1日欧州時間の円相場は、方向感に乏しい展開となったが、
米国時間に入るとリスク選好の円売りが優勢となった。
きっかけとなったのは、1月米ISM製造業景況指数。事前予想は
55.6となっていたが、結果は58.6と予想を大きく上回る内容に。
景気判断の分かれ目となる50.0を6か月連続で上回り、
2004年8月以来の強い水準となった。また、構成項目である
雇用指数も53.3と前回(50.2)から大きく改善する動きを見せており、
5日に発表を控える米雇用統計に期待を持たせる内容となった。
強い経済指標を受けて、マーケットのセンチメントが改善。
NYダウの下支え要因となったほか、貴金属や原油の上昇を
後押しする形となった。この動きを受けた為替相場では、
豪ドルや加ドルなどの資源国通貨が堅調な推移。
円相場では、豪ドル円が80円台後半、加ドル円が85円台前半
まで水準を上げるなど、その他クロス円の上昇を牽引する
格好となった。
一方の米ドル円は、一時90円台後半まで上値を伸ばしたが
失速。強い米経済指標がサポート要因となったが、リスク選好の
動きが強まったため、米ドルは徐々に売られる展開となったようだ。
5日の米雇用統計まで、米国の重要経済指標の発表が目白押し
となっており、米ドルは神経質な動きが継続しそうだ。