FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -93ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

11日欧米時間の外国為替市場において、ユーロ円は軟調な

展開となった。


EU緊急首脳会談におけるギリシャ救済案の動向に注目が集まったが、

会議中にEU大統領から「ギリシャは金融支援を求めていない」との

コメントが出されるなどその行く末に不透明感が強まり、

一時122.05円まで本日安値を更新する場面も見られた。


最終的には、ギリシャ救済の方向で合意に達したことで、

NY時間終盤にかけては122円台後半までユーロが買い

戻される形となったが、救済についての具体策は15日に

開催されるEU財務相会談へ持ち越されるとのことで、

目先もEU当局者の発言に一喜一憂する神経質な相場展開が

続きそうだ。


一方の米ドル円は89円台後半を中心にもみ合う展開。

5日間移動平均線(89.60円付近)と21日間移動平均線

(90.20円付近)に上下を挟まれテクニカル的に方向感の

生まれ難い状況にあるが、悪天候の影響で1月米小売売上高の

発表が12日に延期されたこともその流れに拍車をかける形となったようだ。



9日欧米時間の外国為替市場は、ギリシャ財務問題を巡る

思惑に振り回される格好となった。


欧州時間、11日に開催されるEU首脳会談に参加するため、

豪州で中央銀行総裁会議に参加中のトリシェECB総裁が

予定を切り上げて帰国したとの報道がなされると、

EU首脳会談におけるギリシャ救済案の協議期待が膨らみ、

じわじわとユーロが買われる展開に。


その後、ギリシャ救済に関し複数の欧州委員やECB関係者

(トリシェ総裁を含む)、さらにはドイツ当局者らの発言が入り乱れ、

ユーロ円は本日高値124.20円を記録した直後に1円程急落する等、

上下に大きく振れる荒い値動きとなった。


発言の内容を整理すると、ECB側に救済の意図は無いものの、

欧州委員会はギリシャ支援に前向きである模様。また、

ウォール・ストリート・ジャーナルは、ドイツと一部EU諸国が

ギリシャへの融資保証を行う公算を報じており、どちらかと

いえば現状はギリシャ救済への期待感の方が勝っており、

一旦は積み重なったユーロ売りポジションを解消する動きが

優勢となりそう。


その際は心理的な節目となる125.00円が当面の上値目標として

意識されるだろう。ただ、ギリシャ救済に絡む各当局者の

発言内容によっては再度反落の可能性も十分あるためその点には

注意をしておきたい。


一方のクロス円通貨は、ユーロ円の動きにつられた格好。

ただ、ギリシャ救済期待の高まりからリスク選好の地合いが強まり

全般には確りの展開で、豪ドル円は一時本日高値を78.95円まで

更新する場面もみられた。

目先79円台へすんなりと乗せることができれば大台80.00円を

試す展開につながることも考えられる。


8日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は89円台前半を

中心にもみ合う展開。


先週末発表された1月米雇用統計の悪い内容から下値

リスク拡大が懸念されているが、昨年11月安値と今年1月高値の

半値押しである89.20円付近がサポートとして意識され、底固さを

見せている。


イエレン・サンフランシスコ連銀総裁が人民元の切り上げを

示唆するなど、円買い要因もでており予断は許さないが、

前述の水準を維持することができれば米ドル買い安心感が

広まり短期的な戻し局面に転じる可能性もあるだろう。


一方で域内各国の財政問題から軟調地合いの続くユーロ円は

122円台前半付近での往来相場となった。パパコンスタンティヌ・

ギリシャ財務相から支援要請は市場に最悪のシグナルを送る

ことになるため、財政赤字削減に向けて安定化計画に取り組む

との意向が伝えられたが新味に欠ける内容で大きな反応は

みらなかった。

ただ、一連の財務問題に対しては依然悲観的な見方が多いため、

ユーロ円は目先も上値の重い展開を強いられそうだ。