11日欧米時間の米ドル円は90円台前半を中心とした往来相場となった。
欧州序盤は、イベント前のポジション調整から米ドル買いが進行し、
一時90円台後半まで水準を上げる展開。
しかし、1月貿易収支(予想:-410億USD、結果:-373億USD)が
発表されると一転して米ドル売りに傾いた。
赤字幅は予想・前回値に比べ縮小されたが、その内容が輸出横ばい・
輸入減少と国内消費の停滞を連想させる内容であったことが嫌気されたようで、
発表後には欧州時間序盤の上昇分を吐き出し再度90円台前半まで
押し戻されている。
再度の90円台割れが懸念される形となったが、その後オバマ大統領から
今後5年間での輸出倍増を目標した「輸出促進閣僚会議」の設立をはじめ
とする包括策が打ち出され、こちらが米ドル円の下支え要因となった。
結果的には、5日移動平均線(90.30円付近)がサポートとして機能したことで、
テクニカル面から米ドル買いに対し安心感が広まる格好となっており、
目先も底固い展開が期待できそうだ。
まずは今週の高値90.83円の更新が第一の目標となるが、こちらに成功すれば
2月の高値92.16円を試す展開へと繋がる可能性も出てくるだろう。