FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -91ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

16日の欧米外国為替市場は、ユーロが主要通貨に対して
大きく上昇する展開となった。

注目のEU財務相会合は真新しさに欠ける内容であったが、
材料出尽くし感から短期筋はユーロの買い戻しに動いた模様。
断続的にストップオーダーを巻き込み、ユーロ円は一時2円以上
上昇する場面が見られた。

また、英金融機関バークレイズの決算が市場予想を上回った事を受け、
金融株を中心に欧米株式市場が堅調な値動きとなり、リスク選好の
動きが活発化。
原油価格が大きく値を伸ばしたことも追い風となり、豪ドル円は81.52円、
英ポンド円は142.60円まで本日高値を更新した。

特に英ポンドに関しては、1月消費者物価指数が前年比+3.5%となり、
インフレ目標(同2%)を大きく上回ったため、金融緩和策解除への期待が
高まる結果となった。

キングBOE総裁の説明によれば、消費者物価の上昇は一時的で
下半期には目標範囲に収まるとの事。利上げ期待に釘を刺す格好と
なったが、マーケットの反応は限定的で、英ポンドは対米ドルでも大きく
上昇している。

総じて米ドル・日本円が売られるキャリートレードの動きとなっており、
アジア時間も欧州通貨やオセアニア通貨が強い地合いとなりそうだ。

16日午後の東京外国為替市場、ユーロ円は確りとした展開となった。


本日も欧州財務相会合が開催されるが、その席でギリシャにより

提示された財務赤字削減へ向けた追加措置の判断が下される見通し。


堅調な欧州株の動向にも表れているように、ギリシャ救済に対しては

楽観的な見方も増えてきている模様。その流れを後押しに、ユーロ円は

一時122.99円まで本日高値を更新。一気の大台乗せとはならなかったが、

依然122.80円付近の水準は維持しており、きっかけひとつで123円台突入も

あり得る状況だ。


短期的な上値抵抗と目されていた5日移動平均線(122.80円付近)を上回る

時間帯は増しており、地合いは強いといえそう。

仮にギリシャ問題に対する一定の解決がなされユーロ買いに拍車がかかる

ようであれば、次の目標値となる125.10円(21日間移動平均線)辺りまで

上値余地が広がる可能性も出てくるだろう。


一方の米ドル円は89円台後半で上値の重い展開。対ユーロでの弱含みが

米ドル円の上値を抑える一因となっている。

21日間移動平均線(90.10円付近)をなかなか突破できないというテクニカル的な

弱みもあるだけに、ユーロ買いの勢いが増した際の下値リスク拡大には注意を

しておきたい。



16日東京午前の為替相場は、全般的に小幅な値動き。

アジア主要市場が旧正月で休場となっており、取引参加者が

少なく閑散としたマーケットとなっている。

注目されたRBA(豪準備銀)議事録は、追加利上げを視野に

入れた内容となったが、想定の範囲内であったことから、

市場の反応は限定的となった。

白川日銀総裁が、今の緩和的状況を粘り強く続けていくとの

意向を示したことから、円が小幅に弱含む場面も見られたが

一方的な動きにはなっていない。

市場はすでに欧米タイムに予定される経済指標などに焦点を

合わせており、午後の東京も動意に乏しい展開が続きそうだ。