16日の欧米外国為替市場は、ユーロが主要通貨に対して
大きく上昇する展開となった。
注目のEU財務相会合は真新しさに欠ける内容であったが、
材料出尽くし感から短期筋はユーロの買い戻しに動いた模様。
断続的にストップオーダーを巻き込み、ユーロ円は一時2円以上
上昇する場面が見られた。
また、英金融機関バークレイズの決算が市場予想を上回った事を受け、
金融株を中心に欧米株式市場が堅調な値動きとなり、リスク選好の
動きが活発化。
原油価格が大きく値を伸ばしたことも追い風となり、豪ドル円は81.52円、
英ポンド円は142.60円まで本日高値を更新した。
特に英ポンドに関しては、1月消費者物価指数が前年比+3.5%となり、
インフレ目標(同2%)を大きく上回ったため、金融緩和策解除への期待が
高まる結果となった。
キングBOE総裁の説明によれば、消費者物価の上昇は一時的で
下半期には目標範囲に収まるとの事。利上げ期待に釘を刺す格好と
なったが、マーケットの反応は限定的で、英ポンドは対米ドルでも大きく
上昇している。
総じて米ドル・日本円が売られるキャリートレードの動きとなっており、
アジア時間も欧州通貨やオセアニア通貨が強い地合いとなりそうだ。