FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -53ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

12日午前の外国為替市場は各通貨もみ合いでの推移が続いている。

日本時間序盤にオバマ大統領とスペイン首相で行われた電話会談は、

欧州財政問題がスペインへ飛び火しないよう経済改革を

断行するよう要請。

現状、スペインではIMFとEUの緊急支援措置を利用する予定はないと

しているが、こういった突発的に発生する政府高官などによる新規材料に

対応するため、積極的な動きが見られず様子見気配となっていることが

背景にはあるようだ。

今後の展開としては、各通貨ともに下値押しは一旦落ち着いているが、

テクニカル面では徐々に上値を切り下げていることから、短期的な

上値抵抗線を形成しつつある通貨もみられるため注意が必要との声も。

先日の急落時に比べ下値での買い意欲はみられるが、それがどこまで

続くかは依然疑問視されるレベルとの声は依然根強い。

11日の欧米外国為替市場は、各通貨株価にらみの方向感の
ない展開であった。NYダウはマイナスサイドで寄り付いたが、
一時100ドルを超えるプラスに転 じ米ドル円は93円台まで値を戻し、
ドル円・クロス円共に円売りが強まった。


しかしNY終盤にかけては、NYダウが上げ幅を削ったことにより
失速する展開 となった。


一方、ポンド円ではブラウン英首相の辞任発表があり、
次期政権への期待感から、本日の高値139.70円まで値を伸ばす展開となった。
保守党のキャメロン党首が新首相に任命され、新政権が財政赤字削減に

取り組むことへの思惑がリスク回避の動きを後退させ、米ドルとユーロに対しても
ポンド買いの動きとなった。


保守党と自由民主党による連立政権が樹立する場合、
ポンドの更なる上値が期待できるであろう。

11日午後の東京外国為替市場は、円買い優勢の展開。

軟調なアジア株、PIIGS諸国の財政懸念、英国の政治的空白等、

リスク回避を連想させる材料が並ぶなか、上値の重い推移が

続いていたが、東京時間の終盤、薄くなった市場を狙った

仕掛け的な円買いが進み、米ドル円・クロス円各通貨が急速に下値を

削り始めた。

今回も相場を主導したのはユーロ円で、短期的なサポートとして

期待された117.80円付近(昨日の安値水準)を下回ると下落に

拍車がかかり、本日安値を117.19円まで更新した。

安値更新後、利益確定のユーロ買いから117円台後半へ水準を

戻しているものの、アジア株に続き軟調な推移を示している

欧州株や時間外取引におけるダウ平均先物をみると、

再度下値を攻める動きが始まる可能性もあるだろう。

一旦は先週末の終値である116.35円を目標に「窓埋め」を

完成させる展開となることが予想される。

一方の米ドル円も上値の重い展開。ユーロ円の急落に歩幅を

合わせる形で値を削り、本日安値を92.31円とした。

この水準に差し掛かる5日間移動平均線が、サポートとして

機能した格好だが、ユーロ円同様に欧米株の軟調推移をみると

欧州時間中に再度同水準を試す可能性も残されている。

こちらを維持できるかどうかが、目先の焦点となるだろう。