29日の欧米時間では、豪ドルが堅調に推移。ギリシャ支援の合意を
受けたリスク選好の動きから、資源国通貨買いが先行。
さらに、来週6日に予定されている豪準備銀行(RBA)理事会において、
追加利上げが行われるとの見方が一部で強まり、豪ドルの押し上げ
要因となった。
これは、スティーブンス総裁をはじめとした複数のRBA高官が、
追加利上げを示唆するコメントを出しており、一部のアナリストの間で
4月の利上げを予想が出ている。豪ドル円は、高値を84.93円まで更新し
約2か月半ぶりの水準まで上昇。今週は、31日に2月小売売上高の
発表も控えており、内容が良ければ年初来高値である86.22円を
試す動きとなりそうだ。
その他のクロス円各通貨においては、全般的に堅調さを維持する
格好となっているが、ユーロ円が125.00円付近の壁に一旦は
阻まれるなど、上値の重さも意識され始めている。
一方の米ドル円は92円台半ばで方向感なく推移。米ドルは2日の
米雇用統計への警戒感が強く、どちらにも仕掛けにくい状況となっている。
ギリシャ問題が一先ず落ち着くなど、市場はリスクテイクへ積極的な
姿勢を見せ始めている。ただ、人民元問題を巡ってぎくしゃくした米中関係や、
ポルトガルやスペインなどの新たなユーロ圏の火種を警戒する声もあり、
株価は全般的に伸び悩んでおり、マーケットはまだまだ強き一辺倒には
いかいない模様だ。