





「神様の名前はなんで長いんですか?」


たしかに!


古事記に登場する神様の名前は長いものも多いです。


たとえば天孫降臨したニニギの正式名称は


天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命

(あめにきしくににきしあまつひこひこほのににぎのみこと)


いや~、長いですね~。


実はこれ「大和言葉(やまとことば」の原点に由来するんです。


本来、大和言葉では

「単なる名前ではなく、それがどのようなものか?」

を表す言葉として使われます。


たとえば、「日本」という国の名前がありますよね。

実はこれ、単に英語のJAPAN(ジャパン)の訳なんです。


大和言葉では

「豊葦原瑞穂国」(とよあしはらのみずほのくに)

と言っていました。


アシが豊かに茂って、お米がよくできる国という意味です。


この国がどのような国か?を名前で表しているわけです。


ですから、先述の神様の名前(天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命)も

天が賑わい(天邇岐志)、国が賑わい(国邇岐志)、穂がニギニギ(賑々)しく稔る国(番能邇邇芸)へ降りた天津神の男神(天津日高日子)。

と神様のことを表しているんです。


だから自然と神様の名前は長くなっているんです。


ちなみに神武天皇のお父さんなんかは、鵜の羽で屋根を葺いた産屋を作ろうとしたけど葺き終えないうちに生まれたということで

鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)

と、そのまんまの名前になっています。


発する言葉で感じたものそのものを表現している。

それが大和言葉なんです。



実は古代から日本人が発する大和言葉とは元来、自然から入って来る知恵の情報を表現するものでした。

肌で感じたことをそのまま言葉にして語ることが大和言葉の原点だったんです。


ですから大和言葉には「あ、い、う、え、お」と一言一言にすべて意味が備えられています。

それに対してアルファベットの「A、B、C、D、・・・」の一つずつには特段意味はありません。繋ぎ合わせて初めて単語を作り、初めて意味をなします。


そこが大きな違いなんですね。


よく神社などに行くと「お祓い」をしてもらっている人がいますよね。


この「祓い」というのも実は本来は仮名で

はらい

と言ったものに読みの似た中国の字の「祓」を当てはめたに過ぎないんです。(ナント!)

だから、「祓」という字から意味を読み解こうとしてもダメ。


大和言葉で

「は」とは、生まれることを意味しています。

ふたつ重ねると「はは(母)」になりますよね。


「ら」は、君ら、とか僕ら、と使われるように「たくさん」の意味


「い」とは、命を表す言葉です。


ですから本来、「はらい」とは

たくさんの命を生み出す行為

という事を意味しているんですね。



包むものを取り払い、たくさんの素晴らしい命を生み出す行為、それが「祓い」の本来の意味といえるんです。


どうでしょう?


大和言葉、なんて面白い言葉だと思いませんか?


だからこそ、大和言葉では命が宿る「言霊」(ことだま)とも言われるのでしょう。


ぜひみなさんも自分たちの発する言葉、一言一言をちょっと意識してみてください。

その言葉が意味を持ち、命が宿っているわけですから、あなた一言で人を幸せにすることだってできる。

だって、あなたの名前にもお父さんとお母さん多くの願いと意味がこもっているでしょう?

そう考えるだけでもワクワクしてきますよね!!



 

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