FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -58ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

28日午前の東京外国為替市場において、豪ドル円が確りとした

展開となっている。

予想を上回った第1四半期消費者物価指数(予想:前年比+2.8%、

結果:前年比+2.9%)を好感した豪ドル買いが集まり、

85円台後半へと水準を上げている。

今回の結果で、再び5月会合での利上げ期待が盛り返されており、

目先も確りとした展開が予想される。

短期的には5日・21日間移動平均線が集まる86.50円付近が

上値の目標となるだろう。

尚、ギリシャ問題の深刻化から下落が懸念されたアジア株の動向だが、

やはり総じて軟調な推移を見せている。ただ、この動きはすでに

織り込み済みのようで、リスク回避的な円買いが進む展開には

至っていない。

そのため、米ドル円や豪ドル円以外のクロス円通貨についても、

円ロングポジションの巻き戻しから午後は底固い推移が期待できそうだ。

27日の欧米時間は、リスク回避の動きが強まり円が全面高の展開となった。

欧州時間は、ギリシャ救済の不透明感から、市場はリスクテイクに

消極的な姿勢となり、円相場ではクロス円各通貨を中心に上値の重い

推移が継続。

米国時間に入ると、予想外の強さを見せた4月米消費者信頼感指数

(予想:53.5 結果:57.9)を受けて、市場のセンチメント改善が期待されたものの、

格付け機関 S&Pによるポルトガルの長期債格付け・短期債格付けの引き下げ

報道に打ち消される形となった。

この報道を受けて、ユーロが急落。続けて、ギリシャのソブリン格付けも

引き下げられ、ジャンク級となったことが嫌気され、市場はリスク回避の

動きを加速させた。NYダウは200ドル超える下落、NY原油も2ドル近い

下げとなった。

円相場では円の買い戻しが強まり、米ドル円が93円台前半、

ユーロ円が122円台後半まで水準を下げるなど、大きく円高が進んだ。

NY引けにかけては小幅に反発する場面もあったが、ユーロ圏高官の

ギリシャを援護するコメントもそれほど効果はなく、再び下値を試す

動きとなっている。

マーケットでは一先ずアジア勢の反応を見極めたいとの声もあり、注目したいところだ。

27日午後の外国為替市場は、引き続き上値の重い展開となっている。

ドイツ債とギリシャ債の格差が過去最高水準に拡大していることは

いつものことだが、ドイツ高官から「ギリシャの赤字削減が十分でない場合、

ギリシャ支援を拒否する可能性がある」と発言したことでリスク回避の観点から

売り圧力が増大。

ドイツは来月にかけて州議会選挙を控えていることで、ギリシャ支援に

反対する国民感情に配慮せざるを得ない状況にあることが強く示されたことが

嫌気されているようだ。

各通貨ともに直近の高値を試し、達成感から売り圧力が増大していることも

背景にはあるだろう。

その後、民主党小沢幹事長が政治資金問題が再捜査されることが

大手報道機関から発表されたことで、円売りの動きも一瞬みられたが、

一時的な動きに過ぎなかったことを鑑みると、再びレンジの下値を探る展開

となる可能性は否定できない。