FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -69ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

30日午後の東京外国為替市場は、円売り優勢の展開。


日経平均株価が前日比100円を超える上昇で引けたように、

全般にリスク選好の動きが目立った。クロス円各通貨は軒並み

堅調に推移したが、中でも目立つ動きをしたのがユーロ円。


125円台前半に並ぶ、ユーロ買いを誘発するストップ注文を

巻き込む形で急騰し、一時125.47円まで今月の高値を更新した。

高値更新後、達成感から利益確定のユーロ売りが進み再度124円台

後半まで押し戻されているものの、ここ2か月程強い抵抗帯となっていた

125円台前半を一時的にでも上抜けたことは目先ユーロ買いの支援材料と

なるかもしれない。


同水準は2月初旬を起点とした「逆ヘッドアンドショルダー」のネックラインにあたり、

もしも終値ベースでの上抜けに成功した際は、「逆ヘッドアンドショルダー」完成

との判断から、中期的な上昇トレンドの形成につながることも考えられるだろう。


一方の米ドル円は95円台前半から半ばで方向感の乏しい展開。

週末に3月米雇用統計が控えることもあり、一方にポジションを傾けにくい

状況にあるようだ。雇用統計のヒントになる指標も発表は明日以降で、

目先も動意の薄い展開が続きそうか。


30日午前の東京外国為替市場は、朝方より円が主要通貨に

対して買われたものの、その後反転し、往って来いの動きとなった。

昨日の上昇局面において、ユーロ円は125円、豪ドル円は85円の

大台にそれぞれ定着出来なかったことから、序盤は本邦投機筋を

中心にポジション調整の円買い戻しが見られた。

仲値にかけて、ユーロ円が124.18円、豪ドル円が84.48円まで、

それぞれ安値を更新したが、その後は日経平均株価の上昇を

背景にリスクテイクの動きが戻り、朝方の水準を回復する展開と

なっている。

とは言え、発表された本邦経済指標は強弱入り混じる内容

(失業率:予想5.0%⇒結果4.9% 鉱工業生産:予想前月比-0.5%

⇒結果-0.9%)となったため、目先はテクニカル主導での動きとなりそう。

上値の重さが意識されている現状、短期的にみても5日移動平均線の

差し掛かる水準(ユーロ円:123.81円 豪ドル円:84.20円)程度までの

下落は視野に入れて置きたいところか。

29日の欧米時間では、豪ドルが堅調に推移。ギリシャ支援の合意を

受けたリスク選好の動きから、資源国通貨買いが先行。


さらに、来週6日に予定されている豪準備銀行(RBA)理事会において、

追加利上げが行われるとの見方が一部で強まり、豪ドルの押し上げ

要因となった。


これは、スティーブンス総裁をはじめとした複数のRBA高官が、

追加利上げを示唆するコメントを出しており、一部のアナリストの間で

4月の利上げを予想が出ている。豪ドル円は、高値を84.93円まで更新し

約2か月半ぶりの水準まで上昇。今週は、31日に2月小売売上高の

発表も控えており、内容が良ければ年初来高値である86.22円を

試す動きとなりそうだ。


その他のクロス円各通貨においては、全般的に堅調さを維持する

格好となっているが、ユーロ円が125.00円付近の壁に一旦は

阻まれるなど、上値の重さも意識され始めている。


一方の米ドル円は92円台半ばで方向感なく推移。米ドルは2日の

米雇用統計への警戒感が強く、どちらにも仕掛けにくい状況となっている。

ギリシャ問題が一先ず落ち着くなど、市場はリスクテイクへ積極的な

姿勢を見せ始めている。ただ、人民元問題を巡ってぎくしゃくした米中関係や、

ポルトガルやスペインなどの新たなユーロ圏の火種を警戒する声もあり、

株価は全般的に伸び悩んでおり、マーケットはまだまだ強き一辺倒には

いかいない模様だ。