FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -61ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

19日欧米市場のクロス円は東京時間から一転底堅い推移となり、

本日始値に比べプラス圏で引けることとなった。


欧州全域に広まった火山灰による影響や、ゴールドマンサックスの

追訴からリスク回避の流れとなっていたが、20日から飛行可能空域を

設定し緩和措置を取ることがEU間で合意されたことや、米証券取引委員会

によるゴールドマン・サックスの訴追の票決で賛成・反対が拮抗したこと、

米シティグループが不良債権処理にかかるコストが削減されたことで

好決算となったことをうけ、クロス円全般買い戻されたことが背景。


市場ではリスク回避の流れが弱まったことで再び買い意欲が戻っており、

下値では早くも押し目買いを狙う動きも出ているという。

特に豪ドル円などは本日オープンと同時に窓を開けて始まっていたが、

早々に埋めてきたこともありテクニカル的にも底堅い展開となりそうだ。


19日午前の東京外国為替市場、米ドル円・クロス円各通貨は

上値の重い展開となった。


米証券取引委員会によるゴールドマン・サックスの提訴報道が

尾を引き、各通貨とも下方へ窓を開けてのスタートとなったが

その窓を埋め切れない展開が続いている。


また、日経平均株価が前日比200円以上のマイナスと大幅に

値を削ったように、リスク回避に動く参加者も増えており、

午後も同様の展開が続く可能性が高そう。


気をつけたいのが英総選挙の動向等、不透明感の強い材料を

抱える英ポンド円の動き。


本日明けた窓の幅も80銭と他通貨ペアに比べても特に大きく、

地合いの弱さが際立っている。

大台140.00円を維持できるかどうかが焦点だが、仮に割り込む

形となれば今年3月安値と4月高値の半値押しの水準(138.50円付近)まで

下値余地が広がることが予想される。


先週末、米証券取引委員会(SEC)が債務担保証券(CDO)の

取り引きについてゴールドマン・サックスを提訴したことがリスク

回避の動きを呼び込んだが、今週もこのニュースに絡む話題が

引き続き相場を動かす可能性がある。


一部報道によれば、SECはCDO以外の商品に関する調査も

進めるとのことで、進展次第で新たな問題が浮かび上がる可能性もあり、

市場の警戒感を高めているようだ。


20日にはゴールドマン・サックスの第1四半期決算発表も予定され、

こちらも注目だろう。テクニカル的にみると、クロス円各通貨は軒並み

下方に窓を開けてのスタートとなっているように、全般に地合いの弱さが目立つ。


早期に窓を埋めることができなければ、さらに下値を拡大させる可能性が

高まるだろう。特に注意をしたいのが英ポンド円。21日のBOE議事録や

英雇用統計をはじめとして週を通して重要指標の発表が相次ぐ上、

大台140.00というテクニカル的な節目も近く、展開次第では他のクロス円

通貨へも影響を与える動きとなることも考えられそう。