FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -82ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

4日の欧州時間は方向感に欠ける展開となったが、米国時間に

入ると米ドルが買い戻され、米ドル円は89円台を回復した。


欧州タイムは、注目を集めた英政策金利の発表が行われ、

予想通り据え置きとなった。資産買い取り枠についても変更なし

となったため、市場の反応は限定的に。


また、ユーロ圏の政策金利発表においても、サプライズなしの

金利据え置きで、トリシェ総裁の記者会見も予想された範囲内の

内容となった。


ただ、トリシェECB総裁がギリシャの緊縮財政措置について、

あらためて歓迎するとの発言を行ったことから、やや市場に

ユーロ買い安心感が広がり、ユーロ円は121円台後半まで水準を

回復。


しかし、米格付け会社のムーディーズによるドイツ銀行の

長期債格付けを引き下げの報道を受けて、ユーロの上値が

抑えられる形となり、ユーロ円は121.00円付近まで押し戻されている。


一方の米ドル円は、ユーロ円を中心としたクロス円各通貨の

上昇につられる形で、89円台を回復。1月中古住宅販売保留

(結果:-7.6% 予想:1.0%)の予想外の弱さを受けてやや押し戻される

場面はあったものの、米ドルが対ユーロで強さを維持したことなどから、

米ドル円は89円台を維持してNY引けを迎えている。


5日は注目の米雇用統計の発表を控え、神経質な相場展開が

予想されている。雇用統計の結果次第では大きな展開となる

可能性もあるため、細心の注意が必要となりそうだ。



4日午後の東京外国為替市場、米ドル円は上値の重い推移となった。

日経平均株価を始めとしたアジア株が下値を削るにつれ、

リスク回避の円買いが進み一時88.13円まで年初来安値を更新した。

昨年12月の安値と今年1月高値の61.8%押しにあたる同水準では、

押し目買いを仕掛ける参加者も出たため一旦は下落も一服しているが、

戻りは弱く引き続き下値リスクに注意が必要。

NY時間には新規失業保険申請件数の発表があり、こちらをきっかけに

動意が生まれる可能性はある。ここ2週間ほどは、申請件数が増加傾向

にあり米雇用情勢に対する弱気見通しを強める形となっている。

今回の市場予想は46.0万件だが、予想値以上の数値となれば米ドル売りが

再燃することも考えられ注意をしておきたい。

海外時間中のもう一方の注目材料がユーロ圏・英国の政策金利発表。

このうちで特に注意をしたいのが英国のほう。

金利は据え置きで市場の見解は一致しているが、問題は資産買い取りの

再開があるかどうか。

最近の急速な英ポンド安が景気浮揚の助けとなるとの見方から

今回は見送られる公算が高まっている。

とはいえ、依然として資産買い取りの再開を警戒する声も一部ではあり、

そうなれば英ポンド売りが加速することが考えられる。

その際は次の大台130.00円を試す動きとなる可能性もあるだろう。

欧州序盤の為替市場では、欧州通貨が買い戻される展開。


ギリシャ政府高官の発言として、ギリシャが48億ユーロ規模の

追加財政緊縮措置を決定したとの報道が流れ、ユーロ買いをサポート。


また、英ポンドは、2月英PMIサービス業の好結果を受けて

買い戻される動きが強まり、133円台後半まで急伸した。

ただ、ギリシャの追加措置については、公務員の賞与カットなども

含まれており、労働組合によるストライキの動きが一段と

強まるとの懸念もあるため、ユーロの上値の重さは払しょくされていない。


米国時間は、注目されたADP雇用統計が発表されたものの、

予想通りの-2.0万人となり、市場の反応は限定的に。


しかし、2月ISM非製造業景況指数は、総合(結果:53.0 予想:51.0)と

雇用指数(結果:48.6 前回:44.6)がともに良い内容となったため、

米国株価のサポート要因となった。


これまでの雇用関連指数については、大きく崩れることもなく、

5日の雇用統計に期待を持たせる内容といってよさそうだ。

ただ、強めの米経済指標が出ても、米ドル買いには繋がっておらず、

米ドル円は上値の重さを嫌気したまとまった米ドル売りが出て、

88.32円まで安値を更新している。


ベージュブックは、想定された範囲内の内容となったため、

今のところ目立った反応は見られていない。