FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -70ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

今週の外国為替市場は、ユーロの上昇余地を確認する展開となりそうだ。


先週のユーロ圏首脳会合で、ギリシャ支援に関する合意がなされ、

一連の財政不安問題は収束に向かいつつある。

フィッチが格下げを断行したポルトガルの信用格付けについても、

S&Pが格付けを維持したことから落ち着きを取り戻しつつあると言えよう。


CFTC(全米先物取引委員会)から発表される通貨先物取引の建玉情報

によれば、23日時点での投機的ユーロ売りポジションは約7.5万枚の

ネットショートで、過去最大の規模となっている。


先週末の引け値が1.3407と23日の終値(1.3502)より低い事に鑑みれば、

ユーロの買い戻し余地は大きいと考えるべきだろう。

4月から始まるギリシャ国債の償還に関して懐疑的な見方も僅かに

燻っているが、ひとまずは強い地合いとなりそうだ。


ユーロ円については年初来高値(134.40円)と年初来安値(119.65円)から

起算した38.2%戻しの水準(125.28円)や、心理的節目である125円が

壁となっているが、日足終値ベースで同水準を回復できれば上値余地は

大きく広がる。同半値戻しにあたる127.03円を目標とした値動きも視野に

入れて置きたいところか。


今週の注目材料は、何といっても2日に予定される米雇用統計だろう。

事前予想は、失業率こそ前回と同率(9.7%)だが、非農業部門雇用者数は

+19万人オーバーが期待されている。大雪の影響で弱い数字となった

前月からの反動を考慮しても強い数字となっているため、良くも悪くも

外為相場へ大きな影響を与えそうだ。



26日午前の東京外国為替市場は各通貨とも小幅な値動きとなった。

目立った材料がなく、積極的に取引をする向きは少ないようだ。

米ドル円は92円台半ばでの推移。昨日上昇分のポジション調整もあり、

上値の重さが目立つ格好。

週末でもあるため、欧州勢が入り始めた後、再度調整安が進む

可能性はある。ただ、昨年4月を起点としたレジスタンスラインを明確に

上抜けていることでテクニカル的な地合いが強くなっており、

大きく値を崩す展開には繋がり難そう。

前述したレジスタンスライン(91.70円付近)が転じてサポートとして

機能するかが目先の注目点となるだろう。

25日の欧米相場は各通貨共に往って来いの相場つきとなった。

ギリシャ支援問題で独首脳が最終的にはIMFによる支援と

2国間融資の二本立てでの援助を支持すると発言があったことで、

欧米株式市場(独DAXは年初来を更新)が上昇し、つられて

クロス円全般で買いが先行。

だがその後、ECBトリシェ総裁が「IMFによるギリシャ支援をするべき

ではない」と発言したとの報があり、一転売り込まれることとなったという。

現状、結果の見えないユーログループ会合の決着が待たれる中、

積み上げられた買いポジションを調整する動きにも下落に拍車をかけている。

市場関係者の間では声明等の正式発表を前に投機的な動きもみられているが、

ユーロとポンドを除くクロス円は、テクニカル的に年初来高値を目指す

格好となっておりEU会合の結果如何によっては引き続き底堅い推移となる

との声も挙がっており、引き続き注視していきたいところだ。