FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -59ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

27日午前の東京外国為替市場は、円買い優勢の展開。

日経平均株価をはじめとしたアジア株が上値の重い推移を見せるなか、

リスク回避の円買いが進んだ格好か。豪ドル円は再度86円台へ

押し戻され本日安値を86.66円とした。

強い内容となった第1四半期生産者物価指数(予想:前年比-0.6%、

結果:前年比-0.1%)発表後も豪ドル買いは進んでおらず、

目先も上値の重い展開が続く可能性が高そう。

21日間移動平均線が差し掛かる86.50円付近が短期的な下値目途となるが、

仮にこちらを割り込んだ際は下落に拍車が掛かることも考えられ注意をして

おきたい。

一方の米ドル円は93.80円台後半での値動き。目立った材料こそないが、

株安等が嫌気され上値の重さが目立つ。

こちらの21日移動平均線は93.41円付近に掛かっており、

短期的な下値目標として意識されそうだ。

26日欧米時間の為替相場は、全般的に方向感を欠く展開。


ギリシャ救済を巡って、メルケル独首相が緊急財政措置を求める

発言を行ったことや、支援にあたってはギリシャの赤字削減が

重要との認識を示した。


これを受けたマーケットでは、ギリシャ救済への不透明感が残る形となり、

ユーロが一時的に売られる展開。ユーロ円は125円台前半まで水準を

下げる場面があったが、好調な決算に支えられる形で欧米株が

好調なスタートとなったことから、一旦は支えられる格好となっている。


ただ、NY終盤に掛けては、ウェーバー独連銀総裁が第一四半期

GDPが悪い内容となる可能性を改めて示唆したことなどから、

ユーロの上値は抑えられる形に。


また米金融規制法案への懸念からNYダウが金融株を

中心に売られる展開となったため、円相場でもリスク回避の円買い戻しが

じりじりと優勢となった。


市場では、目先の重要イベントであるFOMC政策金利発表への

警戒感もあるため、一部で様子見ムードも強まっており、

為替相場はややこう着感も漂い始めている。

今週は週を通して重要イベントが目白押しだ。まずは29日の

FOMC政策金利発表。

金利は据え置き予想が大勢だが、声明文の内容によって利上げ観測に

変化が出れば米ドルの動意付けになる可能性はある。

現在の金利水準の継続期間について「長期間」という文言が使われるか

どうかが焦点となる。

尚、同日にNZ中銀が、30日には日銀がそれぞれ政策金利を発表する。

こちらも各中銀総裁の声明内容に注目したい。

他では、次回会合での利上げに不透明感が出はじめた豪州や追加利

下げ観測の燻る南アの消費者物価指数(どちらも28日)、トリシェ総裁

(26日・27日・29日)をはじめとしたユーロ圏通貨当局者の講演等。

ギリシャ問題が佳境に入ったこともあり、ユーロ圏通貨当局者の講演は

特に重要となる。内容次第では、ユーロ円が他のクロス円通貨を主導する

動きとなることも考えられそうだ。