FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -78ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

11日欧米時間の米ドル円は90円台前半を中心とした往来相場となった。


欧州序盤は、イベント前のポジション調整から米ドル買いが進行し、

一時90円台後半まで水準を上げる展開。

しかし、1月貿易収支(予想:-410億USD、結果:-373億USD)が

発表されると一転して米ドル売りに傾いた。

赤字幅は予想・前回値に比べ縮小されたが、その内容が輸出横ばい・

輸入減少と国内消費の停滞を連想させる内容であったことが嫌気されたようで、

発表後には欧州時間序盤の上昇分を吐き出し再度90円台前半まで

押し戻されている。


再度の90円台割れが懸念される形となったが、その後オバマ大統領から

今後5年間での輸出倍増を目標した「輸出促進閣僚会議」の設立をはじめ

とする包括策が打ち出され、こちらが米ドル円の下支え要因となった。


結果的には、5日移動平均線(90.30円付近)がサポートとして機能したことで、

テクニカル面から米ドル買いに対し安心感が広まる格好となっており、

目先も底固い展開が期待できそうだ。


まずは今週の高値90.83円の更新が第一の目標となるが、こちらに成功すれば

2月の高値92.16円を試す展開へと繋がる可能性も出てくるだろう。

11日東京午後の為替相場では、豪ドル円を中心に進んだ

クロス円の下落が一服し、小幅ながら切り返す展開となった。

発表が行われた中国の消費者物価指数が予想を上回る

前年比+2.7%(予想:2.5%)となり、中国の金融引き締め懸念の高まりから、

中国株が軟調な推移。

これにともない、円相場ではリスク回避の円買いが強まる場面もあったが、

欧州序盤に掛けては中国株が徐々に下げ幅を縮小する形となったため、

円高の動きは一服した。

その後はショートカバーの動きが優勢となり、午前中に下げの目立った

豪ドル円は下落分をほぼ取り戻す格好となっている。

欧米時間では、米国の新規失業保険申請件数や貿易収支以外は、

目立ったイベントが予定されていないため、中国の金融引き締めや欧州の

財政悪化に関する各国高官の発言などに、市場が敏感に反応しそうだ。

円相場では、複数の通貨ペアが重要な上値抵抗ラインを試す展開

となっており、方向感を見極める重要な局面となりそうだ。

11日午前、外為市場の豪ドル円は上値の重い展開が続いている。

先日2/22の高値82.83円を上抜けた達成感から、徐々に売りこまれていたが

豪雇用統計を受けてその下げ足を速める結果となった。

注目された同指標では失業率(予想5.3% : 結果5.3% )は変化なかったものの、

新規雇用者数では(予想1.50万人 結果0.04万人)予想を下回ったことで市場は

売りに傾斜し82円前半まで値を下げることとなっている。

その後、中国経済指標の好結果を受けアジア株に買いが目立ちリスク選好の

流れとなるかと思われたが、市場では中国消費者物価指数が予想外に

高いことを受け金融引き締めで中国景気が減速、その影響から

豪経済けん引役の資源需要が細るとの懸念が強まっており、

売り材料としてとらえられたようだ。

この流れは他のクロス円にも波及しており、豪ドル円同様弱い地合い

となっている。現状、豪ドル円は一方的な展開とはなっていないが

テクニカル的にも上値をつけたことで、いったん調整局面となることも予想されている。