各通貨、大きく乱高下。 | FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

16日の欧米外国為替市場は、高金利通貨を中心に乱高下する値動きとなった。

欧州時間序盤は、FOMCを意識したポジション調整の米ドル売りが進行、

ユーロドルを中心に高金利通貨が対米ドルで堅調な値動きとなった。

しかしながら、米国時間序盤に発表された米住宅関連指標が軒並み

事前予想を上回ると、一転して米ドル買いの動きに。

米ドル円が実需筋の売り物に上値を抑えられているのを後目に、

ユーロや豪ドルは対円でも大きく値を崩した。ところが、格付け会社S&Pが

ギリシャの格付けについて、ネガティブを維持しつつも更なる格下げ検討

(ウォッチリスト)から除外したことが材料視され、相場は再びユーロ買いへ。

ユーロ円は欧州時間序盤に示現した本日高値を124.62円まで更新した。

最も注目されていた米FOMCについては、予想通り政策金利を据え置くと共に、

金利を長期間、異例に低い水準に維持すると再確認された。

結果的には大方の予想通りであったものの、一部では米経済指標の改善を

背景に声明文の変更を期待していた向きがあっただけに、当面は米ドル売り

材料となりそうだ。

一方、本日に予定されている日銀金融政策決定会合では、追加金融緩和策が

提示されるとの話が聞かれており、キャリートレードが再開される可能性に

注意したい。特にソブリンリスクが後退したユーロや、金利正常化への道のりが

近いと噂されているNZドルは対米ドル、対円で買われやすい地合いとなっており、

さらなる上昇を期待したい。