FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -97ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

2日午前の東京外国為替市場は、各通貨小動きとなった。

昨日の米国市場の流れを引き継ぎ、アジア株式市場は

全面高となっているものの、12:30に豪政策金利発表を控えて

様子見ムードが広がっており、小康状態となっているようだ。

既に0.25%の利上げが織り込まれており、予想通りであれば

マーケットへの影響は小さいと思われるが、声明文に関しては

見方が分かれる。前回の利上げに際し、通貨当局関係者が

緩和的政策から通常の金利水準の下限へ戻したと指摘しており、

来月以降の追加利上げに必然性は見られないとの意見が大勢だ。

しかしながら、インフレ指標の上昇が利上げを後押しするとの

見方もあり、声明文の内容を見極める必要がありそうだ。

一方、隣国のNZ財務相が同国の経済について、予想以上のペースで

回復しているとの見方を示したことが意識されており、NZドルの下値を

支える要因となりそうだ。

1日欧州時間の円相場は、方向感に乏しい展開となったが、

米国時間に入るとリスク選好の円売りが優勢となった。

きっかけとなったのは、1月米ISM製造業景況指数。事前予想は

55.6となっていたが、結果は58.6と予想を大きく上回る内容に。

景気判断の分かれ目となる50.0を6か月連続で上回り、

2004年8月以来の強い水準となった。また、構成項目である

雇用指数も53.3と前回(50.2)から大きく改善する動きを見せており、

5日に発表を控える米雇用統計に期待を持たせる内容となった。

強い経済指標を受けて、マーケットのセンチメントが改善。

NYダウの下支え要因となったほか、貴金属や原油の上昇を

後押しする形となった。この動きを受けた為替相場では、

豪ドルや加ドルなどの資源国通貨が堅調な推移。

円相場では、豪ドル円が80円台後半、加ドル円が85円台前半

まで水準を上げるなど、その他クロス円の上昇を牽引する

格好となった。

一方の米ドル円は、一時90円台後半まで上値を伸ばしたが

失速。強い米経済指標がサポート要因となったが、リスク選好の

動きが強まったため、米ドルは徐々に売られる展開となったようだ。

5日の米雇用統計まで、米国の重要経済指標の発表が目白押し

となっており、米ドルは神経質な動きが継続しそうだ。

1日午後の東京外国為替市場、米ドル円は底固い推移となった。


米第4四半期GDPの結果を好感した米ドル買いが下値を支え、

90円台を確りと維持する格好となっている。

本日はNY時間に12月PCEコア・デフレータ(予想:前年比+1.5%)の

発表を控える。


FRBが金融政策を決定する際に重視する指標の一つで、

米国の利上げ開始時期の動向に注目が集まっていることもあり、

同指標に対する市場の関心が高まっているといえる。

ここ数カ月における底打ち感が顕著で、今回の市場予想も前回値を

上回るものとなっている。


FRBは2.0%目標値に設定しているとされるが、もしこちらに迫る

数字となれば米利上げ時期の繰り上げ観測に繋がり米ドル買いが

加速する可能性もある。その際は、21日移動平均線の差し掛かる

91.10円付近が第一の目標値となるがこちらを上抜けるようであれば、

短期的に1月の高値(93.68円)を試す展開へ繋がることも考えられるだろう。