5日午後の東京外国為替市場、米ドル円・クロス円各通貨は
ともに確りの展開となった。
本邦追加金融緩和策の可能性を期待した円売りが継続しており、
米ドル円は一時89.45円(本日高値)まで水準を戻す場面がみられた。
欧州株が堅調なスタートをきったこともあり、現在も高値更新を窺う
動きとなっている。NY時間に予定される2月米雇用統計
(予想:失業率 9.8%、非農業部門雇用者数 -6.8万人)が本日の
ハイライトだが、非農業部門雇用者数の市場予想値が前回値
(-2.0万人)を大きく下回っているように、弱気な見方が多い。
米本土を襲った寒波が雇用に悪影響を及ぼしたとの見方が
弱気筋の根拠だが、ISM製造業景気指数をはじめとした
主要雇用指数は軒並み前回値より改善傾向を示していた。
先月25日より始まった国勢調査の臨時雇用からも2月の雇用者数を
底上げが期待でき、予想に反し強い結果となることも考えられる。
テクニカルに目を向けると、89.00円・90.00円といった上下の大台付近には
5日間移動平均線(88.98円)・21日間移動平均線(89.87円)が差し掛かっており、
どちらも非常に重要なポイントとなる。
どちらか先にブレイクした方向へトレンドが傾くことが予想されるため、
発表後は前述の水準付近での攻防には特に注意をしておきたい。