4日の欧州時間は方向感に欠ける展開となったが、米国時間に
入ると米ドルが買い戻され、米ドル円は89円台を回復した。
欧州タイムは、注目を集めた英政策金利の発表が行われ、
予想通り据え置きとなった。資産買い取り枠についても変更なし
となったため、市場の反応は限定的に。
また、ユーロ圏の政策金利発表においても、サプライズなしの
金利据え置きで、トリシェ総裁の記者会見も予想された範囲内の
内容となった。
ただ、トリシェECB総裁がギリシャの緊縮財政措置について、
あらためて歓迎するとの発言を行ったことから、やや市場に
ユーロ買い安心感が広がり、ユーロ円は121円台後半まで水準を
回復。
しかし、米格付け会社のムーディーズによるドイツ銀行の
長期債格付けを引き下げの報道を受けて、ユーロの上値が
抑えられる形となり、ユーロ円は121.00円付近まで押し戻されている。
一方の米ドル円は、ユーロ円を中心としたクロス円各通貨の
上昇につられる形で、89円台を回復。1月中古住宅販売保留
(結果:-7.6% 予想:1.0%)の予想外の弱さを受けてやや押し戻される
場面はあったものの、米ドルが対ユーロで強さを維持したことなどから、
米ドル円は89円台を維持してNY引けを迎えている。
5日は注目の米雇用統計の発表を控え、神経質な相場展開が
予想されている。雇用統計の結果次第では大きな展開となる
可能性もあるため、細心の注意が必要となりそうだ。