FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -71ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

24日の欧米市場は米ドル円が急上昇することとなった。

ギリシャ問題に揺れるユーロはさらなる追い打ちとして、格付け大手の

フィッチがポルトガルの格付けを「AA」から「AAマイナス」に引き下げた

ことを受け、ギリシャに続く連鎖的なユーロ信用不安を嫌気した投機筋により

ユーロが売られ米ドルを買う動きが見られ、それが米ドル円の急反発を呼び

込んだ模様。

長らく上値を抑えていた200日移動平均線(91円半ばに位置)を越え、

さらに2/19の高値92.16円も抜いたことでテクニカル、ファンダメンタルズ両面から

買い意欲が出る格好となっている。

この流れは本日発表された米経済指標の弱材料をものともしない動きを

みせたことで、市場関係者も1/8の高値93.68円を既に目指す体制に

はいったと見る向きも出ており、しばらく底堅い展開となりそうか。

一方のクロス円は米ドル円の上昇につられ底堅い推移。

米ドル円の上昇がこのまま長期化した場合、それぞれレンジの上値を

目指す展開となりそうだ。

24日東京午後の為替相場では、ユーロがやや軟調に推移。

明日25日から開催が予定されているEU首脳会議を控え、

ギリシャ救済について関係国の足並みがそろっていないとの懸念が強まり、

ユーロが売られる展開となった。

市場では、ユーロ圏の中心的存在であるドイツが、EU首脳会議を前に

ギリシャ問題に関するネガティブな発言を強めており、不安定要素として

意識されているようだ。

アジア株も全般的に上昇したものの、上値の重さが目立っており、

リスクテイクに慎重な姿勢が窺える。欧州序盤には独PMIの発表があり、

予想を上回る強い内容からマーケットは円売りに傾いている。

ただ、欧米時間には、米国の新築住宅販売件数や耐久財受注などの

重要指標が目白押しとなっており、警戒する動きから発表までは

一方的な展開にはなりにくそうだ。

23日の欧米市場では、昨日に引き続きギリシャ問題に振り回される

格好となった。独有力紙による報道ではドイツとフランスがギリシャの

財政復興支援をIMFに依存することで同意したとの報道や、

ギリシャ中銀総裁は自力での資金調達は可能とコメントすると同時に、

今年のGDPは最大マイナス2%に落ち込む可能性を示すなど

その論拠が定まらないことなどから、クロス円相場も一喜一憂あるものの、

基本上値の重い状況となっているようだ。


市場が期待するような具体的な支援策に統一性はなく

ユーロ各国の思惑が交錯するなか、EU全体の政治を含めた不透明感が

ユーロ売りとなっていることで、積極的な買いが難しいと言えそうだ。


一方の米ドル円は、米経済指標の好結果を受け、NYダウが100ドルを超える

上昇をみせたことで小幅高に推移。レンジの下値90円前半では21日間

移動平均線もサポートされており、下値はしばらく底堅く推移しそうだ。