FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -81ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

今週の外為市場の米ドル円は底堅い推移となることが予想される。

先週末の米雇用統計では、大寒波の到来により悪化が懸念されていたが、

その結果は市場予想に比べ良いものであった。

このことを受け市場では今週発表予定の米小売売上高やミシガン大学

消費者信頼感指数などで更に景気の安定化が示されれば、

一段と上昇するとの声も挙がっている。

実際この流れを受け先行的に製造セクターの回復が期待され

NYダウが急速に買い戻されるなど、リスクテイクの流れが強まっていると

言えそうだ。

テクニカル面では2/19の高値92.16円から3/4の安値88.13円の半値戻しであり、

かつ20日移動平均線のあった90円前半をあっさりと上抜いたことから、

件の92.16円まで上値が広まったとする向きもあり、底堅さに拍車をかける

展開となっている。

5日午後の東京外国為替市場、米ドル円・クロス円各通貨は

ともに確りの展開となった。

本邦追加金融緩和策の可能性を期待した円売りが継続しており、

米ドル円は一時89.45円(本日高値)まで水準を戻す場面がみられた。

欧州株が堅調なスタートをきったこともあり、現在も高値更新を窺う

動きとなっている。NY時間に予定される2月米雇用統計

(予想:失業率 9.8%、非農業部門雇用者数 -6.8万人)が本日の

ハイライトだが、非農業部門雇用者数の市場予想値が前回値

(-2.0万人)を大きく下回っているように、弱気な見方が多い。

米本土を襲った寒波が雇用に悪影響を及ぼしたとの見方が

弱気筋の根拠だが、ISM製造業景気指数をはじめとした

主要雇用指数は軒並み前回値より改善傾向を示していた。

先月25日より始まった国勢調査の臨時雇用からも2月の雇用者数を

底上げが期待でき、予想に反し強い結果となることも考えられる。

テクニカルに目を向けると、89.00円・90.00円といった上下の大台付近には

5日間移動平均線(88.98円)・21日間移動平均線(89.87円)が差し掛かっており、

どちらも非常に重要なポイントとなる。

どちらか先にブレイクした方向へトレンドが傾くことが予想されるため、

発表後は前述の水準付近での攻防には特に注意をしておきたい。

5日午前の東京外国為替市場は、対円通貨が小じっかりの推移となった。

欧米株式市場の堅調な値動きを背景に、日経平均株価が200円超の

上昇を見せた事が、円売りを後押ししたようだ。

また、本邦政府筋からの度重なる要請を受け、日銀が追加金融緩和に

動くとの観測が市場では強まっており、当面円の上値を抑える要因となるとの

話が聞かれている。

中でも英ポンド円は、約2週間に亘って上値を抑えていた5日間移動平均線を

上抜け、一旦利益確定の買い戻しが優勢となっている。

2月17日の戻り高値からの下落に対し、38.2%戻しに当たる136.46円程度までの

反発は視野に入れて置きたいところだ。