FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -75ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

17日東京午前の為替相場は、日銀金融政策決定会合を控えて

各通貨ペアとも小幅な値動き。

米FOMCの結果を受けたアジア市場では、米国の超低金利継続が

示唆されたことが好感されて、リスク選好の動きがやや優勢となった。

日経平均を含めたアジア株が全般的に堅調な動きとなり、為替相場では

リスク志向の高まりを受けた円売りが一時的に優勢に。

ただ、日銀金融政策決定会合の発表を控えて、徐々にこう着感が強まる

展開となった。

日銀金融政策決定会合の結果は、全員一致で予想通り政策金利を

0.10%に据え置いた。注目された追加措置については、資金供給オペの

拡充(10兆円から20兆円程度に引き上げ)が決定されたが、反対した

委員が2名いたことから、期待が先行していた市場は円の買い戻しを

一時的に強めた。

15:30からは白川日銀総裁が会見を行う予定となっており、

内容に注目が集まっている。

16日の欧米外国為替市場は、高金利通貨を中心に乱高下する値動きとなった。

欧州時間序盤は、FOMCを意識したポジション調整の米ドル売りが進行、

ユーロドルを中心に高金利通貨が対米ドルで堅調な値動きとなった。

しかしながら、米国時間序盤に発表された米住宅関連指標が軒並み

事前予想を上回ると、一転して米ドル買いの動きに。

米ドル円が実需筋の売り物に上値を抑えられているのを後目に、

ユーロや豪ドルは対円でも大きく値を崩した。ところが、格付け会社S&Pが

ギリシャの格付けについて、ネガティブを維持しつつも更なる格下げ検討

(ウォッチリスト)から除外したことが材料視され、相場は再びユーロ買いへ。

ユーロ円は欧州時間序盤に示現した本日高値を124.62円まで更新した。

最も注目されていた米FOMCについては、予想通り政策金利を据え置くと共に、

金利を長期間、異例に低い水準に維持すると再確認された。

結果的には大方の予想通りであったものの、一部では米経済指標の改善を

背景に声明文の変更を期待していた向きがあっただけに、当面は米ドル売り

材料となりそうだ。

一方、本日に予定されている日銀金融政策決定会合では、追加金融緩和策が

提示されるとの話が聞かれており、キャリートレードが再開される可能性に

注意したい。特にソブリンリスクが後退したユーロや、金利正常化への道のりが

近いと噂されているNZドルは対米ドル、対円で買われやすい地合いとなっており、

さらなる上昇を期待したい。

16日午後の東京外国為替市場、米ドル円は確りの展開。

90円台前半をジリ高に進み、90円台半ばまで水準を回復している。

90.00円の大台を維持したことで、テクニカル的に米ドル買い安心感が

広まったほか、早出の欧州勢が不安材料を抱える欧州通貨に対して

米ドル買いを仕掛けたこと等が、米ドル円上昇の背景にある。

目先の展開だが、NY時間予定のFOMC政策金利発表を巡っての

取引となりそう。今回のFOMCだが、金利は据え置き予想が大勢で、

注目点は声明文において、「低金利水準を据え置く」の語頭に

「長期的に」の文言が引き続き使われるかどうか。

現状では前述の文言が引き続き使われるとの見方が強いが、

好結果の続く最近の米経済指標をみると、削除される可能性も

捨てきれない。

仮に削除されるようであれば早期利上げ期待が高まりから

米ドルが買われ、2月高値(92.18円)を目指す展開となる可能性も

出てくるだろう。

一方で欧州時間は、ユーロ円の動きに注目したい。

2月ユーロ圏消費者物価指数や2月ユーロ圏・独ZEW景況感指数の

発表があり、これらを手掛かりに動意が生まれる可能性がある。

テクニカル的には123.90円付近差し掛かる5日移動平均線を

抜け切れるかが目先の焦点で、仮に上抜けることができれば

再度125.00円を試す展開となることも考えられる。