FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -77ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

15日東京午前の為替相場では、英ポンド買いが一時的に強まり、

その他クロス円各通貨の下支え要因となった。

東京序盤に発表があった3月英ライトムーブ住宅価格

(結果:0.1% 前回:3.2%)が、前回より大きく落ち込む結果となり、

英ポンドの重石に。

しかし、米格付け機関ムーディーズが、英国は格付け見通し変更を

促す状況からはほど遠く、”AAA”格付けは当面は安泰との声明を出すと、

英ポンド買いにやや安心感が広がる格好となった。

英ポンド円は、137円台半ばでしっかりの推移となっており、

先週の高値(138.10円)を視野に入れた展開となっている。

一方の米ドル円は、90円台半ばで方向感なく推移。

英フィナンシャルタイムズが米国の財務状況について格付け機関が

警告と報道したが、今のところまとまった米ドル売りには繋がって

いないようだ。

マーケットには、今夜の米経済指標に焦点を合わせる取引参加者も多く、

午後の東京はやや様子見ムードが強まりそうだ。

今週の外為市場は、FOMCと日銀金融政策決定会合に注目。

存外に好結果となった米小売売上高や米雇用統計など、

FOMC前に発表された米経済指標はFRBが金融政策の

引き締めに傾く可能性を示しはじめたが、その声明文が

どういった方向性となるかまだまだ不透明な部分もあり、

その注目度は高い。

先週末、オバマ大統領より次期FRB副議長にハト派である

イエレン連銀総裁を指名する方針だと明かされるなど、

今後の動向を確かめるためにも注視したいところ。

一方の日銀金融政策決定会合は、追加の金融緩和を

打ち出してくるとの思惑から週明けより円安方向へ

クロス円を押し上げているが、もしその憶測が現実となった場合、

現状のリスク選好の流れがより加速し、豪ドル円等のオセアニア通貨は

1月中旬の高値86.11円を目指す展開もあり得るだろう。

12日午前、外為市場の米ドル円は小幅なレンジでの取引に終始している。

中国人民銀行高官からは1-3月期にインフレが進む見通しが伝えられ、

市場では利上げ観測の高まりから円買い気味に推移するも、その後、

白川日銀総裁が追加の金融緩和策を示唆する発言もあって結局

方向感のない展開となってしまったようだ。

週末ということでポジション調整に絡む取引は散見されているが、

動意を生むほどの材料に欠けている状況といえそう。

一方のクロス円通貨に関してもほぼ同様の小動き。

その中でも豪ドル円はレンジを抜けしてからというもの上値で停滞しているが、

83.50円の上値抵抗線を目前に控えテクニカル面でも頭が抑えられた格好と

なっている。