FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -86ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

25日東京午後の為替相場では、マーケットのリスク回避色が強まり、

全般的に円が買われる展開となった。

きっかけとなったのは、米WSJ紙がギリシャに続きスペインが問題の

火種となるとの記事を掲載したことや、中国商務省報道官が外需の弱さから

景気の先行きについて弱気な発言を行ったことが、リスク回避の動きを

強める結果となった。

ユーロについては、ギリシャ国債の格下げ懸念も燻っており、

緊張感の高まりから、しばらくユーロが売られやすい状況が続きそうだ。

ユーロ円は一時120.23円まで水準を下げるなど、120円割れは時間の

問題との声もあり、このレベルを明確に割りこんでくると下落が加速する

可能性もありそうだ。

今夜は、米国の耐久財受注や住宅価格指数の発表が控えているが、

弱い内容が続いている米経済指標とあって警戒感が高まっている。

米ドル円は、89円台を維持できるかが焦点となっており、できなければ

2月の安値である88.54円が視野に入ってくる。

25日午前の東京外国為替市場、米ドル円・クロス円各通貨は

総じて軟調な展開。

5・10日ということで本邦輸出筋の円買いが多く出ている模様。

仲値通過後本邦輸入筋の円売り需要が後退すると、弱材料の

目立つユーロ円・英ポンド円を中心にクロス円通貨は急速に

下値を拡大させている。

ユーロ円は一時120.61円まで年初来安値を更新、朝方の高値

(122.31)に比べると2円近く値を削る格好。米大手格付け会社

S&Pがギリシャ債の格付けを一か月以内に引き下げるとの

意向を表したこともユーロ売りを後押ししており、この流れが

午後も継続することが予想される。

大台120.00円が当面の下値目標だが、もしもこちらを割り込んだ

際はやや中期的にみて2009年1月の安値112.07円を試す展開へ

とつながる可能性も出てくるだろう。

24日の欧米市場では米ドル円、クロス円共に一時下落に

転じたがすぐさま値を戻し、結果往って来いの展開となった。

NY序盤、1月米新築住宅販売件数が予想35.0万件に比べ

結果30.9万件と大幅に減少したことに加え、FRBバーナンキ議長の

議会証言にて低金利政策の長期化をあらためて示唆したことを受け、

市場では米ドル円が売られ、クロス円もその影響から水準を

下げることとなった。

米ドル円は90円の大台を割り込むなど弱い展開を見せていたが、

その後米株が持ち直したことをきっかけに再びリスク選好の流れとなり

下落前の水準まで買い戻されることとなった。

一連の流れにより市場では下値での買い意欲が確認されたことで、

更なる急落の恐れはセンチメント上後退しているものの、

米ドル円は20日移動平均線と100日移動平均線がクロスする

90.20円近辺をNY終値ベースで割り込んでいることが気がかり。

一般的に転換の兆しともいわれる十字線を形成していることもあり、

依然注意深く見守っていきたい。