FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -80ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

9日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は90円台前半での推移。

取引材料に乏しく、同水準付近を上下30銭程の狭いレンジで

ほぼ膠着状態であった。

テクニカル的にも、心理的な節目である90.00円と、年初来高値

(93.68円)・安値(88.13円)の半値戻しに当たる90.90円に上下を挟まれ

身動きのとり難い状況にあり、新規の材料が出されるまでは同様な

値動きが続きそう。

一方で動きがあったのが英ポンド円で、NY時間に1円以上急落する

場面が見られた。本日は欧州時間中にギリシャ等の財政問題に

苦しむEU参加国を対象とした救済基金である欧州通貨基金

(EMF)設立構想が持ち上がり、対象各国の財政懸念が大幅に後退した。

こちらを手掛かりに短期筋の間でユーロ買い意欲が強まり、その相手として

不安材料の多い英ポンドが選ばれた模様。

ユーロ/英ポンドは英ポンド売りを誘発するストップを巻きこむ形で上昇、

その英ポンド売りが対円にも波及する形となったようだ。

最近の英ポンド円は、一度地合いの弱さをみせると継続的に下値を

拡大させる傾向が強く、目先も軟調な推移が続く可能性がある。

短期的な下値目標としては5日間移動平均線の差し掛かる134円台半ば

あたりが意識されそうだ。

8日午後の東京外国為替市場は、各通貨高値圏での動きが続いている。

先週末の米雇用統計を背景とした株高の流れは東京時間にも引き継がれ、

日経平均株価が200円超の大幅上昇となったことを筆頭にアジア株価は

軒並み上昇。

リスク許容度の改善を受けた円売り・米ドル売りが散見されている。

ドバイ政府系持ち株会社であるドバイワールドが、債権者団に対して

再度融資返済の延期を申し入れたとのニュースが伝わっているため、

一旦上値を抑えられている感もあるが、対する押し目買い意欲も強い模様。

特に豪ドル円に関しては、買い遅れたアジア系の豪ドル買い円売りが

相場を後押ししているとの話が聞かれており、目先も上値を狙う展開が

続きそうだ。

本日の終値が82.26円を上回る結果となれば、テクニカル的に上昇圧力が

強まる事も予想され、一段の上昇を期待したい。

一方の米ドル円は、90円台半ば付近での動きに終始している。

米ドルはキャリー通貨として円同様に売られる展開となっており、

主要な米経済指標の発表も予定されていない本日は、同水準での

もみあいが続きそうだ。

8日午前、外為市場のユーロ円は他通貨に比べ値を戻す展開

となっている。


ギリシャ問題についてIMF専務理事より「スペインやポルトガルに

問題が飛び火する可能性は低く、また同問題について支援の用意は

あるがユーロ圏自身で対応するだろう」とコメントがあったことが

背景にはあるという。


先週からギリシャ問題は財政緊縮策の提示されるなど、リスク志向の

改善から徐々に下値では買い意欲が出ていたが、先週末の米雇用統計を

受けその流れが急速に広まっているという。

テクニカル面では一旦2月22日の高値125.25円近辺までの戻しもあり得る

ため注意が必要だ。


一方の米ドル円は日本時間では伸び悩む状況が続いている。

先週末の米雇用統計の好結果を受けた時の高値と同水準(90.60円)で

多数の売り注文が並んでおり、欧州時間までこの近辺での推移となりそうだ。