9日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は90円台前半での推移。
取引材料に乏しく、同水準付近を上下30銭程の狭いレンジで
ほぼ膠着状態であった。
テクニカル的にも、心理的な節目である90.00円と、年初来高値
(93.68円)・安値(88.13円)の半値戻しに当たる90.90円に上下を挟まれ
身動きのとり難い状況にあり、新規の材料が出されるまでは同様な
値動きが続きそう。
一方で動きがあったのが英ポンド円で、NY時間に1円以上急落する
場面が見られた。本日は欧州時間中にギリシャ等の財政問題に
苦しむEU参加国を対象とした救済基金である欧州通貨基金
(EMF)設立構想が持ち上がり、対象各国の財政懸念が大幅に後退した。
こちらを手掛かりに短期筋の間でユーロ買い意欲が強まり、その相手として
不安材料の多い英ポンドが選ばれた模様。
ユーロ/英ポンドは英ポンド売りを誘発するストップを巻きこむ形で上昇、
その英ポンド売りが対円にも波及する形となったようだ。
最近の英ポンド円は、一度地合いの弱さをみせると継続的に下値を
拡大させる傾向が強く、目先も軟調な推移が続く可能性がある。
短期的な下値目標としては5日間移動平均線の差し掛かる134円台半ば
あたりが意識されそうだ。