FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -68ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

1日の欧米市場では円売りが加速した。マーケットの注目を集めていた

3月米ISM製造業景況指数(予想:57.0 結果:59.6)が2004年6月以来の

好結果を記録。


米ドル円は、一時94.05円まで高値を更新するなど堅調な推移となった。

このポジティブサプライズをきっかけに、NYダウが上昇するなどリスク選好の

動きが強まり、円相場ではクロス円各通貨も資源国通貨を中心に上伸した。


豪ドル円は年初来高値だった86.22円を突破し、86.56円まで急伸。

また、NY原油価格の上昇などがサポート要因となった加ドル円も、

年初来高値を93.27円まで伸ばすなど強さを見せた。


市場では、世界的な経済指標の改善傾向を受けて楽観ムードが強まりつつあり、

リスクテイクに積極的な動きが広まり始めている。

ただ、好調だった米ISM製造業景況指数の構成項目である雇用指数は、

前回より悪化しており、2日の米雇用統計にやや不安を残す形に。


明日からのースター休暇で欧米の主要市場が休場となることから、

米雇用統計の発表後は相場が荒れるとの見方もあり、警戒感が強まっている。


31日欧米時間の為替相場では、円が全般的に弱含む展開。


欧州時間は、株価の上昇を受けてリスク選好ムードが強まり、

円売りの流れに。米国時間は、2日の米雇用統計の前哨戦となる

ADP雇用統計に注目が集まったが、予想(4.0万人)を大きく下回る

-2.3万人となり、一時的にリスク回避の円買い戻しが強まった。


円相場では、米ドル円とクロス円各通貨ともに上値を削る格好となったが、

全般的に下げ渋る動きとなり、NY中盤に掛けて反発。

日本の新年度で外貨投資が拡大するとの思惑から、ファンド勢を

中心とした円売りが膨らみ、クロス円各通貨を中心に上値を伸ばした。


特にテクニカル面の強さから、ユーロ円が上昇を加速させており、

一時126円台半ばまで水準を上げている。

一方の米ドル円は、ADP雇用統計の悪い結果を受けて92円台後半まで

軟化したが、クロス円の上昇などが下支えとなり、93円台を再び回復した。

年初来高値(93.68円)を視野に入れた展開が続いており、突破すると

一段の上値余地が出てきそうだ。


1日は、注目の日銀短観が発表される。前回よりも改善することが

予想されているが、仮に弱い内容となると、追加の金融緩和策への

思惑が強まりやすく、円は一段と弱含む可能性もありそうだ。


30日の欧米市場では、米ドルの買い戻しが優勢。

注目を集めていた1月S&P/ケース・シラー住宅価格指数が前回から

大きく改善し、3月消費者信頼感指数も予想を上回る内容となったことが

米ドルの支援材料となった。

強い経済指標を受けた米ドル円は、1/8以来の93円台(高値:93.03円)を記録。

ただ。93.00円付近ではオプションに絡む米ドルの防戦売りも強まり、

すぐに押し戻される展開となった。市場では、経済指標の改善傾向から

米経済に楽観的な見方が広まりつつあり、米ドル買いに勢いが出始めて

いるようだ。

米ドル円は、年初来高値である93.68円が視野入りしており、このレベルを

明確に上抜けるかがポイントとなりそうだ。いずれにしても、2日の米雇用統計の

内容次第といった声が多く、徐々に警戒感が強まっている。

一方のクロス円各通貨も、米ドル円の上昇に支えられ全般的に堅調な

推移となった。重要なレジスタンスを一時的に上抜けていたユーロ円は、

利益確定の売りに押されて124円台半ばまで失速。

一時的に85円台半ばまで上値を伸ばしていた豪ドル円は、31日の小売売上高が

マイナス圏へ転落するとの憶測が一部で広がり、上値を抑えられる格好となった。

円相場は全般的に円売りが継続する流れとなっているが、高値警戒感も

燻り始めており注意したいところ。

各通貨ペアとも、重要な節目を試す動きとなっており、目先の方向感を

見極める局面となりつつある。