FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -73ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

19日午後の東京外国為替市場において、英ポンド円が軟調な展開。

東京時間の終盤にセンタンス英政策委員により英経済が2番底に

突入する可能性が指摘され英ポンド売りを呼び込んだ。

17日の2月英失業率の好結果から、英経済に対する楽観的な見方が

広がっていたが、今回の発言で冷や水を浴びせられた格好。

英ポンド円は再度137円台を割り込み、本136.92円まで本日安値を更新している。

英国は財政悪化懸念の高まりや大手銀行のドバイ・ワールドに対する

エクスポージャーの高さ等、不安材料が多く英ポンドは弱い材料に反応

しやすい状況にある。

136.70円付近に差し掛かる21日間移動平均線が当面のサポート帯となるが、

こちらを下抜けた際は英ポンド売りに拍車がかかることも考えられる。

一方で米ドル円は90円台半ばでもみ合う展開。目立った材料が無く積極的な

取引は控えられた模様。この後も大きな材料は見当たらず、欧米時間中も

ポジション調整中心の取引となる可能性が高そう。ただ、仮に英ポンド円の

下落が加速し他の通貨ペアへも円買いが波及するようであれば、再度90円台割れを

試すことも考えられその点には注意が必要だろう。

19日東京午前の為替相場は、全般的に方向感を欠く展開。


ギリシャ問題の不透明感が増すなか、マーケットではリスクテイクに

慎重な姿勢が強まっており、株価や資源価格は上値の重い推移と

なっている。


市場では、このままギリシャ救済について具体的な対策がまとまらないと、

ユーロに対する売り圧力が強まるとの見方が多くなっており、この問題に

関するユーロ圏の各国の動きに注目が集まる。


ユーロ円も、今週はじりじりと上値を切り下げてきており、下値不安を

抱えたままの状況が続いている。


その他のクロス円各通貨は、中国当局から人民元上昇に関する

ストレステストには関与していないとの発言を受けて、やや絵円売りに

反応する場面もあったが、一方的な展開になっておらず、積極的な

動きは手控えられているようだ。米ドル円も90円台前半を中心に小幅な

値動きが継続。


アジア市場では、FRBによる公定歩合引き上げの噂についてはあまり

材料視されていないものの、目先の不安定要素としては意識されているようだ。


18日の欧米外国為替市場の米ドル円相場は、往って来いの動きとなった。

ギリシャ問題が蒸し返され、欧州時間序盤に90円割れまで値を崩していた
米ドル円は、その後ギリシャ首相の発言(我々はデフォルトにはならない)を
受けて下値を支えられる格好。また、財政当局がIMFへの支援要請を否定
した事も有り、リスク回避の円買いが急速に巻き戻される形となった。

その後NY時間に発表された3月フィラデルフィア地区連銀業況指数が強い内容
(予想:17.0 結果18.9)となると、さらに円安が進行、米ドル円は90.81円まで
本日高値を更新した。しかしながら、FRBが公定歩合を引き上げるとの噂が
突如舞い込むと流れは一変、再び90円台前半まで押し戻される結果となった。

米債券市場では利回りが上昇、米早期利上げ期待が高まる格好となったが、
NYダウ平均株価が8日続伸となったため、豪ドル円などの高金利通貨は引けに
かけてやや値を戻す動きとなったようだ。

本日は主だった経済指標の発表も予定されておらず、比較的落ち着いた
値動きとなる事が予想されるが、テクニカル的にはNZドル円の上昇に
期待したい。約2ヵ月間に亘って続いたレンジ相場から脱却しつつあり、
同時に年初来安値からの半値戻しを達成、年初来高値である68.60円を
視野に入れた相場展開となる可能性がある。短期的に抵抗線である65円を
クリア出来れば、大きく上値余地が広がりそうだ。