30日の欧米市場では、米ドルの買い戻しが優勢。
注目を集めていた1月S&P/ケース・シラー住宅価格指数が前回から
大きく改善し、3月消費者信頼感指数も予想を上回る内容となったことが
米ドルの支援材料となった。
強い経済指標を受けた米ドル円は、1/8以来の93円台(高値:93.03円)を記録。
ただ。93.00円付近ではオプションに絡む米ドルの防戦売りも強まり、
すぐに押し戻される展開となった。市場では、経済指標の改善傾向から
米経済に楽観的な見方が広まりつつあり、米ドル買いに勢いが出始めて
いるようだ。
米ドル円は、年初来高値である93.68円が視野入りしており、このレベルを
明確に上抜けるかがポイントとなりそうだ。いずれにしても、2日の米雇用統計の
内容次第といった声が多く、徐々に警戒感が強まっている。
一方のクロス円各通貨も、米ドル円の上昇に支えられ全般的に堅調な
推移となった。重要なレジスタンスを一時的に上抜けていたユーロ円は、
利益確定の売りに押されて124円台半ばまで失速。
一時的に85円台半ばまで上値を伸ばしていた豪ドル円は、31日の小売売上高が
マイナス圏へ転落するとの憶測が一部で広がり、上値を抑えられる格好となった。
円相場は全般的に円売りが継続する流れとなっているが、高値警戒感も
燻り始めており注意したいところ。
各通貨ペアとも、重要な節目を試す動きとなっており、目先の方向感を
見極める局面となりつつある。